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軍との衝突と混沌の芽生え

「これよりヤマタの森に進軍する

目標はビーレギオンを従えているという少年とビーレギオンの始末だ

報告によればビーレギオン達は軍のような連携を取ってくるそうだ

数々の戦地を生き延びてきたお前達ならば遅れをとることも無いはずだ!」


「モンスターに媚び売るような悪魔の子供なんて晒し首だ!」


「「そうだ!そうだ!」」


「その意気だ!それでは進軍するぞ!」



___________________________________________


「クロ様 軍がこちらに向かって進軍してきたようです」


「そうか いちおう警告だけして素直に引き下がらないのならやっちゃっていいよ!」


「承知しました」


瑠璃姫はそう言うと凄まじいスピードで前線に向かっていった


「クロ様からの警告だ

今私がいるこの位置より先に進むと言うならお前達に何をしてもいいと言われている

これがどうゆう事だか分かるな?」


「なんだあのビーレギオンは?!まるで人のような姿をしているぞ!」


「構わん!のこのこと1匹でやってきたのだ殺してしまえ!」


「無駄だ私に攻撃は当たらない」


「ほざけ魔物!くたばれ!」


軍の後方から多数の魔法が瑠璃姫に飛んでくる


しかし魔法は瑠璃姫にら当たったと思いきや通り抜けて瑠璃姫の後ろで被弾する


「無駄だと言ったはずだぞ?クロ様の寛大な慈悲を無駄にしないでほしいものだな」


「馬鹿にしやがって!構わん!進むぞ!こいつからは攻撃してこないんだ!早いだけの雑魚に違いない!」


「愚かな だが虚言でも言っていなければ士気も下がるということか 学ぶこともないわけではないか」


瑠璃姫がそう言ってるうちに軍は瑠璃姫の下を進軍している


「警告は行った 誰一人生きて帰れると思うなよ」


一瞬で現れ一瞬で消えた瑠璃姫に軍の一部は不安を隠せないでいたがもう遅い

既にビーレギオン軍隊は目の前まで来ていたからだ


「クロ様を倒そうなどと考えている愚か者共はお前達だな 始末する」


「ビーレギオンだ!全員構えろ!」


こうして人と魔物の軍が衝突した


上空から交戦の様子を眺めている瑠璃姫はビーレギオン達の圧倒的な力と統率力に満足していた

ビーレギオンの女王たる瑠璃姫とクロが主従関係のため新たに生まれてくるビーレギオン達もみなクロと主従の関係にある

つまり自分たちが数を増やせば増やすほどクロの総魔力量が増えて恩返しができるのだ

そして今回はその私が敬愛するクロ様を倒そうなどと考えている愚か者共の始末

助けてもらった恩を返すにはまだまだ足りないが主従の関係になってから初めて従者らしいことができる

そして目下の戦況は一方的だ

ルナの護衛に付かせている翠以外の3匹もまだ待機していてこれだけ圧倒しているのだからなにも問題は無い


半刻後には森の中に千の人の山が築かれていた


___________________________________________


クロは嫌な予感がして立ち上がった


ビーレギオン達が負けるとは微塵も思っていない

それとは全く別の事だ


「お兄ちゃんどうしたの?」


「いや、心配するなちょっと1人で外に出てくる」


「ちょっとどうしたのよ急に」


「ちょっと気になることができた」


「なによそれ?」


「分からないが予感がした だから確認してきたい

何も無ければすぐに戻るよ」


「分かったわ行ってらっしゃい」


「翠 ルナ達は任せた

瑠璃姫にも報告はしておいてくれ ミリティももしかしたら感じているかもしれないが俺が見に行ったと言っておいてくれ」


「・・・分かりました」


俺はついこないだ森の上を飛んでいたガルーダの翼を『自由人』で再現して飛び立った


向かう先は以前森を探検した際に引き返したその先

祟竜がいると思われる森の奥地だ


近づくにつれて感じる魔力もどんどん大きくなる

だが以前よりクロ自身の魔力も比べ物にならないくらいに増えている

前ほどの圧倒的な差は感じない

しかし前回とは明らかに何かが違う

なんとなくだが前回来た時は眠っていたような感じで今回のは目覚めてしまった感じがある


クロは自分の魔力を隠そうともせずに祟竜の近くに飛んでいく

祟竜もこちらに気づいたようでこちら窺っているようだ

躊躇うことなく近寄ると祟竜の姿が見えた

なるほど・・・ヤマタの森の由来はこれか

祟竜は異世界人である俺の知識の中のヤマタノオロチと一致していた

全身を黒い鱗で覆われている8つ首の竜だ

ヤマタノオロチはこちらを視界に捉えるとすぐに口からブレスのようなものを吐き出してきた

クロはブレスに近寄らないようにしながら『自由人』

で作ったビーレギオンの針をブレスに向かって飛ばした

針はブレスに触れるとドロドロになって溶けてなくなった

針だったものは黒い液体となって地面に落ちた

あれは当たったら終わりだなぁ・・・

まぁ俺以外の人間ならかなり防戦を強いられていただろうな

続けて他の首からも呪息が吐かれる

今度はヤマタノオロチの真っ黒な鱗を『自由人』で生み出すとそれをブレスに向かって飛ばす

ヤマタノオロチの鱗はブレスをまっすぐ通過してもさっきのように溶けることはない


やはりな


「まぁ自分が吐くブレスでやられるような体の作りにはなってないよね そういうことならその体もらうよ」


クロは全身をヤマタノオロチの漆黒の鱗で覆った

これであのブレスは無効化した

クロはブレスを気にせず一気にヤマタノオロチとの距離を詰めた


___________________________________________



瑠璃姫は感じた


2つの大きな魔力がぶつかり合っているのを


その1つが心酔する主のものだと


翠から思念が送られていてそれは確信に変わった

眠っていた呪いの竜が目覚めたのだ

きっかけは恐らく目下に無慈悲に積まれた屍の山

この魂があの竜を目覚めさせたのだ

そしてそれを主が相手している

「全員聞け!」

瑠璃姫は声を張り上げた

喋るのと同時に思念会話でも同時に全てのビーレギオン達にも思念を送る


「主が眠っていた災厄の竜と戦闘している!

すぐに向かうぞ私に続け!」


ビーレギオン達はすごい勢いで森の中を進んでいく


敬愛する主のために



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