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いっこの差  作者: 夢呂
【第四章】
247/283

会社での再会

「メイ」

檜山(ひやま)冬吾(とうご)現在(いま)の彼氏が私のことを呼ぶ。

会社の同僚からは、入社からその愛称で呼ばれていた。


「おはよう」

「おはよ」

部署のフロアーが同じなので、一緒に五階でエレベーターを降りながら話す。

「昨日の友達の結婚式、どうだった?」

冬吾が私に尋ねる。

「うん、綺麗だった」


「元彼も…来たんだろ?」

付き合う前は、飲み友達だったから…恋愛の話も冬吾は全て知っていた。


「うん…」

私は、罪悪感で顔が見れない…。


「メイ?」

「何でもない…。あ、朝礼始まるよ?」

話をそらして、冬吾を避けるように自分のデスクに向かう。





「今日は、わが社に新しく中途入社した社員の紹介をします」

司会をする総務部の主任が、マイクで話す。


一番広い、大会議室を使い、総務部と営業部が合同で月に一回朝礼をおこなう。



「総務部に配属になった、澤野 春さんです。」

――――え?


目の前には…高校の卒業式以来、会っていなかった…

ハルくんの姿があった。



――――ウソ…でしょ?



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