表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この異世界は悪意しかない!  作者: 浅見青松
第5章 アルージ国編
150/161

16


ヨキ達はホイホイから戦況の報告を受け取った。被害は最少に抑えられ、襲撃を受けきったようだ。

勝算はあり、信頼はしていたものの、実際の報告を聞いてヨキは胸を()で下ろした。


「あっちもタヌキ、キツネ族がかなりたくさん混じってたみたいね」


「タヌキ、キツネ、増量中か」


「亜人の中には魔法使いがいなかったようね」

ビョウブは思考を(めぐ)らせた。


「それは魔法で制圧するつもりがなかったってことか?」


「それもあるけど、我々に魔法が効かないということを分かっているってことね」


ヨキ達は目から(うろこ)といった様子で感心した。

毎度のことながらビョウブの冷静で鋭い考察に驚かされる。


「だからこそレイチョウはまともに私たちと戦わなかったと言えるわ」


「我々を恐れてる、ってことかな」


「そりゃそうよ。魔法で天下を取ったのに、それが一切無効されるなんて青天の霹靂(へきれき)の大事件だもの。


そして自分がやられたら完全に悪意の世界は終わる。相当に危機感を(いだ)いているはずよ」


ビョウブはヨキに提案した。


「一度戻ったほうがいいんじゃない? 亜人からの情報を得るためにも」


ヨキは振り返った。


「みんなはどう思う?」


カナは賛同した。

「そうだね、体勢を立て直すほうがいいね」


ブヒゾウとブヒタロウも賛同した。

「闇雲に探すのは大変かと」

「急がば回れでげす」


「そうだな、ケージもそれでいいか?」


ケージは髪の毛を人差し指で巻いた。


「いいよぉ。でも、帰れるかなぁ」


「えっ?」


宮殿が突如、激しく揺れ出した。

出入り口から大量の亜人が入り込んできた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ