完璧なヤツなんていない
とりあえず、あれですね…
書けるところまで、いけたらイイなぁ。。。と…
よろしくです。
………
…って何動じてんだよ…・俺、
「あぶないとこだったぜ…凛がまさかそんなこと言えるなんてな…俺に思いもよらないこと言って、話を逸らそうってか?」
…・とは言ったものの、ちょっぴり本気にしてしまったなんて・・ははハ。
「あ~ぁ、悠くんにはやっぱり敵わないなぁ。いい作戦だとおもったのに…」
…いや、マヂで本当に、なぁ……?
まぁ、それはいいとして、だ。
「っで、本当は何なんだ?」
また、訊いてみる…
「~~~い、言わないとダメかな? …やっぱり…?」
いつもなら、俺に弱い凛はすぐに負けていろんなことを教えてくれるんだが、
今回は違った。
「そんなに言いたくないことなのか? もしくは俺には言っちゃいけないことか?」
「うーんとね…とても言いたくないことに分類されて、悠くんにも言っちゃいけないことだと思う・・」
…・おいおい、両方かよ・・
「なぁ、そのことって愛海や和樹も関係してる?」
俺のこの問いに、何も言わず凛は首を横に振った…
「わかったよ…なら、もう訊かない。 …んじゃ、さっさと飾り着けちゃおうぜ?」
凛は頷き、一緒に教室の装飾をした。…約10分後に夕美ちゃんと梓が教室に戻ってきて、俺たちを手伝ってくれた。二人が戻って来た時に、凛に聞かれないように、こっそりこう訊いた。
「だれかに会わなかった?」
二人とも、先生には2、3回会ったけど、他には知っている人とは会ってないと言っていた。
…なるほど、ということはつまり、
和樹は今、愛海と一緒にいるというのが考えられるわけだ・・
・・それも、学園内に…
二人が愛海の姿を見ていないということは、たまたま会わなかったのか…それとも愛海が見られないように隠れてきたのか・・
後者だった場合…俺も動かなくちゃいけない
…愛海が和樹に告白するようなら、今日…そして、もしかしたら今…もうしているのかもしれない…
和樹と愛海、そして俺…・長く一緒だったからよくわかる…
癖も性格も行動も…
にぶチンの和樹はどうして気付けないのか…全く…
愛海がお前のことを好きだってことに…
…ホント羨ましいぜ…
勉強ができたからって…スポーツができたからって…
…初恋のヒトに振り向いてもらえないのは、悔しい…
生まれつき何でもこなせる体質とセンスをもっているようで、今まで何一つ困ったことなんてなかった…。
すべて手に入れていた…・
…たった一つを除いて…・
…・そして、それを手にしたのは、和樹だった。
…和樹が愛海を好きなのは知っていた。…というのも俺と話す時、愛海の話になると態度や表情が変わるから、よくわかった。
…俺が愛海の気持ちに気付いたときから、俺は彼女を諦めようと思った…
二人が幸せになればいいと…そう一度は願った…
…・・だけど…・
…だけど……っ!
…そう簡単にはいかなかった…
…二人の気持ちは知っている、だけど…・
…それでも、愛海を手に入れたかった…
…………・・
……・・
…・・
…・・だったら――――――――――――――――
―――――――― 俺は…無理にでも ――――――――
………………
…………
………
……
………彼の表情が変わったのは、その頃だった。
よろしくです ノシ