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22 お茶会に行こう②

「楽しみだなジュリアンヌ!」


「レベル上げをしておくことをお勧めしますわ」


「えぇ…?!そういえばジュリアンヌのステータスはどんな感じなんだよ?」

 


ギク。



「お見せする程のものではありませんわ」


「はぁ~?!逆に気になるっつーの!」


だよねー!

しかし、最早誰彼構わず気軽に見せられるステータスではない気がしてるんご。


「あと、その”エリオス様”とか、そういう言葉遣いやめろよ。お前に言われるとなんか解んないけど怖い……」



「…まったく、失礼ね。アンタがフランク過ぎんの」


「それそれ!そんな感じで宜しく!お前なんか貫禄あるから、喋り方までそんなんだとマジで怖がられると思うぞ」



「エリオスは私が怖くないの?」

怖いって二回言ってましたけど…?(ショック)


「だってお前もう俺の友達じゃん?一緒に『妖精の森』に行く約束したし。それに、従者に慕われている奴に悪い奴はいないんだぜ?……ま、これはじいちゃんの受け売りだけどな!へへっ…」



かっっっっっわぁぁ…(KO)




「…エリオス様。失礼ながら、お嬢様はルイス家の宝で御座います。怖がる者などいる筈がありません」(怒)


「宝ねぇ…どちらかと言うと『砦』?って感じがするけど…」


「砦…」

かくし球くらいにして欲しいかな!



「悪い悪い!その青いワンピースとても似合ってる!」

「アリガトウ」



エリオスはお詫びに(失言したとは微塵も思っていない)リュカ君と一緒にお菓子と飲み物を取りに行ってくれました。


私は全く気にしてませんがリュカ君がプリプリしててかわゆいエリオスありがとう!!









「「「少し宜しいかしら?」」」




こ、これは……!!



「ラファエル様とエリオス様とはどういう間柄なのですか……?!正直にお話なさって!」


「エリオス様に馴れ馴れしいのではなくて…?!」


「あの従者私に下さらない?」



かわゆい令嬢ちゃん達がプリプリしている。

要はあれだよね。新参モブがしゃしゃるなよと。

えぇ解ります。推しメン×モブが許されるのは脳内変換出来る二次元だけですよね。えぇ。


そして『あの従者を私にくださらない?』は許さん誰だコラふざけんな。










「少しお話しても宜しいでしょうか。ルイス=ジュリアンヌ様」




ジュリアンヌの前に勇敢にも他の令嬢より一歩踏み出した令嬢がいた。


ふと目を向ければ、この世のものとは思えぬ程の可愛らしい少女。


「ラファエル様の婚約者と相成りましたエルマと申します。以後お見知りおきを」


穏やかに発せられた凛とした声。


彼女は決して声を張った訳ではなかった。

それなのにその声はとても力強い。


腰まである金色の髪はまるでシトリンのよう。

長いまつ毛に縁どられたサファイアの瞳。高すぎない形の良い鼻のすぐ下には愛らしいぽってりとした唇がきゅっと結ばれていた。



「綺麗…」


「お褒めに預かり光栄ですわ、ジュリアンヌ様」


いや天使過ぎんだろ……


…待てよ?

ラファエル殿下の婚約者とか…


「フフフ」


「…これはとんだご無礼を致しました。誠に申し訳ございません」



…恐らくこの人は王族。

セルヴィアのお姫様に…違いない。





「おやめ下さい。ここはそのような場ではありません」


「ですが…」


「私貴女にお礼を言いに参りましたの。だって、あのラファエル様が心から笑ったのですよ?」


「……」

…笑ってましたっけ?


「恥ずかしながらラファエル様の笑顔など初めて見ましたの…一体どんなお話をなされたのでしょう?」


「先ほどは、我が領地である『妖精の森』の話をさせて頂きましたが…」

「『妖精の森』…素敵ですね。ウィンガードにもまだ妖精が住まうような聖域が残っているのですね…。これからも殿下をお願いしますね、ルイス=ジュリアンヌ様」


「私に出来得る限りの尽力をお約束致します」







「お嬢様…!この騒ぎは一体……?!」


「あれ、エルマじゃん!」


「……」(誰だろう)


「久しぶりねエリオス。

それではまたお会いできるのを楽しみにしてますわジュリアンヌ様」




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