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レアエネミーからのパーティ申請

白い光の後に見えた光景は、広大な草原。草。一本の木。

周りを見渡しやすいいい場所に初期スポーンできたようだ。

「まずはマップ確認から。」

最初にマップを確認するのが俺のVRMMOをプレイする上での基本なんだよな。

マップを見た感じ、なるほど。地図に書いてある場所で1番近いのは『グランドトリアの巣窟』で、

1番近い街が『ウィールン』がというところか。


「ここでレベル上げしてから、『グランドトリアの巣窟』へ行ってさらにレベル上げ、

その後『ウィールン』に行くという順番にしよう。」


このゲームはどうやら街に訪れる順序はないようで、装備屋、武器屋、武器設計図屋...

その街それぞれの個性豊かなアイテムが売られている。

しかしこのゲームはそんな普通のRPGにある普通の街並みだけで終わりはしない。

それはオ(・)モ(・)テ(・)の街並みだ。

このゲームは隠し要素が非常に多い。

裏ではその街でしかできない事、例えば、

クエスト、特定アイテム、特定のジョブ、修行などの能力上昇系ができる場所、

限定NPCを仲間にできる、限定の場所に行けるようになる...etc。

こうなると本当に枚挙にいとまがないが、

つまりは、表では普通の武具、裏では最強のアイテムが売ってるというと

わかりやすい。

しかし、発見されているものがあまりにも少なく、

特定条件を満たすことで解放されるものが7割以上を占めているらしく(運営発表)、

気になってチラッと見た結果、

やっぱり今発見されてる隠し要素は75個ほどし(・)か(・)な(・)い(・)。

運営は「このゲームには隠し要素が500以上、

そのうち、エリア(フィールド)は70種類以上は少なくともある」断言してしまっている。

マップに見えてるエリア(フィールド)は30種類ほどしか表記されてない。

なので隠し要素が500以上あるのに、

まだゲームプレイ側はおよそ400個の隠し要素を見つけられてないという。

俺は正直それを聞いてワクワクした。

ゲームで誰も見たことない前人未踏の領域へ行けるゲームは大体面白い。


「隠し要素一つは見つけてみたいよな。自力で。」


これは正直俺の一つの目標でもある。隠しボスもいるらしい。

いつか戦ってみたいな。報酬にほんの少し目が眩んでいるところがあるが置いとこう。

そう考えている間に何か柔らかいものが足に当たった。


「ん?」


そこに現れたのはスライムだった。


「あ。癒し枠。確か敵を調べることができたよな。」



_______

【アンジュスライム:レアエネミー】



くりくりの目をしている敵癒し枠。

スライムが弱いなんて考えを持つ者は、

酸攻撃に体を焼かれ、飛ばれて攻撃を避けられ、

自身が弾丸となり頭を貫かれ天の裁き(即死)を受ける。

レベル30推奨。

_______



「酸攻撃をしてきて、空飛んで、頭貫かれる。

あー普通のスライm.....んn!?」


待って待って... x10

え、このゲームのスライムのレアエネミー強すぎないすか?

こーわーれーてーやーがーるーこいつ。

スライムが即死なんて出しちゃダメでしょうがよぉ!

あぁー(泣)終わったぁぁぁ...

リスキルだぁぁぁ...


『アンジュスライム』からパーティ加入申請が送られてきました。

承認しますか?

【YES】 【NO】』


「???????????」


ん?待って理解が追いつかない。

なんでだよ!?リスキルしたくてこっちきたんでしょ!?

(絶対違う)落ち着け。もしかしてあれか?

はいかいいえどっちか押そうとした瞬間にMy handsが吹っ飛んでくんだろ!

そういうことだろ!?なんで天使は残酷な選択をさせるんだよマジでさぁ(怒)

まぁもう詰んでるか。諦めよう。



『【YES】を選択しました。』

『アンジュスライムが仲間になりました。』


「え?」


待ってどういうこと?なn...え?

スライムさんすごい嬉しそうにしてるー。

意味わからんー。


千秋は考えることを即座に中断し、スライム(レアエネミー)が仲間入りした現実を

5:5で肯定・否定し、レベル上げに集中することにした。

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