一日目⑧ 狙撃手
初投稿なのでだいぶ雑です!
多目に見てくれると嬉しいです!
ブレイを置いてけぼりにしてしまった、後で謝っておこう。
「よし、じゃあ帰るか!」
「うん」
僕とナイトが帰ろうとしたその時。
ヒュッ
黒のムチがいきなり動き出し、とんでもない速度で体を繋げナイトに飛びついた。
「ナイト!危ない!」
僕はそう叫ぶ、すると。
「今だ、ブレイ」
ナイトがそう言った瞬間、鉄砲玉のような速度で何か飛んでくる。
それは、”石”だった。
石がムチに命中し、繋げた体がまた弾け飛ぶ。
ムチは、地面に吸い込まれていくように溶けていった。
しかし……
もうこの時既に、魔王に”ハメられていた”んだ。
石は勢いのやむことのなくナイトの首にえぐり込んでいった。
「!?」
「!?」
「!?」
三人が同じことを思った。
「カッ……はっ……?」
ナイトが、仰向けに倒れる。
石は、ナイトの首に深く、めり込んでいた。
「ナイト!!」
遠くでブレイの声が聞こえる。
僕はブレイが来るまで待っている間、ナイトの脈をはかる。
……ドクッ……ドクッ……
脈はある、ひとまずは大丈夫だ。
脈をはかり終えたその時、ブレイが飛び出してきた。
「アサオニ!ナイトは大丈夫!?」
「うん……まだ脈はあるよ……」
ブレイはナイトに飛び付き、慎重な手つきで石をはずす。
ぬちゅっ……ずっ……
嫌な音がする、かなり重症だ。
「アサオニ、宿まで連れてくからそっち側持って」
「うん、わかった」
僕はナイト足をつかみ。
「せーのっ!!」
持ちあ……げる……!
重っ……
「よいしょ……!よいしょ……!」
ナイトを宿に運んでいく、このペースだと、だいぶかかりそうだ。
1時間後
ナイトをベッドに寝かせる。
窓から外を見ると、もう明るい、結局寝れなかった。
「ひとまず……命に別条はなさそう……」
ブレイがそう言う、良かった……
いや、よくはない、戦える人が減ってしまった。
「私が投げた石は的に命中すると止まるんだけど……」
「いや……ごめん……私のせいで……」
ブレイが申し訳なさそうに言う。
「謝る必要ないよ、あの化物が悪いんだ」
ひとまずこう言っておく、今はブレイから離れたほうがよさそうだ。
「僕は、その……寝とくからさ、ブレイも休んでよ」
「うん……ありがと……」
僕は部屋に戻り、すぐ眠りについた。
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〜ナイトの部屋〜
ブレイ「ごめんね……私のせいで、こんなことになっちゃって」
涙ぐみながらそう言う。
「必ず……魔王を倒すから、だから……」
「……許して」
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