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4日目
私の退院日は3週間後を目処、と主治医からは告げられた。
退院後は復職に向けたリワークプログラムを受けるよう、色々と資料を渡された。
まだ職場復帰する意欲は湧かなかったが、入院を長引かせるのも無理そうだった。
決まってしまったからには仕方がないので、
リワークに向けて、私は生活リズムを整えることにした。
朝6:00には起きて、ホールの窓際でコーヒーを飲んで、ラジオ体操をして、本を読んで、3食食べて、21:00には寝る。
生まれてこの方したこともない健やかな生活。
そんな日々の中、朝、私がぼんやりとコーヒーを飲んでいるときであった。
ジャージ姿のクンちゃんがホールに現れた。
そして、私の前まで来ると、
「わ、私もコーヒー飲んでいいですか?」
と、言った。
コーヒーを飲むのに私の許可がいるのだろうか。
「どうぞ」
私が言うと、彼女は嬉しそうに近くの自販機でコーヒーを買ってきて、私の隣に座った。
あ、一緒に飲みたいということか、と遅れて理解した。
何を隠そう、私は彼女いない歴=年齢の、正に童貞だった。




