周りの目が数倍気になる今日この頃
...何で俺は神(?)と携帯で話してんの?
まぁ、もうしょうがない、しょうがないんだ。
この展開になったらストーリー進行するしかないんだ
そうじゃないとコラボ回進まんし...。(メタい)
『今そこにいるから。』
てかさ、
平安貴族。
エルフ。
おじさん。
これを俺みたいな高校生が連れろと?
「いや。
今そこにいるから、で拾うことになるんですか?」
『他に頼めそうな人いないし。』
「俺も頼まれていい人ではないと思うんですけど。」
『でも話聞いてくれたじゃん。』
「聞かされたんです。」
『似たようなもんだろ。』
「全然違います。」
おじさんがわかった気になって同情してるのか知らないけど(嬉しくない、ちっとも)
なんか頷いてくる。
「分かるぞ。」
「お前は黙ってろ!」
『佐藤も黙ってて。』
「なんでお前にまで言われんだよ。」
「何の話をしてるの?」
「俺たちをしばらく面倒見てくれって、神があの子に頼んでる。」
「まあ。」
エルフ(?)が近づいてきた。
「よろしくね。」
「まだ引き受けてません。」
「そうなの?」
「そうです。」
今の自分が凄い食い気味なことに実は今驚いてる。
結構怒ってるわ自分、
「……速し。」
平安貴族、道路に夢中かよ。
「おい、道路に出るなよ。」
「出でぬ。」
「絶対出るなよ。ここ異世界より危ねえぞ。」
「佐藤の生まれし国ならば、そなたが案内せよ。」
「俺の知ってる日本と同じかどうかも分かんねえんだよ。」
絶対やめろ。写真撮られまくる。格好の的だから、既に!
今も写真撮られてることに気づいてらっしゃる?
窓!玄関!犬…は写真撮らんか。
こうなるんならはよ帰りたい。
「というか。」
『うん?』
「この人たち、いつまでいるんですか?」
『それを今調べてる。』
「今日中ですか?」
『分かんない。』
…ん??
「明日?」
『それも分かんない。』
ふぁ?
「一週間とか?」
『そこまではかからないと思う。たぶん。』
「たぶん。」
『たぶん。』
....。
中指を立てたい気分だ。
神だろ??
「……帰っていいですか?」
『そいつら連れてなら。』
「そういう意味じゃないです。」
はい、人生終了。
はいSNSアップ。
はい。
もうわかるだろ。
『まあ、ただでとは言わないから。』
金なら許す。
「……はい?」
『こっちのミスで巻き込んでるわけだし。面倒見てもらう礼くらいはするよ。』
「礼。」
『うん。』
おじさんがなんか言いたげだ。
「おい。」
『何。』
「まさか金で全部解決しようとしてねえだろうな。」
俺はそれでいいぞ??
『金とは言ってないけど。』
「じゃあ何だよ。」
神、いとも当然なることを告ぐるがごとく言へり。
『オレンジエナジーのブドウ味、一年分。』
「…………。」
なぁんでそうなるのかなぁぁぁ?
世の中金なんだから金くれや。
聞くからにエナドリだし、意味わからんし。
せめてゴールドエクスp……ミスった
ゴールデンアップル味とかにしろしばくぞ
「……ブドウ味?」
『ブドウ味。』
「オレンジエナジーなのに?」
『オレンジエナジーのブドウ味。』
おじさん、戸惑い気味。
「なんでオレンジなんだよ。」
『商品名だから。』
「じゃあブドウは何なんだよ。」
『味。』
「会話になってんのに納得できねえ!」
うん。わかるぞ。
そうなるのは(同情の眼差し)
「……それ、普通のオレンジエナジーとは違うんですか?」
『違うよ。』
「どう違うんです?」
『ブドウ味。』
「それは聞きました。」
『オレンジとブドウの味がする。』
「オレンジ残ってるんですか?」
『残ってる。』
それ作った奴絶対1+1=田んぼの田って答えそう。
「ブドウ味って何だよ。」
『だからブドウ味だって。』
「オレンジとブドウならオレンジブドウ味だろ。」
『商品名に文句言われても。』
文句言うよそりゃ、カスハラしてやろうか?
「一年分って、どれくらいですか。」
『一年分。』
「だから。」
『三百六十五本。』
「多っ。」
思わず声出ちゃった。
それはおじさんもだった。
「置き場所どうすんだよ!」
『そこは何とかして。』
「投げっぱなしじゃねえか!」
『一気に送るとは言ってないだろ。』
「じゃあどう送るんだよ。」
『考えとく。』
「今考えてねえのかよ!」
オレンジエナジー。
ブドウ味。
一年分。
目の前の三人。
オレンジエナジー。
…よくわかんなぁい。
「……なんで学校帰りにこんなことになってるんだ。」
『運が悪かったね。』
「原因が言うことじゃないです。」
『それはそう。』
人生が只今終了したいです(願望)
「少年。」
「……はい。」
「神は何と申す。」
「あなたたちを拾えって。」
「拾ふ。」
平安貴族は腹を立てた。
「我らは捨て子にあらず。」
「そこ気にするところか?」
「人を拾ふとは、いかなる言ひざまぞ。」
「神に言え。」
「今言ふべきか。」
「電話代われって意味じゃねえよ。」
ツッコミとボケしてるけども、さては今回のコラボ相手、
なかなかに頭おかしくて、そして意味わからん世界からきた奴だろ。
当たってることを信じよう。
「されど、我らもこの国のことを知らず。佐藤の故郷なりとはいへ、時も世界も同じとは限らぬのであらば、案内する者のあるはよからむ。」
古文むずぅい(国語平均平常点10段階中8なのに)
「お前、意外とまともなこと言うな。」
「無礼なり。」
「ごめん。」
うーん…信じ難いけど、多分異世界転移は本当っぽいな…
ここに放っておくと何するかわからん…。
仕方ない。
「……分かりました。」
「マジで?」
「神様に頼まれて、そのまま置いて帰るのも嫌なんで。」
『助かる。』
まぁお前らのためではない。
社会貢献だ(?)
それにオレンジエナジー…ちょっとだけ飲みたいから。
「ただし。」
『うん。』
安全保障のない車に乗りたくないのと同様だ。
「何か問題起こしたら、そっちで何とかしてください。」
『できる範囲で。』
「全部何とかしてください。」
『善処する。』
「急に信用できなくなった。」
「大丈夫だ。」
「何がですか。」
「俺もあいつは信用してない。」
『聞こえてるぞ。』
「聞かせてんだよ。」
役立たずな神って存在するんだね。
『あ、貴光。』
「何ぞ。」
『軽トラと牛二頭はちゃんと収納にいるから。』
さらっと現代の文明を超越したこと言うなー
「先ほど聞きたり。」
『勝手に出すなよ。』
「何故ぞ。」
『街中に牛二頭と軽トラ出したら騒ぎになるから。』
まず何でそれ入ってんの?
どうやって入ってんの?
当てましょうか?
あれだろ。異世界で軽トラを牛車として使ってるんだろ。
鍵も無くしたからそうなってるんだろ。(ドヤ顔)
「鉄の牛車は、すでに数多あり。」
『牛がいないだろ。』
「…………。」
平安貴族は見た。
道と車を。
結び出された結論。
「まことなり。」
「そこで納得すんのかよ。」
ナレーションできるほど平安貴族の考え丸見えたわ今。
『とにかく、戻せるようになったらまた連絡するから。それまで大人しくしてて。』
「待て。」
『何?』
「先ほど我に伝へむとしたることは何ぞ。」
俺は知らん、よって関与しない
『…………。』
「それを告げむとして、かくなりしにあらずや。」
『あー。』
沈黙の後。
『忘れた。』
「…………。」
神って、馬鹿かな?
「神よ。」
『うん。』
「好かぬ。」
『知ってる。』
草w
よし、じゃあ行くぞー………
…ついてこいよ。
「……あれは何ぞ。」
「信号。」
「何のために色変はる。」
「止まるか進むか決めるため。」
「誰が。」
「人と車。」
「何故、色に従ふ。」
「そういう決まりだから。」
そういう決まりなんだよ。
「……皆、従ふものなりや。」
「だいたいな。」
「帝の命にもあらぬに。」
「そういう問題じゃねえよ。」
ある意味帝の名では?法律って。
「佐藤。」
「今度は何だ。」
「あの箱、光ってる。」
「ああ。」
「中に飲み物がある。」
「ああ。」
「店員は?」
「いない。」
「どうやって買うの?」
「金入れてボタン押す。」
エルフは目を輝かせた。
ガキか。
「押していい?」
「金入れてからな!」
いつもの道がより遠く、まるで何十キロもあるかのように思えてしまった。
「……帰れるかな、俺。」
「奇遇だな。」
「はい?」
「俺もさっきからそれ思ってる。」
こいつは…日本人なのか?
「佐藤、この箱より水を得るにはいかほど要る。」
「だから勝手に押すなって!」
声が響く。
SNSが怖え。




