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いっこの差  作者: 夢呂
【第三章】
222/283

クリスマスイブイブ

季節はあっという間に、冬になった。


今年のウィンターカップは予選で敗退してしまい、

今年の冬休みは比較的時間が出来た。


―――ハルくんやサクちゃんがいたら、勝てたかもしれないのに…。


悔しかったけど、

私もそろそろ自分の進路について考えなくてはいけない。


せっかくなので、とりあえず大学などの資料を取り寄せることにした。



冬休みに入って、本屋さんで参考書を探していると、

菜奈から電話があった。

「もしもし?」

『茗子?今、どこ?』

「本屋さんだよ」

『明日って暇?クリスマスパーティーしようよ』

「あ、明日ってクリスマスイブだね」

―――すっかり、忘れてた…。


『そうだよ、みんなでやろう!茗子の家で』

「え、うち?」

『だって、おばさんアメリカ行くんだよね?』

「まぁ…」

―――お母さんは、単身赴任中のお父さんがいるアメリカに冬休みを貰って、明日から出掛ける予定だった。

確か、冬休みに入る前に菜奈にはそのこと話したかも。


『帰ってくるの、元旦でしょ?茗子、心配だしさ』

――――気にしてくれてたんだ…。


「うん、分かった。じゃあ明日」


電話を切って、私は考える。


――――部屋を掃除して…、

あ、料理とかシャンメリー買い出ししなくちゃ。


友達だけでクリスマスを過ごすのは初めてで、

明日が楽しみになる。



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