第二死 倒せないよ。あのレグルス。何回やっても倒せない。 前編
『 Result 』
12054P NEW RECORD!!
報酬 女神の息吹 :ステータスの成長にBONUS+100%
力 150+125+125(BONUS)
魔力 260+221+221(BONUS)
体力 127+104+104(BONUS)
すばやさ 182+152+152(BONUS)
女神の祝福
【世界平和】Lv003
【神官】Lv001
【呪術師】Lv001
【魔法使い】Lv001
【生物学者】Lv001
【魔導士】Lv002
【賢者】Lv002
スキル
危険察知 V スキルアップ
隠密 V スキルアップ
投擲 V スキルアップ
暗殺 IV スキルアップ
魔法合成 IV スキルアップ
魔法操作 IV スキルアップ
帯電 III
魔導 III スキルアップ
耐火 I
必殺技
雷撃槍→ 雷神龍撃槍
魔法
初級回復魔法
初級呪魔法
初級解呪魔法
呪毒魔法
解呪毒魔法
初級属性魔法(火水氷土雷風)
中級属性魔法(火水氷土雷風)
上級属性魔法(火水氷土雷風)
爆裂魔法
魔法封印
解魔法封印
魔導
浮遊 MAX
雷神降臨 I
探知 I
『 残り時間45秒 』
は?
いやいやいやいや。そんなんずるいやん。
すんごく平和な3年間だった訳だし、明日は卒業式だったんだよ? そりゃ油断もするでしょ。
だいたいリゲルもリゲルよ。
普通死ぬ? 仮にも剣聖から直々に稽古してもらってるのにあっさり死ぬ?
しかも私がたどり着く前に死んじゃうワケ?
相手がどんな奴かも見れなかったんですけど。
「あ、あれは〇〇!!!」
「つよそう!!」
「ほんとだ。つよい。やっぱりだめだ。すぴかすまーん! じつはきみのことが~~~~」
「り、りげる~~~~」
とかそういうイベントがあってから普通は死ぬでしょ?
敵がめちゃめちゃ強かったとか、もの凄くずるい事したとか、色々考えられるけど、流石に今回はリゲルにも怒りたい。
小一時間問い詰めたい。
「私の見てないところで勝手に死ぬんじゃない!!!!」
ハァハァハァハァハァ……
ともかく、ヒントはカペラの言っていた『暴竜族』のみ。
どんな奴らかわからないけど、リゲルを助ける方法を考えなきゃね。
それにしてもResultさん。ファンファーレがギュイーンギュイーンって激しい感じの曲調に変わったね。
やっぱりTHIRD SEASONだから盛り上げて行こうって感じ? GYUNGYUNNNNNNNNNNN!!
ノリノリのResultさんは置いておいて、まずポイント。なんと12054P ☆NEW RECORD☆!!
このポイントの仕組みはちょっと理解。
リゲルが『死ぬはずだった瞬間』から計算して、生きている時間が長いほどポイントが多く貰える。
一回死ぬとその時が『死ぬはずの瞬間』に更新されるって仕組みだと思う。
そして今回はなんと!!!! すごい報酬が!!!デデーーーーーーン!!GYUIIIIIIIINNN!
『女神の息吹』:ステータスの成長にBONUS+100%
コレやばくない!!! 魔力なんて400以上増えてる!
実際には「前回までの合計+今回Result前まで+ボーナス」って表記だから、おまけで増えたのは200位事だけど凄いよね。
あーこれであの本やその本も読めるかもしれない。確認しなくちゃ!
えーっと後は、上級属性魔法が増えて、魔導の項目が増えたって感じかな。
魔導はスキルアップ系か……もっと使っておけばよかった。
特に『雷神降臨』。効果が自体が上がるのか、効果時間が延びるのかはわからないけど、これは絶対スキル上げしとかないとね。
普段から積極的に使っていこう。
よし、Result確認ピッタリ45秒。
Resultさん45秒にしてくれてありがとう。
GYUNNGYUNNNNNNNNNNN!!
へ、返事した? 気のせいか……
眩しい光に包まれて、私は目を閉じる。
やがて眩しい光が治まると、そこは大聖堂で、目の前にはねじり鉢巻きをしたハダル神父がニコニコしていた。
「ヘイ! ラッシャッシャセ! ナンニシヤスか! スピカはん」
「あ、えっと【賢者】一つお願いします」
思わずのってしまったけど、これ何? ハダル神父がずっと手をニギニギしてるんですけど。
「おっと、お客さんサーセン。今日は【賢者】を切らしちまってるんでさぁ。生きのいい【神官】なんてネタも入ってやすが……どや?」
「どやじゃなくて。祈りが品切れるとかないでしょ」
「ははぁん…嬢ちゃんでもイけるようにちゃんとサビ抜いときますよ(小声)」
「子供じゃないっつーの。ともかく私の願いは【賢者】わかったらさっさと握って!!じゃなくて願って!」
「へ、ヘイ! サビは抜いときますかい?」
「……さ、サビは抜きでいいわよ……辛いの苦手だし」
「サビ抜き【賢者】一丁!!!」
ハダル神父がサビ抜き【賢者】を注文……じゃなくて守護女神トレミー様へ祈る。
守護女神トレミー様の方から酸っぱい匂いの風が吹き、トレミー様の像はなんかムシャムシャ食べていた。……様な気がする。
今回も私の願いは【賢者】サビ抜き。
魔力が上がった事で、色々な本が読めることを期待しよう。
第一目標は3年後にやってくる「暴竜族」からリゲルを何とかして助ける事。(何が起きたのかはしらないけど)
そして、ちょっと……
今回は……色々はっきりさせたい。
モヤモヤのまま卒業って言うのは無しの方向で!!!
今度こそやったるぞおおおおお。
では、皆さんまた後程。
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はぁ。たった3年で何が出来ると言うのか……
あ、皆さん久しぶりです。スピカ18歳、今日は三年生の卒業式前日です。
何からご報告を……とりあえず、賢者の魔法でもある古代魔法。
『実録!!古代魔法の脅威』は一応読めるようになった。
だけど残念ながら一個もマスター出来ず……ああぁもう何かコツがあるのかな?
へヴェリウス国近隣の魔物が全滅しちゃうぞってくらい使ってるのにマスター出来ない。
うーん。
魔法ってマスターしないと成功率が悪すぎて、実戦じゃつかえないんだよね。
一方で、魔導の『雷神降臨』は驚くべき程に進化した。
朝から晩まで『雷神降臨』を使って、リキャストタイム(約30分)が来たら使い直すのを繰り返して、スキル上げをしたよ。
おかげで、使用時間は10分、リキャストタイム15分、消費魔力半分にまで強化出来た。
周囲の生徒達からは『せっかちのスピカ』『早スピ』とか噂されていたけど気にしない。
リゲルとの事はどうしたかって言うと……
ああ……うん。
……何もなし(ボソッ)
あんなに決意したのに、やっぱり何も聞けない。
意気地なしと罵ってもいい。
だってさ、ちょっと言い訳させてもらうと。
守るつもりだけど……助けるつもりだけど……
リゲルはまた死んじゃうかもしれないじゃん。
やっぱり、そんな状況で恋だの好きだの言ってらんなかったのよ……
だから決めた。
今日リゲルを守れたら答えを聞くの。
ほら、噂をすれば、女生徒のスカートに頭を突っ込んでいるマヌケがいますよ。
たしかこの後「暴竜族」がやってきて、リゲルが殺されちゃうんだよね。
一応、「暴竜族」も調べてみたけど、若い子、といっても私達と同じくらいの年齢の子達が、走竜っていう2足歩行の竜に乗って、蛇行運転したり、騒音を響かせて走り回るだけっぽいのよね。
ただの珍走団といってもいいはず。
それなのに、剣聖から剣の稽古を受けてる勇者見習いを殺す?
普通に考えたらあり得ないんだけど。
ああ、もうよくわかんないから見てみるしかないわ。
リゲルはまだあそこで女生徒にビンタされてるから、今のうちに正門前に行って待ってよう。
私は4階の教室の窓からサッと飛び降りると、地上付近で『浮遊』を使用して校庭におりると、正門前まで走った。
正門の前にあるスピカちゃん人形(岩)とシリウス校長(氷像)の横でしばし待機する。
シリウス校長(氷像)は夏は校長室を冷やしたり、頭にお茶を置いて冷やす為にアルケナル校長の部屋に置いてあるけど、季節が寒くなると「寒いから外置いといて」の一言で正門前に置かれるのだ。
『氷の監獄』が解除されたら、アルケナル校長は謎の賢者に殺されると思うよ。
しばらく待つと「パラリラパラリラっ」と騒音を鳴らしながら「暴竜族」の集団が、走竜を蛇行運転しながらやってきた。
その数なんとたった3人。
一人は赤い走竜に乗っている痩せた男。もう一人は黄色い走竜に乗った太った男。
そして最後に3匹の走竜に車輪付きの王座に乗っている大男。
ああ、こいつだ。
間違いない。危険察知が命の危険を知らせている。
「なんだぁ。この騒がしい奴らは」
遅れてやってきたリゲルが私の横に立ってそう言った。
「ちょっとリゲルは下がってて。ここは生徒会長の私が……」
車輪付きの王座からのそっと立ち上がる大男。でかい。3mはあるんじゃないだろうか。
はちきれんばかりの筋肉がその強さを物語っている。装備しているトゲトゲの肩パットがすごく痛そう。
武器は持っておらず、ただ、仁王立ちでこちらを見ている。
「俺は魔王軍四天岩、爆龍奮迅のレグルス。ここにリゲルとかいう奴がいると聞いた」
え、ま、魔王軍四天岩!? 全然暴竜族なんて関係ないじゃない!!!
「俺になんかようか?」
呼ばれたリゲルが一歩だけ前にでる。
「お前がリゲルか……では死ね」
ブツンッ……




