表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/3

「Color Element」

「千秋〜、『color element』今日買うんだって?」



竹道が昼休みになった直後に教室のドアを盛大に開けてこっちにきた。


「あぁ。買う予定だけど?あ、もしかしてあれか?

フレなろ的な?」


「これだから勘のいい高校二年生は嫌いだよ」



それぐらいわかりますよ。親友を5年やってますから。


「でもわりぃ。少なくとも今日は一人でプレイしたい。

どんなゲームなのかはまず自分で確かめたいんだ。」



と言いつつ、あのゲームに関して少しは聞いておきたい。

チュートリアルがねぇって聞いてるからな。


「そっか。じゃあ一緒にやる時は声かけてな。」


「わかってるよ。」


「あ、でも2週間声かけなかった場合、

それ相応の理由を聞かせてもらうから覚悟しとけ。」



それはない。100%。それだけは「絶対」と言う強い言葉を

使えるほどありえない。


「流石にないって。」



そしてなんだかんだで授業が終わり、

竹道と校門まで一緒に帰る。


「あーあ。ゲーム屋が俺か千秋のどっちかの帰り道が最短なら

いつもと同じく話しながら同じところまで帰れたのにー」


「それは俺に言われても仕方がないんだが。」


「それはそう」



お互い少し笑って、「吉報待ってるぞー」と言いながら帰る竹道を見送る。


「じゃあゲーム屋行って『color element』(通称:カラエレ、CE)

買って行きますか。」



久しぶりにゲーム屋入るなー。

最近カラエレ買うために他のゲームにお金使うの極力避けてたからな。


「あ、ちっきーさんじゃないですか。」



あ、店員の唐星さんじゃないですか。

めっちゃ久しぶりじゃないですか?

もう60代になるのにまだ店長元気じゃないですか?

最近の少子高齢化は進みすぎだろ。

もう誰か店長二代目を!誰か!唐星さんを休ませて!


「久しぶりだねー。最近顔も観にこないからさ、

ついにゲーム廃人になったかと思ったけど、

制服きてるし大丈夫そうだね。」


「流石にそこまではなりませんよw」


「でも今日の目的は「color element」でしょ?

残念だけど売り切れだよ。」



さすが店長。よーくわかってますわ.....

ん?待って?聞き捨てならないこと聞いたぞ?


「え、売り切れたんですか?」


「うん。」



終わったぁぁぁ!


「じゃあ、帰りまーす。(小声)」


「まぁでもお得意様だしね。明日の5時に来てくれたら、

特別に貸切の朝一で買わせてあげるよ。」


「店長さぁん(泣)」



ほんっとにこの人マジでかっこいい!

ほんとに尊敬するわこの人!

でも頼む!休んでください!


「ちょうど限定版も買えると思うから、

どうせだし通常盤と同じ価格で買っていいよ。」



...え、待って?ここに神様がいる。

限定版って通常版よりも2000高いのに?

通常盤と同じ価格??


「赤字じゃないですよね?」


「大丈夫。うちは自家製の肉まん売ってるからそれで儲かってる。」



よかったー!少し安心したぁー!


「どうせだし、一つ売れ残ってるからあげるよ」



あ、やっぱり神だ。この人。

遠慮の塊になっている俺は否応なしに肉まんボーナスをもらい、

さよならを言って帰った。


「あんな優しい人多分この世に存在しないわ」

あっつあつの肉まんを食べながら家に帰り、

深夜1時まで勉強し4時に起き、「color element」を買った。


けど俺はロングスリーパーなため、

寝不足で全く授業内容が入ってこなかった。

俺は深夜1時まで勉強した自分を悔いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
面白いですね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ