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第75話 【掲示板回】

【神域】『神域 -Arcadia-』本スレ Part103【真実と覚悟】


1:名無しのダイバー

前スレ(Part102)が1000に到達したため新スレ立てました。

世界各地の古代遺構から解析された【この世界の真実】および【今後の開拓】についてのスレです。


※荒らし、誹謗中傷、暴虐行為の示唆は即BANおよび現実の警察通報対象。

※利用規約(現実世界の法的適用)を遵守して書き込むこと。

※過度な性的表現やモラルに反する書き込みは自己責任で(一応NGワードに気を付けろ)。


2:名無しのダイバー

乙。

各地の解析チームが持ち帰ってきたログが、世界宣言と同時に全拠点の掲示板に同期されたな。

おい……これ、マジでとんでもない話なんだが……。


3:名無しのダイバー

マジだったよ。

要点をまとめると、


・俺たちの故郷『地球』の権力者どもは、ここを「ただの最新型VRMMOゲーム」だと偽って俺たちを呼び寄せた。

・ここはデータで作られた仮想空間なんかじゃない。古代文明の遺物とシステムが管理する、実在の異世界(惑星)。

・この基本無料VRMMOのプログラム自体に、「意識と魂を異世界へ転移させる特殊コード」が組み込まれていた。

・俺たちが「NPC」だと思って接してきた人々は、血も通っていれば意思もある、本物の生身の人間。

・初期に暴れていた赤ネームどもが地球で逮捕・社会的抹殺されたのは、システムがEULA(利用規約)をこの世界の絶対プロトコルとして地球側に強制適用させていたから。

・開発者が死の間際に映像へ仕込んだ認知干渉コードによって、無意識下に「自律と共生を望み、この世界を前進させる意志」を持つ人間だけが、ここに優先的に呼び寄せられた。


以上だ。


4:名無しのダイバー

……なんか、頭が追いつかないわ。


5:名無しのダイバー

>>4

気持ちはわかる。でも、今までの違和感を思い出してみろよ。

頬を打つ冷たい風、雨上がりの泥の臭い、深く耕した土の手応え、井戸水の喉を潤す冷たさ。

それに、村の人たちの手にある無数の傷やマメ、汗の匂い、笑った時の目元のシワ。

再現度が凄すぎると思ってたけど、プログラムを介して最初から本物の異世界にアクセスしてたんだよ。


6:名無しのダイバー

待ってくれ。

ログアウトして地球に戻ったら、俺たちはヘッドギア外して普通に自室で起きてるわけじゃん。

会社に行ったり日常生活を送ったりしてるのは何なんだ?


7:名無しのダイバー

>>6

ヘッドギアをつけて起動している間、プログラムの作用で俺たちの「精神と魂」がこの異世界の肉体に繋がってるんだよ。肉体というか素体か。

今でもそうだが、俺たちがログアウトしている間はこの素体は呼吸もしなければ動くこともない糸の切れた人形になる。最初は現地人に不気味がられもしたな。懐かしい。

で、この素体っていうのが、恐らくシステムと開発者が作り出した地球とこの世界を結ぶ機構なんだ。

ログアウトすれば向こうの日常に戻れるし、ダイブすればこの異世界で生きることになる。

ただ、今まで「ゲームのサーバーに接続してる」と思ってたのが、プログラムの裏で「本物の異世界に魂を飛ばして生活してた」ってオチだったわけだ。


8:名無しのダイバー

地球側の裏の支配層ども、えげつないこと考えてたんだな……。

大衆には基本無料のVRMMOとして気軽に参加させておいて、裏ではこの実在する世界の資源や技術を独占して掠奪しようとしてたんだろ。


9:名無しのダイバー

>>8

本当にそれ。

でも、その強欲な企みを、古代のシステムと暗殺された個人開発者さんが命がけで潰してくれたんだな……。

プロモーション映像に仕込まれた認知干渉コード探知ってやつ、思い当たるフシがあるわ。

動画広告でふと流れてきたあの映像を見た時、なんだか無性に胸を揺さぶられて、引き寄せられるように抽選に応募したんだよな。


10:名無しのダイバー

>>9

俺もだわ。

あの映像を見た瞬間、言葉にできない衝動というか「この世界に行って、誰かと何かを成し遂げたい」って強い意志が湧き上がってきた。

開発者さんの「ただの掠奪者ではなく、人と手を取り合ってこの世界を前進させられる者を呼び寄せる」っていう導きだったんだな……。


11:名無しのダイバー

赤ネームの罪状がそのまま地球の警察へ自動送信されて現実で即逮捕・社会的抹殺されてた件、今まで「規約違反への厳罰化が異常に早すぎる」って話題になってたけど、あれもシステムの絶対プロトコルによる防衛措置だったわけだ。


12:名無しのダイバー

>>11

向こうの権力者側としても、この世界への接続権とマナ資源の利権を維持するために、規約通りに裁判を起こして有罪判決を出すしかなかったっていうのがまた強烈な皮肉だよな。


13:名無しのダイバー

でもさ……一番胸に刺さったのは、現地の人たちのことだよな。

俺たち、最初「異邦人」って呼ばれながらも、心のどこかで「AIのNPC」なんて思ってたじゃん。

彼らは最初からこの星で生まれて、血を流して、傷ついてた本物の人間だったんだ。


14:名無しのダイバー

>>13

……俺、思い出すだけで胃が痛いよ。

最初に来た頃、鍛冶屋の親父さんに「頑固なAIだなー、好感度イベントどこにあるんだろ」とか軽いノリで話しかけてた。

親父さん、眉間にシワ寄せて俺の手を見て、「お前、綺麗な手をしてるな。土を触ったこともない手だ。ここに何をしに来た」って言ったんだよ。

あの言葉の意味が、今になって刺さる。


15:名無しのダイバー

>>14

親父さんは、俺たちが自分たちを人間として見ていないことに最初から気づいてたんだよな。

それでも見捨てずに、道具の使い方を教えてくれて、畑の耕し方を叩き込んでくれた。


16:名無しのダイバー

うちの集落の現地のお姉さんのこと思い出して泣きそう。

去年、俺が開拓作業で熱出して倒れた時、一晩中冷たい水で布を絞って看病してくれたんだよ。

「イベントが手厚いなー」とか呑気に思ってた自分をぶん殴りたい。

あれ、本物の善意と優しさだったんだよ。

俺が異世界から来た得体の知れない奴だって分かってても、目の前で苦しんでるからって、寝ずに付き添ってくれたんだ。


17:名無しのダイバー

俺たちの無知と不躾さを思うと、本当に申し訳なくなるな……。

でも、今日うちの村の長老にこの話をしに行ったらさ。

真面目な顔で聞いてくれた後、「お前たちがどこから来ようが関係ない。一緒に泥を塗って作物を育てた時間だけは本物だ。お前は俺たちの家族だ」って言ってくれたよ。


18:名無しのダイバー

>>17

……ダメだ、胸が熱くなる。

どれだけ心が広いんだよ、この世界の人たちは。


19:名無しのダイバー

で、お前らこれからどうするよ?

真実が分かった今、何か変わるか?


20:名無しのダイバー

>>19

変わらん。

というか、むしろ今まで以上にここで過ごす時間が愛おしくなったわ。

地球での日常も普通に送るけど、この世界でみんなと作物を育てたり、街や村を拓いていく時間は、俺にとって紛れもない「もう一つの本物の人生」だからな。


21:名無しのダイバー

>>19

俺も同じだ。

「ゲームごっこ」じゃなくて「本物の異世界での生活」だったと知ってますます気合が入った。

ここには、俺を必要としてくれる仲間と、自分の手で開拓した畑と、大切な人たちがいる。

地球の権力者どもがくだらない欲望でこの世界を壊そうとするなら、俺は全力でこの場所を守るよ。


22:名無しのダイバー

>>21

同意だ。

俺たちが守り、共に進めるべき場所はもうここにある。


23:名無しのダイバー

てかさ、まとめると俺たちって、

「無意識のうちに、人と手を取り合って新しい世界を前進させたいと願っていた人間たち」

だったわけだろ?

それが開発者さんの遺した術によって導かれて、この地に集まった。


24:名無しのダイバー

>>23

そう考えると胸アツだな。

ただのプレイヤーじゃなくて、この世界の停滞を破って未来へ進めるために選ばれたんだ。

居心地が良いわけだよ。


25:名無しのダイバー

これからどう生きていくか、だな。

地球の権力者どもの動きは気になるが、システムが絶対のプロトコルで防壁を張ってくれてる以上、向こうが武力で介入してくるような真似は不可能な構造になってる。

俺たちは安心して、ここで生活を重ねていけばいい。


26:名無しのダイバー

偽りの「ゲーム」ではなく、本物の「もう一つの現実」。

最高の開拓の始まりだな。


27:名無しのダイバー

よし、決まりだな。

ダイブしたら、冷たい風を胸いっぱいに吸い込んで、畑に水をやって、薪を割る。

開拓の続きを進めて、夜は広場で現地のみんなと一緒に、馬鹿話しながら美味い酒を飲む。


28:名無しのダイバー

>>27

おう! 鍛冶屋の親父さんに「もっと腰を入れて叩け!」って怒られながら、新しい農具打ってくるわ!


29:名無しのダイバー

俺は近所のばあちゃんに納屋の修理頼まれてるから、気合入れて行ってくる。

今度はクエスト消化じゃなくて、大切な家族の家を直すために、心を込めてハンマー振るうよ。


30:名無しのダイバー

各地で遺構の解析を進めて真実を共有してくれた有志たち、ありがとうな。

俺たち、もう迷わないよ。

この世界で、現地の人たちと手を取り合って共に前進していく。


31:名無しのダイバー

よし、今夜は各地の集落で「本当の祝宴」をやろうぜ。

偽りのゲームが終わって、俺たちの本当の二重生活と開拓が始まった記念だ。


32:名無しのダイバー

自家製の麦酒持っていくわ!


33:名無しのダイバー

よし、俺は鹿肉捌いて持っていく!

みんな、それぞれの村で乾杯しようぜ!


34:名無しのダイバー

俺たちのもう一つの本物の人生に、乾杯!!

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