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FLARE GUARDIANS  作者: 睦月火蓮
PART.4
58/108

Episode.47 敵の撤退

ユウヒとヒカルがいる部屋について、中に入った。

そこには…──


「このっ…こん…のっ!クソが!調子乗ってんじゃねえぞ下等な人間風情がよ!」


夕陽「っ…」


ヒカル「くっ…」


倒れているユウヒとヒカル。

黒いマントを来た人が、容赦なくユウヒを蹴り続けている。


ヒカル「や、めろ…」


「ああっ!?テメェは黙ってろガキが!!」


暁美「──兄ちゃん!!」


ラトナ「夕陽!ヒカル!…そいつらから離れろ!!『紫竜猛攻』!」


ブレイズ「ラトナ!…ああもう!!『ダブルショットアクション』!」


「!…チッ」


二人の必殺技は避けられたけど、ユウヒとヒカルから距離をとれた。

ついでに、マントのフードもとれた。

…鋭い赤い眼、黒に銀が混ざった髪。


暁美「兄ちゃん!兄ちゃん!!」


夕陽「っ……あけ、み…?…何で、ここに…」


暁美「バカバカ!バカ兄ちゃん!!何で無理するんだよ!!」


ファイ「あのー怪我人だから一応安静にー…」


リュー「そんな激しく揺すらないであげてー…」


「(…チッ。俺様としたことが……、こんな人間ごときに…。)

 …今回の所はこれで許してあげるよ。じゃあね…愚かで馬鹿な人間達。

 バトラ、メード。撤退するよ」


「「畏まりました/了解…」」


そういうとあの人は消えた。

…追いかけたいけれど、それより、二人をエレメントに連れ──


暁美「…兄ちゃん?…兄ちゃん!?」


ネート「夕陽君!しっかりして!」


ルル「ユウヒ!?」


ファイ「…!…リュー!『空間転移』は使えるね!?」


リュー「!…分かった。フィル、協力して」


フィル「う、うん」


ファイ「ユウヒ君を俺に背負わせて」


暁美「わ、分かった」


ラトナ「ヒカル、立てるか?肩貸すぞ」


ブレイズ「背負った方が早い」


ヒカル「っ…悪い…」


リュー「影魔術『アンリミテッドムーブ』」


フィル「マジック『魔法強化』」

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