鍛冶屋に入ったら弟子入りしてたんだが
ドワーフの集落。
ハルキのテンションはすでに天井を突き抜けていた。
「やばい!!全部かっこいい!!全部触りたい!!」
「やめろ」クレア即答。
「まだ何もしてないぞ!?」
「する前に止めている」
有能ツッコミである。
その時。
カンッ!!カンッ!!と響く金属音。
ハルキ、ロックオン。
「……あれだな」
「嫌な予感しかしないな」
吸い込まれるように鍛冶屋へ。
中には筋肉の塊みたいなドワーフ。
ダルムである。
「なんじゃ小僧——」
ハルキの持ってたアーティファクトを見てフリーズ。
「……は?」
空気が止まる。
「それどこで拾った」
「森」
「森は宝箱じゃない」
正論。
だがダルムは興奮していた。
「貸せ!」
数秒後。
「すげぇえええええええ!!!!」
過集中、発動。
3時間経過。
5時間経過。
クレアが呟く。
「……これ、帰れないやつだな」
正解。
やっと顔を上げたダルム。
「壊れておる」
「え、そうなの?」
「お主よく使えたな」
「なんかいけた」
「なんかで済ますな」
そこでハルキが言う。
「俺やっていい?」
「は?」
「直せそう」
「根拠は?」
「今なんか分かった」
最悪の回答。
だがダルムは笑った。
「やってみろ」
——数時間後。
「……は?」
ダルム、二度目のフリーズ。
完全修復+改良済み。
「なんでだよ」
「なんでだろ」
「弟子になれ」
「軽っ」
こうして、
鍛冶スキル:カンスト
仲間:増えた(うるさい)
クレアの負担:倍増
冒険はさらにカオスへ。




