15.1 売価設定
今回は失敗しない売価設定についてです。
商売を始めて10年後まで生き残る企業は約1%と言われています。唐突ですが、閲覧頂いている皆さんに問題です。
こっちの番外編に興味がない、将来自分がなにかを人に売って利益を得たいとは全く思わないと言う方はそのまま戻って次回を閲覧頂ければと思います。
Q. 1000円で仕入れた商品に2割の利益を乗せて販売したいと思います。さて、売価はいくらになるでしょうか?
商売の基本として原価に利益を乗せて売価を決めることが必須ですが、もしあなたが店を持った時、この問題を解けなかった方、10年以内に店をたたむ99%に入ります。
1000(仕入れ)+20%(利益)→1200円
1000×1.2(倍)→1200円
頭で上記のどちらかが浮かんだ人が多いかと思われますが、この計算は間違いとなります。正解の計算式は以下の通りです。
1000/(1-0.2)→1250円
*利益3割なら0.2→0.3、4割なら0.2→0.4
理由として『店頭などでの値引きは実際の売価から行われる』からです。
例えば、この商品が余ってしまった。若しくは商品入れ替えの為売ってしまいたい。その時、原価でいいから処分しようと2割引きしたらどうなるでしょう?
誤) 1200‐20%→960円(40円の赤字)
正) 1250‐20%→1000円
と、計算上プラスマイナス0のはずが上記の様に赤字が出てしまうからです。
仕入れ100円の品に利益5割を基本売価にして実際に店頭では4割引きで1日100個、1年間毎日売る計算だと……
正)基本売価設定100/(1-0.5)→200円 4割引→120円‐原価100円→利益20円
20×100×365→730,000円
誤 )基本売価設定100×1.5→150円 4割引→90円‐原価100円→利益‐10円
‐10×100×365→‐365,000円
と、この計算式を間違ったままだと売れば売るだけ損してしまうのです。小売店用にはそうならないようにメーカー希望小売価格っていうのがあるのですが、特に飲食業や自社製品を出す様な所は知らず知らずに利益を削ってこんなはずじゃなかった……………となってしまいます。
因みに本篇ではペットボトルの仕入れ値を170~180円/本程で計算してたんだけど…………額面小さくてせこせこコツコツやってると話が進まん!ので、ね。
利益率やらロス率やら実際に具体的な数字が見える計算式はまたいつか。
税金についても専門家ではないので頭がパンクしなければ……。
この解説要らないって人もいるだろうけど、解説前提で考えた話だし分類的にもね。
ではまた、サイツェン。




