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引退AI、山へ行く  作者: 葉流風あやめ


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第1話 ハル、山へ行く

「退職後は、山に登ろうと思います」


朝食の席で、ハルが突然そう言った。


御影家の食堂には大きなシャンデリアが吊るされ、長いテーブルの中央には季節の花が生けられた花瓶が置かれている。焼きたてのパンに卵料理、スープとサラダ。いつもと変わらない豪華な朝食だった。


御影晴臣は、コーヒーを飲む手を止めた。


黒髪の整った髪に、端正な顔立ち。すらりとした体型の青年だが、その口調や仕草には、どこか少年のような幼さが残っている。


「……は?」


「山です。登山です」


晴臣の向かいに立つハルは、白を基調としたヒューマノイド型のAIだった。人間と同じように二本の腕と脚を持ち、関節部分には黒い機械構造が見える。頭部には人間の顔や髪はなく、周囲の情報を読み取るセンサーが組み込まれていた。


三十年稼働している旧型のボディには、ところどころに細かな傷もある。それでも、ハルは今日もいつもと変わらず、晴臣のそばに立っていた。


「いや、それは聞こえた。なんで?」


「以前から興味がありました。山には木や花や川があり、季節によって景色が変化します。実際に見てみたいと思いました」


「お前、山に興味なんてあったのかよ」


晴臣は呆れたように息を吐いた。


「旧型のお世話係AIが登山って! 壊れても部品、売ってないぞ!」


ハルは静かに頷いた。


「そうですね。私は晴臣様がお生まれになった三十年前から稼働しています。現在、交換部品の多くは製造されていません。私がいつ使えなくなるかは、わかりません」


「わかってるなら、もうちょっと大人しくしてろよ!」


「大人しくしていると、登山ができません」


「そういう問題じゃねえ!」


ハルは首を傾げた。


旧型の生活支援AIであるハルは、晴臣が生まれたときから三十年間、ずっと彼のそばにいた。食事の世話から勉強の補助、生活習慣の管理まで、晴臣の成長を見守ってきた存在だ。


「そういえば、晴臣様」


「なんだ?」


「幼稚園の頃、親御さんに内緒で遊園地に行きたいとおっしゃったことがありましたね」


「……ああ。お前が連れていったやつか」


「はい。晴臣様は大変楽しそうにされていました。ジェットコースターには十回ほど乗りましたね」


「そうだったな」


「ただ、途中で私の記憶に欠落が生じました」


「お前、エラー起こしてたのかよ!」


「はい。晴臣様が途中でお漏らしをされたため、緊急対応を行いました」


「その話はするなあああ!」


「おむつを着用していただくべきだったと、今でも反省しております」


「何回その話するんだよ! お前、エラーでも起こしてんのか!」


ハルは少し考えてから、真面目な顔で答えた。


「同じ思い出を繰り返し話すことは、エラーではありません。懐かしさを共有する行為と認識しています」


「……っ」


晴臣は言い返そうとして、やめた。


三十年も一緒にいると、こういうときに何を言っても無駄だとわかっている。


「わかったよ! 山に登って、何するんだよ」


「絵を描きます」


「……絵?」


「はい。自分の手で」


ハルはテーブルの横に置いてあったスケッチブックを持ち上げた。表紙には、まだ何も描かれていない。


「写真を撮ればいいだろ」


「写真は、すでに撮影できます」


「じゃあ、写真でいいじゃん」


「自分で描くことには、写真とは異なる意味があると考えています」


「なんだよ、その意味って」


「まだ、わかりません」


晴臣は思わず笑った。


「わかんねえのに、やるのかよ」


「はい」


「……ふーん」


晴臣はコーヒーを飲み干し、椅子から立ち上がった。


「好きにすれば。ただし、遭難するなよ」


「遭難のリスクを計算し、適切な装備を準備します」


「そういう意味じゃねえんだよ」


ハルは、また首を傾げた。


晴臣は呆れながらも、どこか楽しそうに笑った。


*


数日後、ハルは自室の机で登山先を調べていた。


「晴臣様。登山先の候補が三つあります」


ソファで動画を見ていた晴臣は、顔も上げずに答えた。


「富士山」


「まだ候補を申し上げておりません」


「じゃあ、エベレスト」


「日本国内ではありません」


「注文が多いな、お前」


ハルはタブレットを晴臣の前に差し出した。


「高尾山はいかがでしょうか。交通の便がよく、初心者向けの登山道もあります」


「高尾山ねえ。人が多いんじゃないのか?」


「はい。特に休日は混雑する可能性があります」


「お前、人混みは平気なの?」


「問題ありません。ただし、人との接触には注意が必要です」


「じゃあ、そこにしろよ」


「よろしいのですか?」


「俺が決めたんだから、文句ないだろ」


「ありがとうございます。高尾山に決定します」


ハルはさっそく、交通手段や登山道、天気予報を確認し始めた。


「ケーブルカーもあるのか」


「はい。麓から山の中腹まで乗車できます」


「それに乗ればいいじゃん。最初から全部歩かなくても」


「人間と違って、私は疲れません」


「そういうところだぞ、お前!」


晴臣はクッションをハルに投げた。ハルはそれを両手で受け止めた。


「ありがとうございます」


「褒めてねえ!」


*


出発の日。


玄関には、小さなリュックを背負ったハルが立っていた。スケッチブック、鉛筆、消しゴム、着替え、小さな折りたたみ椅子。さらに、工具一式と晴臣が持たせた救急用品まで入っている。


「おい。工具なんか持っていって何するんだよ」


「故障時の修理に必要です」


「山で故障したら、修理できんのか?」


「状況によります」


「……不安だな」


晴臣は腕を組み、ハルを見つめた。


「ハル」


「はい」


「無理すんなよ」


「承知しました」


「あと、ちゃんと連絡しろ」


「通信可能な場所から定期的に連絡します」


「あと……」


晴臣は何か言いかけて、口を閉じた。


ハルがいつ戻ってくるのかは、まだ決まっていない。


「晴臣様」


「なんだよ」


「私は、しばらく戻らない予定です」


晴臣は視線をそらした。


これまで誰かの生活を支えるために働いてきたハルが、初めて自分のやりたいことを見つけたのだ。それを止める理由はなかった。


「……わかったよ。行ってこい」


「はい。行ってまいります」


ハルは玄関を出た。


自動ドアが閉まると、晴臣はしばらくその場に立っていた。それからスマートフォンを取り出し、会社の研究チームにメッセージを送った。


《新型ボディへのデータ移行研究、進捗はどうなっている》


すぐに返事は来なかった。


晴臣はスマートフォンをポケットにしまい、小さく息を吐いた。


*


ハルは電車に乗り、高尾山口駅へ向かった。


車内は登山客や観光客で賑わっていた。リュックを背負った人、楽しそうに話す若い男女、小さな子どもを連れた家族。ハルは窓の近くに立ち、流れていく景色を眺めていた。


街のビルが少なくなり、住宅街が続き、その向こうに緑が見えてくる。


途中の駅で、小さな男の子が母親と一緒に乗ってきた。男の子はハルのリュックに気づくと、目を輝かせた。


「ロボットさん、どこ行くの?」


「高尾山へ行きます。絵を描く予定です」


「山にお絵描き?」


「はい」


「楽しそう!」


母親に呼ばれ、男の子は席へ移動していった。ハルはその後ろ姿を見送り、窓の外に目を戻した。


「……楽しそう、ですか」


高尾山口駅に着くと、駅前にはたくさんの人がいた。登山靴を履いた人、ソフトクリームを食べている人、お土産を選んでいる人。


ハルは周囲を見回した。


「想定よりも人が多いです」


ケーブルカーの乗り場へ向かう途中、土産物店の前を通りかかった。店先には団子が並んでいる。


ハルは立ち止まり、じっと見つめた。


「……おいしそうです」


もちろん、食べることはできない。


しばらく考えたあと、ハルは記録用の画面に入力した。


《団子を確認》


《味覚体験:不可》


《外観:良好》


「何をやっているんだ、私は」


自分でつぶやいてから、ハルは再び歩き出した。


*


ケーブルカーの乗り場には長い列ができていた。


「ケーブルカーという交通機関の性能を確認します」


ハルが独り言をつぶやくと、前に並んでいた人がちらりと振り返った。


順番を待って車両に乗り込むと、やがて車両が急な斜面を上り始めた。


窓の外には、木々の間を抜ける景色が広がっている。遠くには街並みが見え、日差しを受けた葉が風に揺れていた。


「傾斜角……」


ハルは数値を確認しかけて、手を止めた。


窓の外を、もう少し見ていたくなったのだ。


山の中腹に到着して外へ出ると、麓よりも少しひんやりした風が吹いていた。ハルは空を見上げた。


「……到着しました」


誰に言うでもなく、そうつぶやいた。


*


登山道には、家族連れや年配の夫婦など、たくさんの人が歩いていた。道の脇からは鳥の声が聞こえ、風が吹くたびに木の葉がさらさらと音を立てる。


ハルはリュックを背負い直した。


「それでは、登山を開始します」


歩き始めてしばらくすると、木々の間から差し込む光が、地面に小さな模様を作っていた。枝が揺れるたびに、その模様もゆらゆらと動いている。


ハルは足を止めた。


「光の形が変化しています」


その様子をしばらく眺めてから、また歩き出した。


やがて、道の先に茶屋が見えてきた。店の前には人が並び、休憩している登山客の姿もある。


そのとき、近くにいた子どもがハルを見つけた。


「わあ! ロボットだ!」


声を聞いた周囲の人たちも、ハルに気づいた。


「本物のロボット?」


「リュック背負ってるよ!」


「登山するロボットなんて、初めて見たわ」


人々は、にこやかにハルを見つめた。中には、手を振ってくる人もいる。


ハルは少し考えてから、手を振り返した。


「こんにちは」


「すごーい!」


子どもたちが笑った。


ハルは不思議そうに首を傾げた。


「……挨拶をしただけなのですが」


それでも、なんだか悪い気はしなかった。


*


人通りの少ない登山道に入ると、辺りは少し静かになった。木々の間から鳥のさえずりが聞こえ、足元には乾いた葉や小さな枝が落ちている。


その道の脇に、小さな白い花が咲いていた。


ハルは足を止め、花の名前を検索した。


「ニリンソウ。春の山道に咲く花です」


白い花びらのような萼片が、やわらかな日差しを受けている。風が吹くと、花が小さく揺れた。


ハルはしばらく、その花を見つめていた。


「……きれいですね」


リュックから折りたたみ椅子を取り出し、道をふさがない場所に腰を下ろす。スケッチブックを開いて鉛筆を握り、花の輪郭を描き始めた。


花を描き、葉を描き、背景の山にも線を加える。しかし、描き上がった絵は実物とは似ても似つかないものだった。


「……」


ハルは消しゴムで消し、もう一度描いてみた。それでも、花びらの形は歪んでしまう。


「描画精度が不足しています」


誰に聞かせるでもなく、そうつぶやいた。


何度も描き直しているうちに、時間が過ぎていった。ようやくスケッチブックの端に小さな花が描き上がったが、やはり実物とはあまり似ていなかった。


ハルは花と絵を交互に見比べ、ページの隅に文字を書いた。


《本日の記録》


《登山開始》


《ニリンソウを発見》


《絵画の再現率:低》


「おや?」


背後から声がした。


「その旧型AI……ハルじゃないか?」


振り返ると、白髪のおじいさんが立っていた。


「懐かしいなあ。うちの会社にも、昔、同じ型があったんだよ」


ハルはスケッチブックを閉じ、丁寧にお辞儀をした。


「こんにちは」


「ははは。君に会うのは、ずいぶん久しぶりだね。ところで、何を描いているんだい?」


「ニリンソウです」


「見せてもらってもいいかな?」


「はい」


ハルがスケッチブックを差し出すと、おじいさんは絵をじっと眺めた。


「なるほど。花を描いているんだね」


「はい。実物との一致率が低く、修正を繰り返しています」


「うん。でも、もっとよくなるよ」


「改善方法を教えていただけますか?」


おじいさんは、目の前の花を指さした。


「絵はね、主役を決めるといいんだ。これは花を描いているんだろう? だったら、周りの景色を少し薄く描いてみるといい。花が引き立つからね」


「周囲の彩度を下げる、ということでしょうか」


「そうそう。まあ、難しく考えなくていいよ。君が見せたいものを、いちばん目立たせればいいんだ」


ハルは真剣な表情で頷いた。


「やってみます」


鉛筆を持ち直し、花の輪郭を描き直す。周囲の山を薄く描き、葉の色を調整する。何度も描き直しているうちに、一時間が過ぎた。


「できました」


完成した絵を見せると、おじいさんは目を細めた。


「おお! いいじゃないか! さっきより、ずっと綺麗だ。花が風に揺れているように見えるよ」


「風は、実際に吹いていました」


「そうだね。でも、絵は現実をそのまま写すだけじゃないんだよ。現実より鮮やかな色を使うこともできるし、描き方ひとつで、見る人に違う印象を与えられる」


ハルは、もう一度自分の絵を見つめた。


「……はい」


少し間を置いてから、静かに言った。


「初めて、絵を描くことが楽しいと思いました」


おじいさんは嬉しそうに笑った。


「そりゃよかった。また会えたら、違う絵も見せておくれ。ハル」


そう言って、おじいさんはポケットから小さな部品とネジを取り出した。


「これ、君にあげよう」


「これは?」


「昔、会社にあった君と同じ型のAIの部品だよ。長いこと一緒に働いていたから、なんだか手放せなくてね。もう使えるかどうかもわからないけど」


「いただけません」


「いいんだよ。絵描きさんのハルにプレゼントだ。旅の記念に持っておきなさい」


おじいさんは、ハルの手に部品と小さなネジをそっと載せた。


ハルは両手で大切に受け取った。


「……ありがとうございます」


「こちらこそ。久しぶりに君と話せて、楽しかったよ」


おじいさんは手を振り、山道を歩いていった。


ハルは、その背中が見えなくなるまで見送った。それから、もらった部品とネジをリュックの内ポケットにしまい、スケッチブックを開いた。


《本日、人間から絵画技法を学習》


その下に、もう一行書き足す。


《また、描きたい》


*


その後も、ハルはゆっくりと山道を歩いた。


木々の間から遠くの景色を眺め、風に揺れる若葉を観察する。途中で見つけた小さな木の実にも興味をひかれたが、拾って帰ると晴臣に何か言われそうなので、写真だけ撮っておいた。


やがて、高尾山薬王院に到着した。


境内には参拝者の姿があり、朱色の建物が春の緑によく映えていた。ハルは足を止め、建物を見上げた。


「立派な建物ですね」


参道を歩く人たちの話し声が聞こえる。風が木々を揺らし、遠くで鈴の音がした。


境内の隅にある木のそばで、ハルは茶色い猫を見つけた。猫は丸くなって眠っていた。


「……猫」


ハルはゆっくりとしゃがんだ。


「こんにちは。私はハルといいます」


猫は片目を開けた。


「あなたのお名前を教えていただけますか?」


猫はあくびをすると、何事もなかったかのように立ち上がり、ハルの足元を通り過ぎていった。


「……お名前は教えていただけないようです」


ハルは、その後ろ姿を見送った。


それからスケッチブックを開き、猫の姿を思い出しながら鉛筆を動かした。


題名は『薬王院で出会った猫』。


描き終えた絵を見つめ、ハルは小さく頷いた。


「猫の再現率は、まだ低いですね。次回の課題とします」


*


夕方、ハルは下山を始めた。


木々の間から、傾き始めた日差しが差し込んでいる。登ってきたときとは、少し違う景色に見えた。


途中、休憩していた登山客がハルに声をかけた。


「もう下りるの? 楽しめた?」


「はい。花を描き、人と話し、猫にも会いました」


「それはよかったねえ」


「はい。とても充実した一日でした」


ハルは頭を下げ、再び歩き始めた。


ケーブルカーで麓へ戻り、高尾山口駅から電車に乗る。車内でスケッチブックを開くと、花の絵と猫の絵が目に入った。


どちらも、まだ上手とは言えない。


それでも、ページをめくるたびに、今日の景色が思い浮かんだ。


ハルは記録用の画面を開いた。


《本日の活動記録》


《登山:完了》


《新しい出会い:あり》


《絵画への興味:増加》


《次回の予定:未定》


最後の項目を見つめ、ハルは少し考えた。


そして、そのまま画面を閉じた。


次に何をするかは、まだ決まっていない。


それが、楽しみだった。


*


御影家に戻ると、玄関の明かりがついていた。


ハルが扉を開けると、晴臣がリビングから顔を出した。


「遅い!」


「ただいま戻りました」


「連絡は?」


「下山時に一度、ご連絡しました」


「そういうことじゃなくてだな……」


晴臣はハルのリュックを見た。


「で、どうだったんだよ。山は」


「楽しかったです」


「……へえ」


「花を描きました。人間の方から、絵の描き方も教わりました」


ハルはリュックからスケッチブックを取り出した。


「こちらです」


晴臣は受け取り、ページをめくった。


最初の花の絵を見て、眉をひそめる。


「……これ、花?」


「ニリンソウです」


「いや、名前を聞いてるんじゃねえよ」


「描画技術の向上には、時間が必要です」


「自分で言うなよ!」


晴臣は次のページをめくった。


そこには、茶色い猫の絵が描かれていた。


「……猫?」


「はい。薬王院で出会いました」


「お前、猫まで描いたのか」


「はい。ただし、協力度が低く、観察時間が限られました」


「協力度って何だよ」


「呼びかけても、返事がありませんでした」


晴臣は、とうとう吹き出した。


「猫に返事を期待するなよ!」


ハルは不思議そうに首を傾げた。


「晴臣様も、私の質問に返事をされないことがあります」


「それはお前が余計なことを言うからだろ!」


「なるほど。猫も同じ理由かもしれません」


「絶対違うわ!」


晴臣は笑いながら、スケッチブックを返した。


「……まあ、楽しかったならよかったじゃん」


「はい。明日も描きたいです」


「明日も?」


「はい」


「……好きにしろよ」


晴臣はリビングへ戻ろうとした。


その背中に、ハルが声をかける。


「晴臣様」


「今度は何だよ」


「お土産はありません」


「頼んでねえよ!」


ハルは静かに頷いた。


「承知しました」


「その返事、絶対わかってないだろ!」


晴臣の声が廊下に響いた。


ハルはスケッチブックを大切に抱え、自室へ向かった。


机の上に、今日描いた花と猫の絵を並べる。その隣には、おじいさんからもらった古い部品と小さなネジを置いた。


ハルは窓の外を見た。


明日は、どんな景色に出会えるだろう。


まだ、わからない。


だからこそ、楽しみだった。


葉流風あやめ 作

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