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今／上の空
「今」
いつも止まることなく
流れている時間のなか
「今」と言える時間は
どれほど不確かなものだろう
一秒前も先も「今」ではなく
不安定で不透明 複雑で不確実
だからこそ
すべてが一瞬で過ぎ去ってしまう
「今」という現実を
私は 大切にしていたい
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「上の空」
右から左、左から右。
ゆらゆらと漂っている
掴みきれない 不確かなもの
捕まえたくて 考える
そこは 自分 ひとりの世界
誰にも分からず
何ものにも止められず
いつまでも その空に浮かんでいる
