親達は今か今かと待っている2
「ルーナ、リュエナは可愛いわ。早くお嫁にきてくれないかしら。」
「本人達に任せると決めたじゃないですか。それにリュエナはフレン様をずっと待っていますよ。だから大丈夫です。」
そうです。
ミラ様はリュエナが幼い頃からずっと、フレン様と結婚して欲しいと言っていました。
お子が一人しか出来なかったからか、女の子のリュエナをずっと可愛い、と可愛がってくれていました。
許嫁にとも言っていましたが、カイル様が本人の意思を尊重して、好きな者と結婚させると言って許嫁にはしなかったのです。
でも結局リュエナはフレン様が好きになっていたみたいですね。
「もう!フレンがさっさとリュエナにプロポーズすればいいのに!どうして押しが弱いのかしら!」
「…多分デビュタントで言うのではないですか?言いたいことがあるとリュエナに伝えて出発したみたいですし。」
「本当に?やっと告白するのね!見たい。見たいわ!」
「だ、ダメですよ、邪魔してフレン様が言わなかったらどうするんですか。」
ミラ様はそれは困ると言い、見に行くのは諦めそうだが、本当に待ちきれなさそうだった。
でも、デビュタントに間に合うのかしら。
本当に結婚することになったら、内定をもらった仕事はどうするのかしら。
ミラ様にリュエナの仕事が決まったことを伝えると、そうねぇ、と何か考えていた。
話をしながら、負傷者の所につくとミラ様と見舞いに一人一人に廻った。
負傷者は少ないが、ミラ様は誰一人見捨てずいた為、負傷者達も皆帰って来られた。
ミラ様は何だか強く見える。
きっと、負傷者達が回復したら、また感謝に廻ると思う。
立派な方だ。
だから、カイル様もリュエナとフレン様の結婚に反対もしない。
ミラ様とグレイ様の人柄がわかっているから。




