似合う色
気配。
ビクッ
最近、外を歩いていると誰かに見られている気がする。誰もいないはずなのに後ろからの視線を感じる。気のせいだとはじめは思っていたが、明らかにおかしい。家のポストの中に青色の紫陽花の絵が書かれたカードが入っていた。部屋の中に入りカードを見ると、 《貴方には青色が似合う》と書かれていた。
怖くなった私は彼に相談した。
彼は私の相談を優しく聞いてくれた。
そして怖くなくなるまで「泊まっていきな」と提案してくれ、私は当分の間彼の家に泊まることにした。
彼の家に泊まり始めて1週間
後ろからの視線を感じなくなり、私は自分の家に戻ることにした。
1週間前に見た部屋は何も変わってはいなかった。
ただ一つを除いては...
捨てたはずのカードがゴミ箱の中に入っていない。
あの時確かに捨てたはずなのに...1週間前のことを必死に思い出してみる。
やっぱり、私は怖くなってカードをゴミ箱に捨てた。
なら何故?カードはどこに?
恐怖と不安が私の中を渦巻く。
震える指を動かし、彼に電話する。
しかし彼は電話に出ない。何度も何度も電話する。それでも彼につながることは無い。どうして電話に出ないの?私の指は震えたままだった。
2年記念日まであと5日。