新たなる才覚
小清水 蘭。20歳。男の人。【失敗を帳消しにする】能力。
松田 潤子。27歳。女の人。三日月覇気市終了係のBOSS。【名前に共感する】能力。【人の名前を統治する】能力。
羽生 凛刃。17歳。女の人。【軌道を描く】能力。
俺は大学を中退した。もう就職先は決まったし、親にこれがバレなければどうでもいい。
(着信音)
小清水 蘭「はいこちら蘭です。」
松田 潤子「仕事だ。」
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三日月覇気市終了係はBOSSの潤子さんと俺みたいな部下達(今は俺だけ)で構成されている。
活動エリアは【三日月覇気市】。潤子さんの能力で下調べした犯罪者を部下が狙撃で殺す。俺を潤子さんがスカウトしたのも、【狙撃に向いてるから】らしい。いい感じの能力者を見つけたらその都度スカウトしていくんだそうだ。
ぱしゅ
今殺したのは指名手配犯。終了係が殺す犯罪者は指名手配犯から警察の世話にすらなってない、レベルの高い犯罪者まで色々。潤子さん、最近良さげな能力者を見つけたと、俺に話していた。正直楽しみである。
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羽生 凛刃「じゃあつまりあなたは私に犯罪者を代わりに殺して欲しいんだ?とんだ勘違い無能もいたものね。」
潤子「あなたには狙撃の才がある。それに報酬も弾むわよ?一人殺すごとに56万円。」
凛刃「金の問題じゃないわよ。私は正義になんて興味ない。剣道だけやってるのが私の幸せ。交渉術の【コ】の字もない交渉。クソみたいな勧誘に精出す暇あったら、犯罪者のクソカス一人殺していい気になってれば?」
潤子「名前を付けるとしたら、【軌道を描く】能力。」
凛刃「なんで私の……」
潤子「私は魔法少女だから。」
凛刃「キッッツ。」
潤子「それに、今ならかっこいい【同僚】も居るわよ?」
潤子「あなたって告白されたいタイプだもんね。居るんだけどな、あなた相手でも平気で告白しそうな男。」
凛刃「へー。でも私の疑いはまだ晴れてない。その男がつまらないなら、私は即刻辞めるから。」
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潤子「てっワケでぇ!!新しいメンバーの羽生 凛刃ちゃんでぇえす!!!!」
凛刃「よろ。」
蘭「えーーーーー。なんか意外です。まさか二人目が地雷系女子とは。」
凛刃「頭が高いな、お前。」
蘭「へ?」
潤子「ほら!思春期だから!蘭もどうせあったでしょ!」
蘭「まあ新鮮な感覚の反抗期で良いですけどね。」
蘭「そういえば、初仕事はもうやらせたんですか潤子さん。」
潤子「とっくに済ませてるさ。」
凛刃「潤子、あいつもどうせ能力者なんだろ?」
蘭(呼び捨て?)
潤子「ああ。彼の能力は、【失敗を帳消しにする】能力。スナイパーの一番の敵は、【些細な失敗】、mistakeだからね。」
蘭「凛刃さんの能力は?」
潤子「彼女は【軌道を描く】能力。スナイパーは【弾の軌道】と向き合うからね。適切だと判断した。」
潤子「ちなみに凛刃は君に好iiiiiiiiiiiiiiiiiii」
潤子の顔が引き攣っている
潤子「ははは!!!!まあそういうこった!!!!」
蘭「????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????」




