表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔剣に選ばれた王女 ~その感情はエラーですか?~【完結済/一気読み推奨】  作者: 筑紫隼人
第一章「魔剣と王女」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
7/224

第6話 出会い

朝。


霧の残る森を、セリスは歩いていた。


足が重い。


それでも、止まれない。


「……水……」


喉が焼けるように渇く。


その時。


気配が走った。


ノイエ・ジールが、すぐに反応する。


『……右前方に三名。武装を確認。敵対する可能性が高いです』


「……戦うのは」


『……推奨します』


「だめ」


セリスは、小さく首を振った。


だが、その直後。


「動くな!」


鋭い声が森に響く。


矢が、こちらへ向けられていた。


木々の影から、三人の男が姿を現す。


装備は粗末だった。


それでも、その目には強い警戒が宿っていた。


「帝国の犬か?」


セリスは答えようとする。


その瞬間だった。


『……排除します』


身体が動く。


「やめ──!」


声は間に合わない。


剣が振り下ろされようとした、その寸前。


ぴたりと止まった。


「……?」


『……制御権を返却します』


セリスは、目を見開く。


初めてだった。


ノイエ・ジールが、自ら攻撃を止めたのは。


ゆっくりと両手を上げる。


「違います……私は……」


言葉に迷う。


名乗るべきか。


一瞬だけ、ためらう。


それでも。


「……エルデン王国第一王女、セリス・アルヴェリアです」


森が静まり返った。


三人の表情が変わる。


その中の一人。


若い青年が、一歩前へ出る。


「……証明は?」


セリスは、静かに剣を掲げた。


その瞬間。


空気が変わる。


青年の目が細くなった。


「……その剣」


視線が、刃に釘付けになる。


「……お前、何を持っている?」


それは、誰の目にも明らかだった。


その剣は、ただの剣ではなかった。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。


「続きが気になる」と思っていただけましたら、ブックマークや評価をいただけると励みになります。


一つひとつの応援が、この物語を最後まで書き切る力になっています。


次話もお付き合いいただければ嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
意志を持つ禁忌の魔剣は、彼女を守る剣か、それとも彼女を喰らう器か? 復讐に燃える王女が世界の真実を斬り拓く、本格ダーク戦記。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ