表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/60

オープンテラスって江戸時代にはもうあったと思います

 侍と武士の事について軽く書いていますが、本文の内容は主人公太助が聞いた話を朧げに説明をしたと言う体で書いています。なので細かい部分におかれては本来とは違うかもなので、その点におきましてはご理解下さい。






 人里の喫茶店こと団子屋さん。テレビの時代劇で見る様なお店と言えば判りやすいだろうか。僕は数店舗ある団子屋さんの中でも人通りの少なめな場所にある団子屋さんによく来ます。


 理由の一つとしては、友人が寄りやすい雰囲気でひょっとしたら会えるかなーって気持ちで利用している。その友人は、幻想郷のサムライガールこと妖夢さん。



「太助様、そのさむらいがーるとは何の事でしょう?」


「(考えてた事が声に出ちゃったかな……?)侍は判る?」


「はい。私も持つ刀を魂とし、主に仕え、武を修めた者の事だったかと」



 お店前に設置されている横長の椅子に座っている僕の隣で、串に刺さった団子を片手に妖夢は少し考えてから応えてくれた。

 関係無いけど、結界の外で日本のオープンカフェって若者向けみたいな雰囲気があったけど……日本でも昔っからこの形式って似た感じなのあるよね。



「付け加えるなら、戦うだけでなく主の領地運営の仕事にも関わっていたからそれ相応の学も身につけていた身分だね。聞いた話だから細かくは判らないんだけど、主君や主家のそば近くに仕えた者が侍。武芸を収めて、軍事に携わった身分……(いくさ)って言った方が判りやすいかな? 主な仕事を戦とした感じの人を武士と呼ぶらしいよ」


「そうでしたか」


「そして妖夢は、幽々子さんの剣術指南役であり、庭師でもある。運営の細かい部分には関わってはいないけれど、主の身の回りを整えているから侍。ガールは海を超えた先に住む人達の英語と言う言葉で少女」


「要するに、侍がーるとは女侍と言う事でしょうか?」


「そうだねぇ」


「意味は判りましたが……何とも面妖な言い方ですね」



 妖夢に苦笑されてしまった。妖夢とは言わず幻想郷の皆に言えるけど覚えれないって訳じゃない。確かに幻想郷では英語は一般的では無いどころか、人里や日本妖怪にはあまり知られていない言葉だからね……気を付けよう。


 英語は紅魔館や魔法使い(アリス・魔理沙)は普通に使ったりしてるから、日頃から使えば広まる。日頃から使わないから広まってないって事なんだろうか。


 しかし、妖夢があまり見せない表情……変な事言ってるなーって顔されちゃったのは思いの他精神的に衝撃だった。うん、所謂ショック。



「ここまで話しておいて今更なんだけど、結構腰を据えてるね。今日は休みの日だった?」



 持っていた団子を頬張り、お茶を飲んで一息ついた妖夢にまた声をかけると、はい。と頷きながら応えてくれた。



「はい、何でもそろそろ周期に入るから偉い人同士で簡単なお話をすると幽々子様が仰っていましたが……委細までは聞いておりませんが人里でお団子でも食べてきなさいと言われましたので。日が傾いた頃には終わるとも」



「周期に入る?」


「はい、周期に入ると」



 何の事だろう? そう言えば紫お姉ちゃんと藍お姉ちゃんは白玉楼に行くと言ってたなぁ。偉い人の中に二人も含まれてるんだろうな。聞いたら教えてくれるだろうか?


 それからまたゆっくりと過ごしていたら妹紅さんが現れた。妹紅さんと妖夢は初対面だったので、ふと以前の咲夜との喧嘩を思い出してどうなるもんかと思ったけれど……。


 その時の咲夜と違って妖夢が冷静に挨拶をしていたから妹紅さんも喧嘩腰にならずに良かったと一息ついた。


 ……別に咲夜もすぐに喧嘩を売る様な人じゃないと思うんだけど何だったんだろう……あれ(以前の喧嘩)は。






 本編に出てないだけで、咲夜やら鈴仙やら輝夜とかも人里に顔を出して太助と遭遇してたり。霊夢はネタにしたいからはまだ同時には出会っていない予定。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ