戦闘機に筆で勝つ
友人のメッセージでアドバイスをもらったんですけど、
すごい助かりました。ここで言わせていただきますありがとうございます。
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「やっぱパセリでいいわ」
正直名前なんてパッと思いつかないからいつも適当になるんだよなぁ。
『【パセリ】でよろしいですか?」
結局これでいいや。名前に悩むよりもやっぱりさぁ俺は正直今すぐゲームがやりたい。
ナビに心配されるとはマジで思ってなかったわw
「それでいいよー」
『チュートリアr』
「キャンセル」
早くやりたいんだよチュートリアルいらんて。もどかしいんだよなあこういうの。
なんかこう、なんだろう、チュートリアルを見てその通りに
ゲームをプレイするのも癪なんだよねーもっとさこのゲーム自由性が高いんだからさ
自分の思うようにやりたいよね。
『ではゲームを開始します』
周りが真っ白になっていく。
「...ん?」
おおっと平原スポーンか、ランダムスポーンか?開けた場所だ、最悪だ、VRMMOだからなプレイヤーキル(通称PK)とかマジで勘弁あ、でも失う装備小筆しかないか?そもそも小筆失うのか?えぇっと装備はー、おけちゃんと装備してるわ。そりゃそうかwえーと周りは木一本と草と花。うわぁーなーんもねー。うわすごい草ふわふわしてるー。待って情報量が多いストップ
「そういえばマップ見てみよ。えーっとここはー」
...ん?『グライドトリアの平原』は?何それ。ちょっと待ってなんかいやな予感する。なんか後ろ来てる気がするなんかがもしかしてですけども...
振り返って見る。
【グライドトリア】
HP:50
全体およそ4メートルの飛行型の生物。くちばしの先端が長い刃物のような形状をしている。空を飛び、目標に向かって速い速度で突進してくる。与えるダメージがかなり高めなので、初心者には討伐が向いてない。地面に突き刺さった時がチャンス。
あれってあの噂のグライドトリアさんじゃあないすか?おっかしいなぁなんかどんどん巨大化してね?......いや違うこれまって。
「突進して来てんじゃねぇかぁ!!」
激突。
「うわぁぁぁぁぁ!!」
マジか空飛んでるーうわあーこれ死んd
「アダッ」
【パセリ】
残りHP:5(最大HP:30)
「いや痛すぎ。」
上を見上げるとそこにはあのグライドトリアさんが数十匹群れをなしてこちらを睨んでいるではありませんか。
「詰んでねぇか??」
全員突進攻撃。
あー。猶予7秒ちょいかこれ。どちらにせよこのゲームはペンで書かないと始まらん。
地面でもいけるかなこれ。
千秋が地面にペンでちょっと描いてみたところ、描けている。いけそうだ。
「とりあえずのナイフ!思い浮かべて書くぞ!」
緊急事態なので適当に。だけどできる限り頭で想像してるやつと同じようにしなきゃならない。何このゲームバカおもろいやんけ。
「描けた!」
描けてはいた。だがあまりにも適当だった。
「これでいいのか??」
ペンで書いたものが浮かび上がり形になっていく。
千秋はできたものを手に取った。
性能を見る。
【精鋭ナイフ】
タイプ:ナイフ
一致度:2%
ATK:3
耐久値:18
特殊能力:なし
総合の出来:最悪
「出来わっる。」
まぁでも武器があればこっちのもん!
突進の速度はざっと40km/時か?いなせるかなぁ。
武器を構える。
チャンスは武器と相手がぶつかる直前。
「ここだっ!」
一匹目。
二匹目。
三匹目...
次々いなしていく。
「っしゃ防ぎ切ったぁ!」
【精鋭ナイフ】
残り耐久値:3
「嘘だろォ。」
なんかないか、敵を一網打尽にできる方法...投げて串刺し?いや無理があるな。視線誘導して逃げる?あの感じだと目標に向かって地面とかに突き刺さるまで突進するから軌道変えるとかタイプだと思うからきついな。
どっちにしろ避ける暇がないな。あぁ〜どうしよぉ。
「とりあえずフルスイング!」
グランドトリアにフルスイングしたがダメージは3ほどだった。
「クッソ終わった。」
しかしその瞬間。
フルスイングしたことで軌道が変わり、グランドトリアがグランドトリアに向かって攻撃して大惨事。
「...おおっと!?」
空中で謎の塊になっていく。
結果全てのグランドトリアのHPを半分以下にすることに成功。しかも数匹ほどは倒すことができた。
「勝ったな。」
勝利の確信と同時に武器が消滅。
「え...もすかすて、今ので耐久値0った?」
武器なし。ならば書くしかない。
「今度は時間があるぜ!」
といっても謎の塊が爆散して襲いかかってくるかわからない。
なるべく丁寧に、かつ迅速に、自分の考えたものを描いていく。
「よし描けた!召喚だ!」
ハンマーらしきものが浮かび上がり、形になっていく。
【業火の大槌】
タイプ:ハンマー
一致度:32.8%
ATK:27
耐久値:20
特殊能力:炎上状態付与【効果】攻撃した相手に一定時間継続ダメージを与える
総合の出来:少し悪め
「よっしゃ...ってうっ。」
なんかめっちゃ体疲れたんだけど。あ、もしかしてスタミナ消費してね!?となるとこれ以上の武器などの召喚はスタミナが持たないな。ここで決める!
「キィィィィ!!」
謎の塊が爆散して分裂していく。
「ちょうど再登場ってか。」
一匹が突進してくる。
ハンマーを構えて受け止めた。
「お。いけたわ。」
グランドトリアがよろけている間にアッパースイングで畳み掛け、吹き飛ばして一機撃墜。
「おー。飛んだな」
今度は三体三方向の突進。さっきのようにはいかない。
「やってみますか」
高くジャンプしてグランドトリアの背中に乗り、踏み込みさらに高く飛ぶ。無駄に上空で一回転してからの落下しながら叩き落とす。加速した分パワーを上げての攻撃により3機撃墜。
「この武器つっよ。」
やっぱり大事だなイメージ通りに描くの。強さが違うわ。
今度は全方向全機突進。
「マジか。捌けるか?」
大槌を力強く握り、遠心力に身を委ね、回転と大槌の重さで破壊する。
「遠心力舐めんな。」
次々と破壊されていく戦闘機。
「おんらぁ!」
最後に投げてフィナーレを飾る。
見事全撃墜。そして大槌も撃墜。
「あーあ壊れちまった。」
いやでもマジでこのゲーム神だわ。こんなに楽しいと思わんかった。
さてと、街とかってどこにあるんだろ?
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このゲームの召喚のシステムなんですが、まず脳内でイメージした武器や生き物を描きます。
この時、脳内でイメージした物に近ければ近いほどATKや耐久値、特殊能力などの付与や強さなどが変動します。
そして生き物や武器などに自我を持たせたい(手下みたいにする)場合、
どちらかの手で書いたものにハンコのように押すことでその部分がコアとなりその物が動き出します。
しかしこの手下はコアを破壊されると消滅します。
ちなみにこれらの武器や生き物は、
このゲームの何千種類もの武器や生き物の中から自分が描いたものに最も近いものに自動選択される仕組みです。




