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じゅうご 非公開の影
「非公開ユーザー…?」
半次郎はもう一度その通知を開こうとするが、何度押しても同じ表示が出るだけだった。
「見せる気ないなら送ってくんなよ!」
思わずツッコむが、当然返事はない。
気を取り直してフレンド一覧を開く。
料理人も、あの発光体も、いつも通りログインしている。
「まぁ、気にしすぎか…」
そう思った瞬間、新しい通知がひとつ。
『今、見えてる?』
「いや誰ぇぇぇ!?」
しかもまた非公開ユーザー。
半次郎は反射的にスマホを少し離した。
なぜか“見られている”気がする。
「これホラー系のやつ?」
試しに返信を打つ。
『誰ですか?』
送信。
……既読がつく。
だが返事は来ない。
その代わり、画面の端に一瞬だけノイズが走った。
「今の絶対バグじゃないだろ…」
笑えない何かが、確かにそこにあった。




