第四十五話 んfkじゃふいgふいhgかうあひあjぎあhljd
花と二人でプールサイドでみんなが出てくるのを待っているとウォータースライダーから先に出てきたのは桜と藍だった。水面から出て来た二人はなんだかすごく満足そうな顔をしている。艶かしい意味で。
「遼~、藍ちゃんのテクはすごいわよ♪」
なにをやってたんだ。
「遼兄ぃ、桜さんは感度いい。いい声出す」
だからなにをやってたんだ。
ウォータースライダーで二人が何をやっていたか気になるが一成と詩織ちゃんも出てきたので合流する。ほんとに桜達は何をやってたんだ。
「あー楽しかったー! もう一回乗るでしょ?」
「俺は次は藍と乗る約束をしているからな」
「なら私は花と乗るわ」
「一成はまた詩織ちゃんとだな。お前だけ素晴らしい体験ができないなんて残念だよ」
一瞬、詩織ちゃんに睨まれた気がしたが俺は藍と手を繋いで列に並ぶ。藍が繋いだ手をぶんぶん振って嬉しそうなのは兄としても嬉しいよ。今日はきてよかった。いろんな意味で。
今日は来場客が少ないのかウォータースライダーに客が少ないのか俺達の出番がすぐに回ってきた。藍は前がいいらしいので俺が後ろになることにしたのだが……
「なぜこちらを向いているのだ?」
「桜さんともこれで滑ったよ?」
話を聞くとこの体勢で桜の体のありとあらゆるところを愛撫したそうだ。それで桜があんな艶かしい顔になっていたのか。でも俺にやっても楽しくないぞそれ。
「藍がこれがいいって言うなら構わないよ」
「うん、遼兄ぃと体面座位」
「こらこら、そんなこと言ったらだめだぞ。お兄ちゃんでも男なんだぞ。藍はかわいいんだから興奮しちゃうぞ」
「今日ぐらいは興奮してもいいよ」
それアウト。こんなかわいい妹に欲情を向ける兄がどこにいるのだ!?いや、かわいいから欲情を向けるのか。
体面に座った藍が俺の上に乗り抱きついてくる。かわいらしい胸の感触を体で感じた後藍が俺を引き寄せるように後ろへ体重をかけてくる。早く滑りたいんだなと思った俺は支えにしていた手を離し二人で滑り落ちていく。
「きゃは♪ あははは♪」
藍が声を出して笑うのは珍しいな。それだけこのウォータースライダーはおもしろい。もう三度目になるが飽きる気がしない。最初は前、次が後ろ、今は体面座位。この体勢だとスライダーの中を立体的に動くから前も後ろも関係ない。
だがここで問題が起こる。藍の胸の感触とお尻の感触で元気になっているのだ。しかも激しく動いているので藍のお尻で擦れている。快感……じゃなくてこれはやばいぞ。藍もそれに気づいたのか艶かしい表情をして顔を俺に近づけ耳元で囁く。
「藍無しでは生きられなくしてあげる♪」
あんたまだ中学生だよね!? さっきもそうだけどどこでそんな言葉覚えてきたのかな!?
「んっ、あっ、うん……」
俺の上に乗っている藍が激しい動きの中でさらに腰を動かしている。だからどこでそんなこと覚えたのかな!?だがこれは気持ちいい。
「はぁあ、遼兄ぃ、んあ、気持ち、いい?」
そんな色っぽい声出さないで!擦れながらも藍の柔らかなお尻に刺激され、快感が、あ、気持ちい、だめだ、もうdjgじゃkhjljgjkhがkんkdfっはじjk。
俺はきらめく太陽の日差しをたくさん浴び、出口から飛び出た瞬間に達してしまった。妹が達してくれた、妹で達してしまった。ものすごい背徳感に襲われる。でも気持ちよかった。
水中で俺から離れた藍は賢者タイムに突入した俺の手を取り水面から飛び出した。手を顎に添えて満足そうな艶かしい顔の藍がなんだか桜みたいだ。
「遼兄ぃ、気持ちよかった?」
「……………」
「気持ちよかったから元気になってたんだよね?」
「……………」
「最後ビクンってなる遼兄ぃ、かわいかったよ」
どうやら藍は完全に桜と同じ方向に進んでしまうらしい。いや、もしかしたら桜よりも変態な子になってしまうかもしれない。さすがは俺の妹。お兄ちゃんとしては藍には純粋のままでいてほしかったよ。
「でも今日だけだから。本番は桜さんか花さんにしてもらって」
「当たり前だ。もうこんなことするんじゃないぞ」
もちろん妹とそんな関係になるつもりはないぞ。俺は藍の頭を軽く叩いて苦笑いをする。藍もいつも通りの笑顔に戻ってくれたのでこの話はこれで終了だ。藍が先導してプールサイドに向かい、先に藍が上がった藍が手を差し伸べてくるので手を取ろうと目を合わせたらウィンクをしてきた。
「でも今日だけは、ね♪」
ウィンクする藍なんて初めて見たかもしいれない。特に最近の藍からはらしくない行動だがかわいくて少しときめいてしまう。いやいや妹にときめいてどうするよ。そっちのルートは進んではいけない道だ。俺は再び苦笑いを浮かべ差し出された手を掴むのであった。
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プールサイドに上がりしばらく待っていると花と桜が一緒にスライダーから出て来た。抱き合っているように見えたが二人も向かい合って滑ったのかな。きっと桜がセクハラしていたに違いない。
二人が水面から出ると、桜は声をあげて笑っていたが、花はむくれ顔で桜をバシバシと叩いている。俺のことが好きな女の子二人が仲がよさそうでとても微笑ましい光景だ。
「藍ちゃん、花のおっぱいすごいね!」
「遼さんがいるのでそんなこと言わないでください」
「確かに花のおっぱいはすごかった」
「遼さん!? 忘れてって言いましたよね!」
「あら、私のとどっちがよかったの?」
「お前無謀な闘いを挑むんだな」
「遼兄ぃ、藍のは?」
おっぱいについて語りあっていたところに一成と詩織ちゃんがプールサイドに上がってきた。もっと語りたいところだが会話に入ってこれない子がいるので自重しよう。なんか少し睨まれた気がするが気のせいだろう。
「俺と一成は少し休憩するから女の子同士で楽しんでおいで」
「もう一回乗る約束でしょ?」
桜が捨てられた子犬のよな表情で俺を見てくる。その顔は反則だ。断れるわけがないが俺はまだ賢者タイムなんだ。わかってくれ。
「少し疲れたから休憩したらね」
「遼さん、今度は私が後ろでお願いしますね」
「遼兄ぃ、また感じさせてあげるね」
藍は余計なことを言うんじゃないよ。俺が妹で達したなんて知られたらどうなることやら。
「詩織ちゃんは藍、桜、最後に花と一緒に乗るといいよ。世界が変わるから」
「そりゃ女の子ならあの胸に何が詰まっているのか気になるわよ」
「男の夢と希望が詰まっている。詩織ちゃんとは縁の無いものだよ」
拳か蹴りが飛んでくる前に一成が詩織ちゃんを止めてくれた。さすが腐れ縁なだけある。
「俺と遼はみんなの飲み物買ってくるから早く遊んでおいで」
「一成君が言うならそうする」
俺と一成はみんなの注文を聞き買出しに向かうことになった。覚えきれないからみんなオレンジジュースでいいかと聞くととんでもない罵声を浴びせられたので一成に任せることにしよう。女性陣はウォータースライダーへ、俺と一成は売店へと二手に別れた。
「そういえば慎太郎はどこ行ったんだ?」
「最初は一緒だったがいつの間にか消えていた」
「まああいつは男だし大丈夫だろ」
女の子が迷子になったらもちろんちゃんと探すよ。でも平だ。たぶんどっかでナンパでもしてるに違いない。一成も同じ考えだろう。
「それでお前はどっちにするんだ?」
「飲み物の話か?」
「花さんと桜さんのことだ」
そういえば話してなかったな。一成にはちゃんと話すつもりだったが最近いろいろとありすぎて忘れていた。
「どっちか選ばないといけないよな」
「お前ハーレムでも目指したいのか?」
「ハーレムは! 男の夢だろ!」
「俺は詩織がいればそれでいいや」
やだイケメン。俺の幼馴染ってこんなにかっこいかったんだね。貧乳派だけどな。
「とりあえず二人には話したよ。時間をくれってな」
「男らしくないな」
「俺もそう思う」
俺はお前みたいにサラリとかっこいいセリフ言えないもんね! 口から出るのはいつも変態発言ですよ!
「お前詩織ちゃんに迫られたらやっぱりエッチするか?」
「そりゃするだろ。女の子の誘いを断るなんて最低だぞ」
これは桜の時だ。次は花の時の事を聞いてみるか。
「詩織ちゃんに監禁されたらうれしいか?」
「ずっと一緒にいれて世話してくれるんだったらむしろお願いしたいぐらいだ」
「…………なんかお前、今日すごくかっこいいよ」
だめだ参考にならん。たぶん平に聞いても同じこと言うんだろうな。俺が男としておかしいのか?
「桜さんに迫られて拒否して、花さんに監禁されそうになったのを食い止めたんだな」
「なんでわかった!?」
「それだけ聞けば想像できる。二人の性格からして逆の事をするとは考えられない」
「た、確かに」
そんな会話をしながら歩いていると売店に着いたので一成が自分のと女性陣の飲み物を注文する。俺も自分の飲み物と小腹が空いたのでクレープを注文することにした。
「一成も食べるか?」
「いや、そんなもの持って女性陣の中に入ってみろ。お前殺されるぞ?」
そうか?と首を捻りクレープを受け取る。甘くてうまいな。糖分が体に染み渡るようだ。
女性陣が楽しんでいるウォータースライダーまで戻るとクレープを食べている俺を見た女性陣の目が変わった。俺がこれしか無いと告げるとボコられた。いつもやられる五割増しぐらいでひどく恐ろしかった。主に詩織ちゃんだが桜と藍も加わっていた。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。あとでみんなの分も買ってあげるから許してください。
私もかわいい妹がほしかった!
いるのは高身長のイケメン弟が二人だよ!こいつら私よりモテるんだよ!




