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第40話 【掲示板回】

【神域】『神域 -Arcadia-』本スレ Part038【これはゲーム?】


1:名無しのダイバー

前スレ(Part037)が1000に到達したため新スレ立てました。

俺たちがダイブしているこの『神域』という環境そのものの不気味さについて語り合うスレです。


※荒らし、誹謗中傷、暴虐行為の示唆は即BANおよび現実の警察通報対象。

※利用規約(現実世界の法的適用)を遵守して書き込むこと。


2:名無しのダイバー

スレ立て乙。

マジで最近、ヘッドセット外して現実の自室に戻るたびに、頭がおかしくなりそうになるわ。

どっちが現実で、どっちが夢なのか分からない瞬間がある。


3:名無しのダイバー

>>2

それな……。

思えば半年前、あの簡素な公式HPと短いプロモーションムービーを見て「綺麗なグラフィックのオープンワールドだな」くらいの軽い気持ちで始めたけどさ。

実際にプレイしてきて思うのは、これ「ゲームのシステム」なんて呼べる代物じゃねえよ。あんなの、どれだけリアルなVRを作ろうとしても現実には絶対ならないはずなのに、このゲームはその域を完全に飛び越えてる。


4:名無しのダイバー

一番ゾッとしたのは、あの「世界宣言」が頭の中に直接響いた瞬間だわ。

このゲームはサービス開始以来、バグすら見たことがなかったから、沈黙を貫いてきたろ?

それがいきなり、頭蓋骨の内側から直接、世界の底を揺らすような声で「この世界は玩具にあらず」って叩き込まれた時、背筋の毛穴という毛穴から冷や汗が噴き出した。


5:名無しのダイバー

>>4

分かる。あの宣言の後、ルミナリアの街角で騎士団に連行されていく連中を見たけどさ、NPCたちの目が完全に「生きてる人間の目」だったんだよなぁ。

プログラムされたAIのルーチンじゃなくて、自分たちの生活を脅かした狂人に対する、底冷えするような怒りと恐怖の混じった目。

あんなの、ただのデータに向ける感情じゃない。


6:名無しのダイバー

五感の生々しさも異常だよな。

怪我をした時のあの重苦しい鈍痛や、疲労で筋肉が焼き切れるような感覚は完全に本物だ。

ログアウトのメニューを開けば一応現実に戻れるけどさ、戻った後の自室の天井を見上げても、あの村の土の匂いや、焚き火の温もりが鼻腔から離れない。

どっちが幻覚で、どっちが本物なのか分かちがたくなっているのが怖すぎる。


7:名無しのダイバー

プレイヤーは死んでもリスポーンできる。それは事実だ。

だけどさ、その「死んでもやり直せる」っていう感覚自体が、あの世界の前ではものすごく傲慢なことに思えてくるんだよな。

隣で共に汗を流して働いている村人たちには、二度目の生なんて一切ない。失ったら終わりだ。

その取り返しのつかない世界に、俺たちは何度でも蘇る幽霊みたいな軽さで入り込んでいる。その歪みを突きつけられた気がするんだよ。


8:名無しのダイバー

>>7

それを考えると、あの広大すぎるマップも怖くなってくる。

今俺たちが歩けてるのって、大陸のほんの一角、ちっぽけな辺境の森といくつかの村だけだろ?

少し離れた未踏の荒野や深い山脈を遠目に見るだけで、とてつもない気圧というか、人間が生きていちゃいけない領域の気配がするんだよ。

俺たちが踏み固めている小さな開拓地なんて、あの底知れない箱庭の広さの前では、ただの埃みたいなもんだ。


9:名無しのダイバー

この世界を貫いているのは、もっと冷徹で絶対的な理だよな。

泥にまみれ、木を切り、畑を耕し、目の前にいる生身の人間と手を繋いで生きる俺たちのようなプレイヤーは、ちゃんとこの世界に受け入れられて居場所をもらえている。

でも、その理を踏みにじって好き勝手暴れた奴らには、世界そのものが容赦なく牙を剥いて【逆徒】の烙印を押し、現実に引きずり戻した。

歓迎されないのはルールを無視した犯罪者たちだけであって、真面目に生きる人間に対しては、この世界はちゃんと応えてくれるんだが……それにしても背筋が凍るような厳しさだ。


10:名無しのダイバー

>>9

ほんとそれ。

効率厨になってレベルを上げて、モンスターを狩りまくるゲーム的な快感なんて、この世界では最初の数日ですり潰されたわ。

いま残ってるのは、冷たい水で手を腫らしながら丸太を運び、明日を生きるためにスープを啜るという、あまりにも泥臭い日常だけだ。


11:名無しのダイバー

なんだろうな、この言い知れぬ不気味さは。

どれだけリアルなVRを作ろうとしても現実にはならないはずの壁を越えて、物理法則や化学変化のディテールが完全に現実のそれとして成立しているんだよ。

地球とは違う生態系、違う空の色、違う星の巡り。

これがただの娯楽作品だなんて、もう誰にも信じられないだろ。


12:名無しのダイバー

>>11

そういうホラーめいた考察はやめろって……鳥肌が立つだろ……。

でも、そう思っちまうくらいには、あの世界の重みがリアルすぎるんだよなぁ。

夜中に一人で木柵の見張り台に立ってるとさ、遠くの森の向こうから聞こえる獣の遠吠えが、ただのBGMじゃなくて「本当に自分を食い殺しに来るかもしれない脅威」として体に突き刺さるんだ。


13:名無しのダイバー

無法者たちが一掃されて少しは落ち着いたけどさ。

それでも、この底知れない箱庭のなかで、俺たちが明日も無事に生き残れる保証なんてどこにもない。

ログアウトボタンがちゃんと機能しているうちに、現実の感覚を忘れないようにしねえと……。


14:名無しのダイバー

すべてのダイバーへ。

あの世界をただの暇つぶしのつもりで遊んでる奴がいたら、今すぐ考えを改めた方がいい。

あそこはもう一つの現実であり、俺たちはその広大で不気味な箱庭のなかに、放り出された異邦人にすぎないんだからな。


15:名無しのダイバー

>>14

ほんそれな。

結局のところ、俺たちがそこでどう生きるかって、ログアウトして現実に戻った時にも引きずられるくらいの重みを持っちまってるんだよ。

気休めに現実へ逃げ帰ろうとしても、あの土の匂いや仲間の顔が頭から離れない。逃げ場なんかないんだよ、俺たちはもうあの世界に囚われてる。

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