第20話 タウンズビル騒乱の前兆
エゴン少佐は本隊を率いて進軍してエリア29から5キロ離れた開けたところに攻略のベースキャンプを置く。そして彼は部下にエリア29までの地形を調べさせる。
そして、エリア29から1キロの所にある岩山を通る道に注目する。彼は部下に言う。
「私ならここにわなを張るが・・・どうだ。」「200メートルほど両側が崖ですので爆薬を仕掛けられたら生き埋めですね。」
「そうだな、ここは守りやすくて攻めづらい。」「おそらく敵は岩山の出口に布陣していると思われます。」
「うん、ここは別動隊を作ろう。」「別動隊ですか。」
「そうだ。岩山の道には斥候を使う。人選をしておいてくれ。」「はっ、了解しました。」
ダーグ司令官は力にものを言わせるタイプだが、エゴン少佐は冷静沈着な職業軍人だった。
ブルーノは、偵察隊を送り出し、軍の本隊がエリアから5キロ離れたところにベースキャンプ置いたことを知る。彼はエリア長・ユリウスに連絡して住民の避難を開始する。
クリスタは自警団の事務所へ行こうとする。彼女はアウレールのことが心配なのだ。しかし、父親のクラウスが止めて、一緒に避難することになる。
ブルーノはクルトの元部下を10名エリアの守りにつかせる。そして残りは岩山の出口を目指す。アウレールはエリアと岩山の中間地点に布陣する。
ワルカは対ガントのためにどちらにも参戦できる位置取りになっている。
アウレールは、「これはみんなを守り戦いなんだ。俺が敵を殺さないとみんなが殺される。」と自分に言い聞かせる。
その頃、アレクシスとケヴィンを乗せた空中戦闘艦ユニオンがタウンズビルに到着しようとしている。ダーグ司令官にフィクサー来訪の知らせが届く。
ダーグ司令官は慌てて基地の管制室へ行き、無線機を管制官から取り上げるとユニオンに通信する。
「こちらタウンズビルの司令官ダーグだ。フィクサー来訪の用件を伺いたい。」「こちらユニオン管制、監査と聞いている。」
「お前には聞いてていない。責任者を出せ。」
ユニオンの管制官が困っているとケヴィンが代わる。
「こちら、ナンバー8のケヴィン・クラッセンだ。ナンバー7が面白い物を見れるというのでついてきた。」「ナンバーズ・・・だと。」
「どうした。面白い話はないのか。」「馬鹿にするな。軍はおもちゃじゃないんだぞ。」
ダーグ司令官は、ふらふらと管制室を出ていく。アレクシスはケヴィンに言う。
「今から仕事をする相手だぞ。挑発してどうする。」「ガントがお迎えに来ているかもな。」
「オーラフ艦長、バカが挑発したから注意してくれ。」「了解、第一次戦闘体制に移行する。基地の動き、警戒厳にしろ。」
「ケヴィン、俺たちはマグニのコックピットだ。」「悪かったよ。」
アレクシスとケヴィンは走って行く。オーラフ・トゥーマン艦長は2人を見送る。




