陽炎の先へ 4
【竜炎の棺・竜頭】の...五層くらいまできたかな?
ここまでくると 「The 火山」から、
「The 神秘的 火山」になった感じだな。
周りは暗いんだけど所々赤い炎が浮いてて明るし、
そもそも地面が岩とか溶岩だから、前には進める。
ただ銀色の俺の髪がチリチリになりそうで怖い。
ハゲにはなりたくない!
「ちょっと休憩しませんか、そろそろMP切れになるんですけど」
「てか、俺らのステータスにMPあるけどまだ技ないよな」
「魔法は魔法系の職業についたら獲得できますよ。
MP消費の打撃技、カウンター、投擲技とかもたくさんあるのでいずれ習得できます。
僕はスライムなんで職業なくても魔法撃てます」
スライムのくせに生意気な。
「「へー」」
なお、俺とルーズリーフ二人とも魔法系に興味が今のところない様子。
「あ。言い忘れたんですけど、クエスト受注したのも前に述べた街で受けました。」
装飾が施された明らかに「エンドコンテンツで手に入るヨ」
みたいなMP回復のポーションを飲みながらクーニャは言った。
「プレイヤーの作るMPポーションも悪くないですね。
回復量はもちろんのこと、味もこだわってる」
ちなみに、プレイヤーや一部NPCの作ったアイテム、武器はコピーすることができないらしい。
ただ、作成者が設計図を作ったら他プレイヤーに譲渡可能なんだってさ。
「どこで買ったんだ?それ。
また隠しエリアか?」
ルーズリーフが問う。
「『一二三六郎』という人が経営してる普通にある店で買いました。
これの値段は50ネオンクリスタルくらいですね」
「...高くね?」
「安い方です。」
思わず突っ込んでしまったけど、そうでもないのか?
そんな手に入るもんなのかお金。
「てか、今現実夜の2時だが大丈夫か?」
えっ!?マジかもうそんな時間?
流石にログアウトしたいかも...(宿題終わってない模様)
「そろそろ町に着くので、そこでログアウトしたらどうですか?」
「んじゃあそうするわ。」
火山入り口から五層くらいのところ、岩とマグマしかないところで、壁すらない。
てか今更だけども、クーニャのMP普通にイカれてるよなぁ。強そうな技出しまくってたけども。
クーニャが前に手を出してそこに壁があるかのようにペタペタ触れている。
「...パントマイム?」
「違います...あ、あった」
何もないところに触れた瞬間クーニャの体は歪み、消えた。
「うわ、消えた」
「特定の座標に立って手をかざすといける隠しエリアなんですよねー」
後ろにクーニャがいる。
「いや隠しエリアじゃないよここ」
「侵入許可証もらったのでテレポ使いますね」
____
「ここが町ですね」
目の前に広がる住民と盛り上がる市場。
煙の上がる住宅街。
そのさきにある豪華な宮殿。
「ようこそ【フレイシアン】へ」
「「...よしログアウトっと」」
「え少しは観k...」
【『ゲームを終了します』】
「疲れたぁ〜」
人が戦ってるのを見ただけでも結構疲れるもんだなぁ。
歯磨きして、寝よ。
【フレイシアン】の説明はまた今度




