14、おもちゃで気を取られているときに注射をされていつの間に終わったか驚いたことがある。
誤字、脱字があれば教えていただけると嬉しいです。
体中から血のにおいがする。
今、気を失ったら絶対死ぬ。
なぜなら今おっさんに崖から落とされたところだから…
吐き気とめまいで気が狂いそうになる。
崖の上におっさんの姿が見える。
―おっさんside―
(大吉はこれで当分様子見やな。後はどないしょ…
ってか言葉教えんのめんどくさいな。疲れるけどあれしよか…)
大吉の落ちていく姿を見ていたおっさんが空倉庫から丸い占いで使う水晶玉の様なものを取り出した。
そしてそれに向かって両手を前に出した。
何をしているかはわからないが、とりあえず大吉を心配していないことは確かのようだ。
おっさんの手の前の球がどんどん青くなっていく。
なんやらおっさんは体全体を真っ赤にして踏ん張っている。
青い球はどんどん色が濃くなっている。
フッフッフッ…
おっさんは小さく息を吐きながら力をこめる。
(ふぅ、これでええやろ。とりあえずは、言葉と反り返りの釜に関係する情報だけ与えて………おぉ、でけた。)
おっさんは両手を下ろし、顔を流れる汗をぬぐう。
そして大吉の方へ指さすと青い球は飛んでいった。
<大吉、特別サービスや。いろいろ情報こめたもんそっちやったから喜びや。
それじゃ、今度わしが迎えに来るまで生き残れや。>
<えっ、急に、何これ。あっ、あかん。あぁぁぁぁあああああああああ。>
(タイミング悪かったかな♪ドンマイ♡)
おっさんは見ている人が殺意を覚えるようなテヘペロをしママガーとハクが待つ家に帰っていった。
大吉が作った家なのだが………
―大吉side―
崖の上におっさんの姿が見える。
(くそっ、気を抜いたら今にもどないかなってまいそうや。
無茶苦茶やろ、これ。ただの殺人やで。
くそっ、覚えとけよ。絶対に許さん。)
大吉は落下しながらおっさんへの復讐を誓う。
かなり高さがあったみたいで、地面までまだ距離がある。
(この高さから普通に落ちたら死ぬな。
普通に気を使っても運が良くて大怪我ってところやろ。
地面に落ちる直前に全力で気を出してかつ、柔道の受け身みたいにして何とかしよか。)
血の事はあるが、今は集中するしかない。
必死に地面に意識を向け、着地の事だけを考える。
だんだん地面が近くになってくる。
「今や!!」
大吉は一気に気を開放しようとすると………
<大吉、特別サービスや。いろいろ情報こめたもんそっちやったから喜びや。
それじゃ、今度わしが迎えに来るまで生き残れや。>
大吉の目の前に青い球が飛んでくる…
<えっ、急に、何これ。あっ、あかん。あぁぁぁぁあああああああああ。>
とにかく全力で気を出す。
タイミングがずれてしまった。
このままでは死んでしまうと火事場の馬鹿力が出たのか気の量は何とか間に合った。
両足が地面に着く。
その瞬間、地面には大きなクレーターのような穴ができる。
大吉は両足で衝撃をこらえず、逆に力を抜き、膝を曲げ前に回った。
1回、2回、3回………
数回回った後、大吉は何とか止まり、立ち上がった。
大吉の後ろにあった地面は何回も爆発実験でもおこなったのかと言わんばかりの様子。
「何とか生きとるわ…………。おっさん絶対殺す!!!」
大吉は周りの様子よりおっさんへの復讐に燃える。
そうしていると、大吉のもとに青い球が飛んできた。
「そういえば、情報を送ってくれるっていうてたけど、これのことか?」
青い球は返事をするように光り、話し始めた。
「I jlds rofj;oo jhsu. jksgjk;;fd.」
「えぇと………なんて?」
「I jlds rofj;oo jhsu. jksgjk;;fd.」
「………………………………これは、あれやね。
この世界の言葉しかわからんと……
そんで、おれに、この世界の言葉を覚えろってことなんかな?
ただ、言葉の前にまず命の危険からの回避するための情報やろ、どあほ!!!
くそっ、あのおっさんほんまに無茶苦茶やないか。
絶対生き残って殺す………」
大吉の目がすわっている……
ガサッ
大吉の後ろによだれを垂らし、いかにも腹減ったと言いたそうな様子で、子牛ぐらいの大きさの犬のような生き物がこっちを見ている。
気のせいでないなら、口から息と一緒にたまに火の粉が出ている。
「svhouvbjr.」
青い球が何かを言っているが訳がわからないので全く役に立たない。
「くそっ。」
大吉は気を拳と足、目に集中させ構える。
犬は、こちらをなめるように見たと思った瞬間飛びついてきた。
大吉はとっさに左に飛びのくが、大吉の右腕が犬の爪にひっかかれ血があふれる。
さらに血があふれ、今まで考えないようにして我慢していた分、一気に吐き気とめまいが襲ってくる。
しかし、必死にこらえ、目に集中し弱点を探ろうとする。
だが、なんやらぼんやり赤いという感じではっきり場所がわからない。
さらに気を集め必死に見ると犬の腹の部分が赤いことがはっきりわかった。
かなり、気を使ってしまった…
犬が急に動きを止めた。
口を閉じ、上を向いたと思ったら、こちらを向きながら口を開き火の玉を放ってきた。
「おわっ、危な!!!!やっぱり火を放てるのね……」
大吉は必死に避ける。
一つ間違えば死んでしまう火の玉ドッチボール………絶対したくない。
最大級の集中力で火の玉を避けていく。
しかし、避けたはいいが、避けた火の玉が木や草など色々なものにぶつかりそれらを燃やす。
そうして大吉の逃げ場を奪っていく。
「くそっ、このままやったらじり貧や。行くしかない。」
足に今まで以上に気を集め、左右によけながら少しずつ犬の方へ進んで行く。
近すぎて火の玉が出せなかったのか、直接噛みついてきた。
大吉は飛びついてきた犬に対し、スライディングの要領で下にもぐり、思いっきり殴る。
ドンッ
完璧に大吉の拳は犬の弱点である腹に決まった。
犬の動きは少し遅くなった………
しかし、ほとんど効いていないようだ…
「うそや…強すぎやろ……」
ショックを受けつつも、大吉は左右に飛び犬が出す火の玉を避けていく。
さっきまでと全く同じ繰り返しだ。
(このまま、攻撃を繰り返してダメージを重ねるか、全力ギリギリまで出して一気に決めるか。
ただ、全力でもあのタフネスやと倒せらん可能性がある。
まぁ、このまま攻撃を繰り返しても体力切れでアウトになってしまうやろし勝負かな。
前の三つ目熊の時みたいに突きでやろか…)
大吉は火の玉をよけながら距離を詰めていく。
犬は火の玉を出すのを止め、飛びかかってくる。
しかしスライディングを警戒したのかかなり低めから飛びついてくる。
大吉も知恵で動物に負けてられない。
さっきとはパターンを変えて上に飛んでいた。
スライディングをしてくると思っていた犬は大吉を見失う。
その瞬間に思いっきり犬の頭を蹴る。
その衝撃でひるんだすきに体中全体から気が全力であふれ出す。
手を槍にするイメージ…思いっきり突っ込む。
体の中から何かを引き抜く……よく見ると心臓だった。
犬は真上に大きな火の玉を放ち、こっちを見つめたと思うとそのまま倒れ2度と起き上がることはなかった。
「ふぅ、かなり疲れたけど何とかなったわ…」
汗だく血まみれでフラフラの大吉が呟く。
すると後ろから青い球の声が聞こえる。
「svhouvbjrs.」
「…なんか嫌な気が………」
後ろを振り向くとさっき倒した犬と同じ種類であろう犬が5匹…
もうしゃべる余裕も叫ぶ余裕もなく、ただひたすら逃げる。
犬たちは集団で狩をするように、獲物を追い詰めていくように大吉を追っていく。
大吉も何とかしようと足への気を増やしさらにスピードを上げて逃げていく。
急に犬たちが止まった…
「はぁはぁはぁはぁ……、なんで助かった?」
それに答えるように青い球の声が上から
「shohfjouc.」
「嫌な気が…ものすごい嫌な気が………」
真っ青の顔で辺りを見渡す。
すると、茂みの所に大きなおじさんの顔が見えた。
「えっ、こんなところに人が?」
すると、おじさんは茂みから出てきた。
その姿は顔はおじさん、体はライオン…
「プウゥウゥゥゥウゥゥゥウウウウウウウウウウ!!!!!」
鼓膜が破れるような大きなラッパのような鳴き声が響いた。
ここで戦っても大吉は勝てるはずがない。
逃げるしかない…
必死に逃げ惑う。
やっと逃げられたかと思うとどこにいたのかとツッコみたくなる青い球が…
「Ldhvou.」
黒いアナコンダが赤ちゃんに見えるくらい大きい蛇が木に巻き付いてこちらを狙っていたり…
「Douie:evr.」
と言われたときはもう死んだと思った。
真黒ででっかい龍が寝ていたのだ。
起こさないようにしたかったのに、青い球の声で起きてしまい、追いかけられた。
何とか逃げ切り洞窟を見つけ隠れようとしたら…
「Tyspifvjes.」
全身から毛が生えており、背中には鬣のような突起がある。
そして目は真っ赤で2本足で立っている生物が山ほどいる。
逃げようにも囲まれてしまい、逃げ場がない。
「くそっ、男は度胸、まっすぐ進め!!!」
大吉は開き直って気を練り戦い始めた。
何匹いたのだろうか。
30匹を超えた時大吉は数えるのをやめたのだが、100…もしくは200匹はいたのかもしれない。
普通だったら、気が切れて体力が切れて倒れていたはずだ。
それがまだまだ余裕があるというより、丹田の辺りから気がどんどん溢れてくる。
今まで栓をしていてそれが外れたかのように気が溢れている。
その証拠に、全力で体中から気を出しているがもう1時間ぐらい動き続けている。
「これで最後や!!!」
大吉は思いっきり後ろ回し蹴りをすると大吉を襲っていた生き物は入口の所に飛んで行った。
「もう疲れた。とりあえず休もう。」
大吉は倒した生き物の死体で洞窟の入口を蓋して安全を確保し、血まみれのまま眠りについた。
トラウマを解決するには、それ以上の恐怖を与えてやればいいんです。(絶対やめてください。)
ちなみに出てきた魔獣は出てきた順に、ヘルハウンド、マティコラ、アペプ、暗黒龍、チュパカブラです。




