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18. 修行 III

18話目です。

頑張って修行します。

 お忘れだろうか?俺は今修行中の身。

 そう、赤の鳥居の階段を40分以内に登り切ることで、師匠が()()()のマッサージをしてくれる。

 ありがとう、エロ仙人様。


 ガラスの材料を確保して帰ってきたら、師匠がそれはもう盛大に飽きていた。

 そのため、ガラス造りは明日に回し、赤の鳥居階段ダッシュすることになった。


 昨日、生ワルドゼリーを食べたおかげか、筋肉痛もなく体の調子もすこぶるいい。

 ホーンラビットから受けた打撲は師匠がヒールで治してくれた。


 万全。

 そう万全だ。


 俺のリビドーは止められない。


「待ってろよ師匠ぉぉぉぉ!」


 30kgの甲羅を背負ってダッシュ。


「うぉぉぉぉぉぉぉぉ」



 本日のタイム:1時間45分。


 無理でした。1日でどうにかできるわけがない。

 しかし、たった1日で15分も縮んだ。

 これは前向きの捉えよう。オトナの階段に向かった一歩なのだ。

 明日こそは必ず。

 大きなお友達のみんな、オラに少しずつ力を分けてくれ!



 その後、食事して、ソラちゃんに魔素抜きしてもらった生ワルドを食べる。


 試しにソラちゃんに1割ほど魔素を残してもらう。魔素を残すことで、ワルドの効能が上がるのではないかと考えたのだ。魔素残りのワルドを食べると体が回復する、さらに魔力も回復する。思った通り少し魔素を残すことで、回復効果が激増するみたいだ。それに、甘味が少し薄れるが、多少の魔素が味に深みを与えている。好みが分かれるだろうが、俺は魔素ありの方が好きだな。


 食後は魔法の修行だ。


「お主、今日は天の湖でホーンラビットを倒すときに、空気を魔力で操ったようじゃの」

「ああ、咄嗟に思いついてさ」

「それは、水の修行の次に行う予定じゃったのだがの。まさか、簡単に空気を操ってしまうとはの。面白いやつじゃ。どれ、少しヒントをやろう。もっと強く形を明確にイメージすると良い」

「そうすると、風で切り裂くウィンドカッターとかもできるようになるってことか」

「そうじゃ。なかなか理解が早くて良い。それに、なんとか間に合いそうじゃしの」


 師匠が嬉しそうに頷く。


「では、次の修行は、自分の体の魔素を魔力で動かす訓練をするのじゃ」

「水や空気の代わりに、自分の体を魔力で動かすイメージか。やってみる」


 水や空気と違って、自分の体はもっと簡単だと思っていたがそれは違った。

 いつも意識をせずに動かしていた部分を魔力を使って意識的に動かす。しかし、普段の動きとの連動が取れなくなり、バランスを崩すことになる。しかも、体への負荷がすごい。というか勝手に動くのに逆らっている感すらある。


 それから2時間試行錯誤を続ける。

 その結果、魔力を使った歩行ができるようになった。


「これがスムーズにできるようになれば、身体強化の魔法となるのじゃ」


 さて、今日も天然温泉へGOだと思っていたら、

 師匠が呼び止める。


「お主、昨日よりも余裕そうじゃな。もう少し修行じゃ。ほれ、これをやろう」


 師匠が、赤い刃の短剣を渡してきた。


「これは?」

「魔力を喰らって攻撃力に変える魔剣じゃ。これを使って素振りを1000回するのじゃ。それができたらご褒美に妾の寝所に来ることを許すぞ」


 なんっすか、そのご褒美展開。R18まっしぐらですぞ!

 イエス、マイ師匠


『マスター。この短剣の使用には注意が必要です。単に使用すると危険です。』


 メーティスさんが警告してくる。なにが危険なんでしょう。俺の貞操。貞操なのかw


 そう、この時俺は舞い上がっていた。


 そして赤い魔剣で素振りを始める。

 一振りするごとに魔力をどんどん吸われていく。

 そして、100回目で意識を失った。


「ふむ、こんなものかの」


 目を覚ました俺に師匠が解説してくれた。

 あの魔剣は振るたびに魔力を吸い上げていく。

 俺の魔力量だと100回が限界

 1000回素振りするためには、自らの魔力を“吸われないように“コントロールしなければならない。


 短剣の修行かと思いきや、魔力コントロールの修行でした。

 メーティスさんの警告はそういうことだったのか。


 そういえば、師匠の修行は、魔力の制御に重点が置かれている。

 魔法と言いつつ、呪文もなければ属性もない。単に魔力で魔素をコントロールする。

 空中から火や水を出したりもしない。


「良いか、この世界は、魔力量の多い妾のような神獣やドラゴンがゴロゴロおる。魔力の少ないお主が、そのような者たちと同じ場所に立つには、赤い魔剣を凌ぐ魔力のコントロールができる必要があるのじゃ」

「いや、俺はそんな英雄じみたことはしないつもりなんですけど・・・」

「それはわかっておる。実は、妾は今、極限まであふれる魔素を魔力で抑えておる。普通の状態じゃと周りの魔素濃度が濃くなりすぎて、お主が死んでしまうのからの。高密度の魔素の中で生き残るためには、自身の魔力で周囲の魔素をコントロールし続ける必要がある。少なくとも、あの魔剣を1000回素振りできる程度にはの。さすれば妾の寝所に来ても生き残れるはずじゃ」


 エロのためには魔力コントロールが必須なのか!


 あれ?師匠は極限まで魔素を抑えている状態?すなわち我慢中。

 この我慢が終わるまでに魔力のコントロールを身につけないと死ぬ感じじゃないですかね?


「あの、師匠、その、、、魔素を抑えている状態は、いつまで保ちそうなんだ?」

「保って、あと5日くらいじゃの」


 なにこのデス仕様。

 だから、師匠は空気のコントロールができたことを喜んでいたのか。

 呑気にしている場合じゃなくなったようだ。


 ま、今日は魔力も枯渇状態だし、天然温泉に入って寝よ。


なんと、ガウスに来てまだ3日しか経っていません。

修行は2日目。そして、修行のタイムリミットはあと5日。

7日間で魔力の使い方をマスターしないと死にます。


こうやって書くと、だいぶスパルタで鬼畜ですね。

アキラには頑張ってもらいましょうw


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