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スタティオン  作者: quklop
”fautht” 若かりしあの頃の彼女と冷たい鉄格子
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24 ”N-tcuanerl”

パソコンの画面はいつの間にか色調を変えていた。

管理人専用の文字を発見。

「伏せって言ったでしょ。

人のパソコン覗き込まないの」

伏せる。

…何かに目覚めそうだ。


天才少女、東町由紀乃。

日本人なら、もはや名前を知らない人の方が少ないんじゃないだろうか?

本名は知らずともゆきひろという愛称を目にする機会は、ネット内ではそう少なく無いはずだ。


3年程前にNちゃんねるを世に産み出し、ゆきひろは一躍有名人になった。

今もNちゃんねるの管理人として、Nちゃんねるに書き込まれた膨大な量の情報を、大体は把握及び管理している、らしい。

もしかしたら由紀乃は世界一忙しい引きこもりかもしれない。


「キョウ、見てよし」

「わわん!」

さて、本日の餌の時間がやって参りました。

「ここかな、特に面白いのは」

一つのスレッドを選んで、由紀乃は俺に見せた。


『経済的活動奨励法はイかれてる』

そんなタイトルだった。

経済的なんたらかんたら法?

初耳だ。


『経奨法はいくらなんでもヤバイ

下手したら国がコレ一つで終わる

草生やしてる場合じゃねぇぞ』

『いくらなんでも理不尽だろこれは』

『こいつに投票したやつ全員の責任』

『ちょっと待ってくれ

一応メリットも無いわけではない

政府に認可されない半端な企業が淘汰されて

その分の養分が政府に認可された大企業に回る

その結果優秀な企業のみが生き残り経済的な安定は確かに見込める』

『間引きみたいで気持ち悪い』

『ここはお前みたいなガキが感情論を振りかざす場所じゃありません

半年ROMってろ』

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