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スタティオン  作者: quklop
”pluorauhg” ある喫茶店について
6/120

6 ”hlagh”

突然エイダは立ち上がり、何かに対してこう宣言した。

「フラグは達成されました」


「ああ、はいはい、フラグな。

って、本当にフラグかそれは。

んで、何、フラグって」

ギャルゲーとかのあれか?

「フラグだ」

「いや、そうだろうが…」

「キョー!」

ガシッと俺の手を取るエイダ。

そのまま椅子から引っ張りあげられる。

結構力あんのな、こんな柔らかい手をしているのに。


「行こう!!」

「唐突だな、どうしたんだ?

まあ、俺としてもそろそろ店を出てもいいと…」

「違う」

「は?」

「出る、違う、行く」

いまいち要領を得ない。

「はあ、どこに?」

「スタティオンに」

少しの間、エイダ語の翻訳の為に脳髄をフル稼働させる。


……あ、わかった。

「ああはいはい、ステーション、つまり駅な」

「シッケイしない」

「おう、これからはちゃんと覚え…ん?」

シッケイ、しないだと?

エイダは、言葉について訂正されると、誰に対してもシッケイしたと、素直に答える。

まあ、それも日本語としてはおかしいのだが。

だが、どういう訳か今回はシッケイしないらしい。

さっきからどうしちまったんだ、エイダは。

「行こう、スタティオンへ!!」


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