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我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができて、SS級の先行者利益を得られたら〜  作者: 一日千秋
魔神侵攻編

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198話 訓練参加



「じゃあアメリカ代表は君たち2人で、vsチナツとヤマダって事でいいかい?それで、勝った方はオイラと模擬戦をやろうじゃないか!※英語」



屈託のない笑顔で英雄は白人兵士2人と上官兵士に何かを提案しているようだ。



「ああ、それで良い。では、その事を自衛隊の代表に申請してくるから戦闘準備をしておきたまえッ!※英語」


敬礼をした2人の兵士はなにやら準備をし始める。



そして、俺とてっちゃんはその一連の流れをよくわからずポカンと見ていると、横でトシくんが要約してくれた。



「おいおい、アメリカ人は全員勝手すぎるだろ!何で話がどんどん進んでんだよ!」



「ほんとだな。でも、てっちゃん戦えるの嬉しいでしょ?」



「まぁな、アイツら2人はどうでもいいけど、英雄ってどんな戦い方するのか気になるよな!」



そこは俺も気になっていて、SNSに落ちている動画を観ただけじゃよく分からない。体験してみないとな。


さすがに、こんな都会のど真ん中にあるこの施設じゃ、デカい魔法なんて使えないだろうし、軽めにやるだけだろう。




「さぁ!諸君!日本の自衛隊の許可は取ってきた!!あとは君たちの承諾さえあれば、訓練に参加できるぞ!!※英語」



上官兵士が俺たちの元へやってきて何かを言った。



「あとは君たちの承諾だけで戦闘始められるってよ!」


トシくんが苦笑いで伝えてくれる。



「お!マジか!イエス!イエスゥ〜!」


てっちゃんはふざけた感じで手を上げながら承諾する。



「俺もオッケーですよ」


俺は親指と人差し指をくっつけてオッケーの合図を上官兵士に見せる。




「ヘイ!少年たちも準備をしてくれ!5分後に始めるぞッ!※英語」




周りで訓練していたアメリカ兵は一旦手を止め、楽しいイベントが始まったぞ!という感じのニヤニヤした表情をしながら、俺たちの戦うスペースを空け始めた。


そして、自衛隊員のみなさんは何やら興奮している人も多く見られ、歓声が飛んでくる。




「千夏さん!山田さん!頑張って下さいね!」


そこへ安倍さんが応援に駆け寄ってくるが、全く心配していないようで、アメリカ兵みたいにニヤニヤしていた。



「戦いを生で観ることができるなんて、楽しみです!」


次に来てくれたのは竹山さんで、かなり興奮したような表情で応援してくれた。




まぁ仕方ない、頑張るか。

と割り切り、どうやって倒すかを考える。やはり厨二病っぽく、イケてる戦い方で勝つ方がオーディエンスも湧くよな。





さて、最初は様子でも見てみるか。




「お互い準備出来たようだな。さて、ルールは単純だ。四肢欠損や死亡リスクがなければ問題ない、後は回復チームが何とかする。そして、スキル使用はこの施設を壊さなければ使って良しとする。

では、日本チームに通訳した後、訓練を開始する。


戦うのは、スティーブとサム、チナツとヤマダだ。※英語」



上官兵士が説明し終わると安倍さんが通訳してくれる。



そして、俺たちと相手が位置に着くと施設内のざわざわした話し声は一瞬で沈黙した。


上官兵士が俺たちの間に入り、太い腕を頭上に上げる。





「レディィィ!ファイッ!!」


上官兵士が楽しみにしてたかのように張り切って腕を振り下ろし、開始の合図を送る。




その瞬間、俺の胸ぐらを掴んだスティーブというやつが結構デカいバトルアックスを持ち上げて迫ってくる。


そして、サムはバトルナイフを2本持ち、てっちゃんに迫る。あちらはナイフ対決になりそうだな。



「てっちゃんがんば」



俺はてっちゃんの目をチラッと見てそう呟き、自分と対戦するスティーブに向き直る。





「よし、スティーブって言ったか、かかって来い。あ、すまん。日本語通じないか」



意外と足の速いスティーブは既に俺の目の前に到達していて、頭上にはバトルアックスの分厚い刃が迫ってきている。



その刃の側面をそっと触り、軌道を逸らす。


ガズンッ



施設の床にめり込む。



おい、施設壊していいのかよっ!!!


と心の中で呟くが表情には出さない。




めり込んだバトルアックスはすぐに抜かれ、お次は横に一閃、俺がそれを躱すとスティーブはその力を使い、そのまま回転しながらもう一回横に薙ぐ。


さらに斜めに回転、縦に回転、また斜めに回転。


そういう攻撃パターンか?

でも、これは避けるの楽すぎるな。


どうしようか。



思考しながらも相手の一挙手一投足を見ていると、回転の際に目線を外す瞬間を捉えることができた。



あそこ狙うか。



次の回転に差し掛かり、一瞬首が反対方向へ向いた瞬間、俺は身体強化と足への拳撃を使い、爆速の移動でスティーブに突き進んでいく。




次の瞬間、スティーブの目の前にドアップの俺の顔がある。



驚愕している相手の目が面白い。


そして、横から来るバトルアックスの柄を受け止めるとピタッとスティーブの動きが止まる。



「Grr…」


「Power…」



額に青筋を浮かべたスティーブは何かを呟くと元から大きかった筋肉が更に巨大化していくではないか。


身体強化ではないな、なんだ?




スティーブがバトルアックスを俺から引き離そうとしたので、負けじと俺もフルパワーで引っ張る。





と、次の瞬間ふわっと、スティーブの体はいとも簡単に浮き上がってしまったのだ。



それに驚いたのは俺だけではなく、周りにいるアメリカ兵たちもポカンとしている。





そして、それを持ち上げててもしょうがないのでこの硬い地面に思いっきり叩きつけてやる。




スティーブを轟音と共に施設の地面に突き刺してやると、自衛隊員からは野太い歓声が上がり、アメリカ兵は両手で頭を抱え、オーマイガッを連発していた。





ていうか、ミスった。あんまりカッコよく決めれなかった気がするな。もっと派手にいけたんじゃないか、、、



そして、俺も施設壊してしまった。






最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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