表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『竜の子』 〜冒険者に憧れるおっさん全裸で異世界に転移する〜  作者: スメコ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/43

第25話

 


 セリーンが炎を上げてから、一時間ほど経っただろうか。


 その時は突然やってきた。



「アリア!」


 セリーンが叫ぶ。


「アリア!」


 力の限り叫ぶ。

 涙が止まらない。


「セリーン!セリーン!」

 アリアも叫ぶ。


 見つけた!

 アリア!


 セリーンの目に映る、アリアの後ろ。


 リズ!


 馬に乗ったリズ。


「?」


 弓を引いている。


 なんで?


 なぜ弓を......こっちに向かって。


 リズは五本の矢を、目一杯引き絞っている。

 (セリーン、頼んだわよ)



 一瞬困惑したセリーンだったが、


 ――いいわリズ。

 任せて!



「......炎の根源、深淵の業火よ、その姿を......」


 詠唱を始めるセリーン。



 アリアが振り返る。


「リズ!」


 リズはアリアに向かって矢を放った。



 ―――



 アリアに向かって疾る馬から飛び降りるリズ。


 その後方から飛び出す三体の影。


 リズの放った五本の矢がアリアを掠め、曲線を描きながら旋回。


 リズ、後ろ向きに反転、広げた両手を交差させる。

 左から二本、右から三本。

 矢が影の眼前で交差する。


 落ちていくリズの顔の上、炎が一直線に通り過ぎた。


「ヒール!」

 アリアは落ちてくるリズへ両手を伸ばす。


 ゴゥ


 という音と共に、三体の影が燃える。


 地面に叩きつけられ、のたうち回る三体の影。


 やがて三つの影は動かなくなり、辺りに静寂が落ちた。



挿絵(By みてみん)



 26話に続く。

面白い!と思ったらブックマーク、評価をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ