3/16
番外編(二人目妊娠中の話)
「では、お願いしますね。」
2歳のクロムはお昼寝の時間になり、すでに眠ってしまっていた。
お昼寝をしているクロムを乳母に任せ、私は足浴の為にカイル様と部屋に戻った。
邸の廊下を歩くだけでもカイル様は心配らしく、ずっと一緒だった。
「随分腹が大きくなるんだな。」
「妊娠したらこんな感じですよ。」
私は今、二人目を妊娠中だ。
カイル様はクロムの時は妊娠姿を見なかったので、今回の妊娠に初めてのことばかりでいつも心配している。
部屋で足浴をしている時もカイル様はじっと見ていた。
「カイル様、メイドの方々がビックリしますよ。」
「しかし、何かあったらどうする。」
「何もありませんよ。気持ち良いだけです。」
カイル様がいるとメイドの方々が緊張するのですけど。
私に言われて、渋々廊下に出ていった。
足浴が終わると、カイル様とソファーに並んで座り、お腹を優しく撫でてくれる。
お腹の子が元気に蹴るところが知りたいらしい。
今か今かとお腹の子が動くところを待っている。
「今回は、ずっと側にいるからな。」
「はい、とっても嬉しいです。」
カイル様は相変わらず優しい。
クロムも大事にしてくれている。
二人目も必ず大事にしてくれる。
そして、一月後私は産気付いた。




