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魔剣に選ばれた王女 ~その感情はエラーですか?~【完結済/一気読み推奨】  作者: 筑紫隼人
第一章「魔剣と王女」

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第7話 レジスタンス

「名は?」


焚き火を挟んで、向かい合う。


「……セリス」


「俺はガイウスだ」


無精髭の男。


鋭い目。


元兵士——それも、かなり腕の立つ。


「帝国に国を潰された口か?」


セリスは頷く。


「……あなたは」


「元・帝国兵だ」


空気が張り詰める。


「……今は違うがな」


吐き捨てるように言う。


「帝国は変わった。あれはもう、国じゃない」


セリスは息を呑む。


「……何が起きてるの?」


ガイウスは少し考え、言う。


「上が狂ってる」


短いが、重い言葉。


「皇帝が変わってからだ」


その時。


『興味深い』


ノイエ・ジールが呟く。


『統治機構の異常ですね』


「……あなた、黙ってて」


『了解しました』


すぐに黙る。


だが。


ガイウスが眉をひそめる。


「……今、誰と話した?」


——まずい。


セリスは言葉に詰まる。


だが。


「……剣よ」


そう言った。


沈黙。


次の瞬間。


ガイウスは笑った。


「……なるほどな」


まるで納得したように。


「じゃあ、お前も“こっち側”だ」


その言葉の意味を。


セリスは、まだ知らない。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。


「続きが気になる」と思っていただけましたら、ブックマークや評価をいただけると励みになります。


一つひとつの応援が、この物語を最後まで書き切る力になっています。


次話もお付き合いいただければ嬉しいです。

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意志を持つ禁忌の魔剣は、彼女を守る剣か、それとも彼女を喰らう器か? 復讐に燃える王女が世界の真実を斬り拓く、本格ダーク戦記。
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