表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある受付嬢の非公開日誌  作者: 荒野ヒロ
七月から九月の終わりまで

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/45

○○○年 八月 十三日

 今日戦士ギルドにやって来たのは、他の街でそれなりの実績を上げてきたパーティ。リーダーの女性が銀階級で、それ以外の顔ぶれは魔法銀が二名に、鋼が一名、鉄が二名の計六人パーティだ。


 ただ、それぞれの職種が結構被っている、特殊なパーティだった。普通は前衛三、四人なことが多いのだが──このパーティは、一人の神官以外の五名が戦士系の職業なのだ。


 均衡バランス悪くね?


 とか言えるわけはない、リーダーである聖騎士の女性には何か考えがあるのかもしれない。

 問題があるのならギルド受付に申し出て、別の構成員メンバーに替えることもできるのだから。


 だがどうやら、彼女らのパーティはこれでいいらしい。他の冒険者が話していたのだが、彼女らのパーティは、回復役の神官以外の全員で敵に突撃して蹴散けちらす戦法を使い、勝利しているらしい。

 陣形を使った戦技というわけだ。かなり型破りだが、最近はこういった方法を戦術に組み込んでいるパーティも多いと聞く。


 そのうちギルドから正式に「組織戦技」とか「陣形戦術」とか名前が付けられて体系化されるのかもしれない、と噂されている。


 冒険者って本当に面白いわ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ