Episode.54 「いやこれマジで死ぬって…」
ユキと別れてから、暫く沈黙が流れた。
いやだって…
蓮花「…まさか、『熊殺し』と幼馴染みだったのねー…」
ラトナ「…おう。人間分からないな…」
銀氷吹雪。アイスダスト所属。別名、熊殺し。
入隊初日に先輩達と行った依頼の帰りに出てきた暴れ熊を一撃で吹っ飛ばした上に手懐けた、らしい。
ちなみに、どんな奴かは知らない。こればっかりはジャーナリとか夕陽とかに頼らないとなー…。
ラトナ「…で、どんすんだよ」
蓮花「うーん。…よし、こうなったら腹括って行くしかないだろー」
ラトナ「…そうだな。よし、行くか」
そう決めた時…。
後ろから声をかけられた。
「…あれ。君達は確か…ルルのところの人だったね」
蓮花「ん?」
「僕はフロウス・ブリザード。アイスダストリーダーさ」
フロウス・ブリザード。
確か快活な子なんだっけな…。
ん?アイスダストのリーダーって言ったよね…。
蓮花「あー、あの。突然で悪いんだけど…銀氷吹雪って人に…」
フロウス「…ああ、吹雪か。OK、たぶんルームAにいると思うから…ロビーで待ってて」
そう言うとまるで脱兎ように去って行った。
…彼とも良い勝負できそうだな…。
蓮花「…ラトナ」
ラトナ「ん?」
蓮花「…ロビーってどこ?」
ラトナ「…」
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しばらく待ってることかれこれ数分。
…熊殺しってぐらいだからゴツい巨人みたいな感じだろうな…。
フロウス「連れてきたよー」
蓮花「おー……おっ!?」
ラトナ「…誰だお前…」
旭「うわー、ビックリー」
フロウスの隣にいる『子』。多分、銀氷吹雪なんだろう…。
だとしても……。
「やぁ、初めまして。僕が銀氷吹雪さ。
…裏じゃ熊殺しなんて呼ばれてるから、大柄な子だと勘違いされちゃうんだ」
ニコニコと天然タラシっぽい美少年だった。
しかも私が苦手なタイプだコイツ。
いやそれより…
蓮花・ラトナ「「ギャップあり過ぎだろぉおおおおおッ!!!?」」




