65/108
Episode.52 ユキ
暫く色々と話していると、前を見てなかった不注意で誰かとぶつかった。
私は平気だったけど相手の方は転倒してしまったみたい。
蓮花「あー…ごめんごめん、怪我とかしてない?大丈夫?」
「ああ…はい…。すみません…。私、前見てなくて…」
…私と同じ理由かー。
おやおや?この白くてフワフワした季節外れの格好は…。
えっと、この近辺で年中こんな格好の雪国はと言えば…。
蓮花「えーっと、君、アイシアの子かな?」
「え、ええはい…。…あ、アナタは確か…月火蓮花さんでしたっけ…」
え?蓮花ちゃん有名人なの?
「私…。白花ユキっていいます…。その、月火さんと同じ日に転校してきたんです…」
蓮花「私と同じ日にね…。あ、月火さんじゃなくて蓮花でいいよ。私結構初対面でも馴れ馴れしいから君のことユキって呼ぶね」
ユキ「え、ええ…。あ、じゃあ…蓮花ちゃん。その…ごめんなさい…」
蓮花「んー、大丈夫だよ」
旭「蓮花ちゃん、妖怪相手でもピンピンしてたもんね」
ラトナ「…お前本当に人間?」
蓮花「うん人間。あえて言うなら代々続く陰陽師の次女ですが」
ユキ「…あの…」
蓮花「ん?」
ユキ「……その、今知り合ったばかりの人に頼んで良いのかわかりませんが…。
私、探し物をしてるんです」




