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モンスターがあふれる世界になったので、好きに生きたいと思います 作者:よっしゃあっ!
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34.二日目の終わり


 戦闘に使用した廃車を、すぐさまアイテムボックスに収納する。
 ついでにほかの車も回収しちゃおう。
 勿論、シャドウ・ウルフやほかのモンスターの魔石も忘れない。

 やっぱ、収納の効果範囲も広くなってるな。
 感覚的には二十メートルくらいだろうか?
 凄く広くなった。なんて便利なのだろう。

 ホームセンターの方を見る。
 学生たちは、まだモンスターと戦っていた。
 でも、モンスターの数は少なくなってるな。
 あの鉈を持った女子高生がかなり奮戦しているようだ。
 爛々と輝く紅い瞳がかなり怖い。
 余りの迫力に、一瞬、彼女の方がモンスターなんじゃないかって思えてくるほどだ。

「皆!もう一息だ!あと少しで、奴らは全滅する!気合を入れろ!」

「「「おおおおおおおお!」」」

 西野君の皆を鼓舞する叫び声が聞こえる。
 ……あの調子なら、問題なさそうだな。
 彼らだけで何とかなるだろう。

 そう思い、立ち去ろうとした、その瞬間―――西野君の視線がこちらへ向けられた。

「っ……」

 ―――見えてる?
 いや、違うな。
 懐中電灯やライト付きのヘルメットを使ってるし、『暗視』スキルは持ってない筈。
 見えてはいないが、誰かがここに居る―――そう言う感じの視線。
 事実、彼は直ぐに視線を外し、目の前の戦いに集中した。

 まあ、気付いていたとしてもおかしくはないか。
 あれだけ大きな音を立ててたし、俺だって彼らにばれるのを承知で戦ったんだ。
 それ位覚悟しないと、あのシャドウ・ウルフは倒せなかったわけだし。

 それにしても……やっぱり、彼は凄いな。
 この状況で、俺に声をかけようとしなかった。
 他の皆に動揺が走るといけないと判断したのだろう。

 それは俺としても好都合だった。
 立ち去るついでに、周辺に居たゴブリンやゾンビどもをなぎ倒していく。
 そのおかげで、もう一度レベルアップする事が出来た。
 そのまま、俺とモモはホームセンターを後にした。



 その後は、無事にモンスターの追撃も無く、俺とモモは逃げ切る事が出来た。
 今居るのは、空き家になった一軒家の居間だ。
 鍵がかかって無く、誰も居なかったので失敬させてらった。
 出来ればこのまま眠ってしまいたいが、その前にジョブとスキルのレベル上げを済ませてしまいたい。
 それに確認したい事もある。
 先程の戦いで、俺は一気に3つもレベルが上がった。
 そのおかげで、SPは53ポイント(残存3ポイント+60ポイント-アイテムボックスに10ポイント使用)、JPは30ポイントも溜まっている。

 先ずは職業の方から上げるか。
 『暗殺者』と『狩人』のレベルを6まで上げる。
 これで丁度30ポイントだ。
 それぞれLV6に上がったことで、付随してスキルのレベルも上がる。

 次にスキルポイントだが、その前に確認しておかなければいけない事がある。
 先程、アイテムボックスのレベルを上げた際に聞こえた天の声の内容だ。
 あの時、天の声はこう告げた。

≪アイテムボックスのLVが上限に達しました≫
≪条件を満たしました≫
≪追加機能を選択可能になりました≫

 そう告げていた。
 やっぱそれぞれのスキルはLV10が上限なのか。
 上限まで達すると、上位スキルかこういった追加機能が解放されるという事だろう。

 俺はアイテムボックスの項目をクリックする。
 すると、新たに『アイテムボックス追加機能』という欄が出てきた。

 『アイテムボックス追加項目』
・収納量上限拡張(最大5回可能)
・収納サイズ上限拡張(最大5回可能)
・同時収納可能数拡張(最大5回可能)
・同時取り出し可能数拡張(最大5回可能)
・効果範囲拡張(最大5回可能)
・保存機能追加


 一番下にある項目を見て、俺は笑みを深くする。
 やった。
 待ちに待った保存機能が手に入る。
 これがあれば、アイテムボックスに入れた食料も腐る事はなくなるだろう。
 食糧問題と言う、最大の懸念の一つが解消されるのだ。
 優先的にレベルを上げてよかった。

 それぞれをクリックしてみるが、一つの機能を追加するのに必要なスキルポイントはどれも3ポイントの様だ。
 拡張については、最大5回行えるらしい。
 とりあえずは保存機能だけでいいか。
 他の項目も気になるところだが、今すぐ上げるべき項目でもないし。
 3ポイント使用し、アイテムボックスに『保存機能』を追加する。

 これで残りは50ポイント。
 残りは今のスキルのレベル上げに使うか。
 初期スキルでめぼしいのは残ってないし。

 シャドウ・ウルフの時の様に、奇襲が通用しない場合も考えるなら、まず上げるのは肉体強化だな。これをLV9まで一気に上げる。
 更に、敏捷強化と索敵をLV7まで、剣術をLV4にあげる。
 のこりの3ポイントは温存しておこう。

「モモ、魔石食べるか?」

「わん!」

 ホームセンターで獲得した魔石はモモにすべて与える。
 これでステータスはこんな感じになった。



クドウ カズト
レベル10
HP :70/70
MP :10/10
力  :73
耐久 :69
敏捷 :217
器用 :185
魔力 :0
対魔力:0
SP :3
JP :0

職業 
暗殺者LV6
狩人LV6

固有スキル 
早熟

スキル
無音移動LV5、暗視LV3、急所突きLV3、気配遮断LV6、鑑定妨害LV3
索敵LV7、望遠LV3、敏捷強化LV7、器用強化LV4
観察LV4、聞き耳LV4、
肉体強化LV9、剣術LV4、ストレス耐性LV5、恐怖耐性LV5、毒耐性LV1、麻痺耐性LV2、ウイルス耐性LV1、熱耐性LV1、あおり耐性LV1、HP自動回復LV1、敵意感知LV4、危機感知LV5、潜伏LV2、逃走LV1、防衛本能LV1、アイテムボックスLV10

パーティーメンバー
モモ
柴犬 Lv8


 相変わらず敏捷と器用の上がり幅が凄い。
 前回の時からに比べれば、相当伸びているだろう。

 あと、何気にモモのレベルが上がっている。
 もうすぐLV10の大台に届きそうだ。
 初期職業やスキルの上限がLV10だったし、モモもLV10になれば、何か変化が起きるのだろうか?気になるところだ。

 だが、まあ……とりあえず今日はもう寝るとしよう。
 前回と同じようにバリケードを作り、俺とモモは眠りに就いた。

 こうして、二日目の夜は終わった。

 そして、夜が明ける。
 三日目の幕が上がる。
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