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冒頭だけシリアスっぽいです。
見切り発進・不定期更新になりますが、のんびり熟考しつつ続けます。
死とは個にとって、世界の喪失に等しい。
私が死す時、私が認知する天地の一切は無となり露と消える。
無論、塵のごとき命がひとつ消えたところで、銀河は変わらずに膨れゆくだろう。
刹那に失われたものとほぼ違わぬ世界を、幾億の何者かが生きるだろう。
それでも私が死ぬとき、確かに私の大地は滅び、私の太陽は闇に隠れ、そこには僅かな音も熱も存在しなくなる。
死の後はもはや再生への歩みも過去への決別もない。
だが虚しくはない。
いかなる束縛もない。
私は静かに隠れている。そう私は死の中にじっと隠れている。何故なら私の世界が消えたから。
死した私は無そのものになっている。
幼い迷子のように隠れ鬼のように。けれど断固として。




