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第3話    構え

誰か、魔銃、描いてくれねぇかな・・・

自分じゃ上手く描けない・・・

次の日の朝。



「うへへぇ・・・リリアぁ・・・待ってよぅ・・・むにゃ」

「おい、起きろレオン。」

「・・・わはぁ、きょうそうだぁ・・・」

「朝だぞ、起きて修行をするって話だったろう?」


ゆさゆさと揺らしてみるが、レオンは一向に起きない。


「リリアぁ・・・れろれろ」

「お、おいっ!俺の指を舐めるんじゃない!起きろぉぉぉ!!!」


レオンをひょいっと放り投げる。

すると、「あうわー!」と、悲鳴を上げた。

・・・まったく、やっと起きたか。





「あうわー!!!・・・あっ、あれ?ご主人様は!?」


さっきまで遊んでたのに、居なくなっちゃった!


「おはよう、レオン。」

「あ・・・あぁ、バルクさんおはよう。」

「すまんな。何時まで経っても起きないから、手荒な方法で起こしてしまった。」

「ううん、大丈夫。ありがとう。」

「よし、まずは飯だ。」

「うんっ。」

「ほら見ろ、お前が寝ている間に捕ってきたんだ。」


バルクさんが、僕に獲物を見せてきた。

ブラックウルフだ。


「・・・って、いやあああああああああ!?」

「おうっ!?なんだなんだ!?」

「食べられるぅぅぅ!!!!」

「お、落ち着けっ!こいつ死んでるから!大丈夫だ!むしろ俺達が食べる側だ!」


僕はパニックになった。

あの時の感覚が蘇る。

あいつの牙で、僕の肉が・・・肉がぁぁぁ!うわあああああ!


「あぁぁ、分かった!向こうで調理してくるから、待ってろ!」

「わわわわわ」


体が小刻みに震える。わわわわわ。

どうも、ブラックウルフを見るたび、パニックになってしまう。


だって実際、そいつに殺された訳だし・・・わわわわわ。



「よし、焼けたぞ。レオン、食べよう。」


僕がわわわわわしている間に、バルクさんが肉を焼いてくれた。

肉を見た瞬間、よだれがだーっと出てきて、恐怖は吹き飛んでいった。


「食べよう!」

「お前、切り替え早いな。」


ガツガツと、お肉を食べる。久しぶりのお肉だっ!おいしいっ!

でも、ご主人様がくれた餌も美味しかったよな・・・

そう思うと、涙がだーっと流れてきた。


「そうか、泣くほど美味いか。」

「うぅっ・・・むしゃ。」

「自分で仕留めれば、いくらでも食べられるぞ?ブラックウルフ。」

「むぐぅっ!?」


ブラックウルフと戦う。怖い。

でも、ご主人様のところに行くには、あいつと戦わなければいけない。

犬の僕には無理だろう。でも、僕は今は人間だ。

神様から武器も貰ったし・・・って、そういえば武器は?


「ねぇねぇ、バルクさん。」

「なんだ?」

「僕が持ってた物はどこ?」

「あぁ、腕輪とか、よく分からんガラクタのことか?ちゃんと預かっているぞ。・・・これだろう?」


バルクさんが、僕の持ち物を持ってきてくれた。

うん、これだ。この、アンなんとか。


「これは何なんだ?アンベストーレ、と刻まれているようだが。」

「それね、魔銃っていうんだって。」

「武器なのか?どうやって使うんだ?」

「わかんない。」

「分からないのか・・・ちょっと貸してくれ。」


バルクさんは、かちゃかちゃと魔銃をいじりだした。


「ここか?これでもないのか。おっ、ここ動くぞ。」

「あ、なんかね、大気の魔力が何とかって言ってたような。」

「魔力?魔力を込めれば良いのか?」


バルクさんが、くいっと何かを引っ張ると


ガガガガッ!という音が響いた。

あ、壁に穴が・・・


「な、何だ!?今のは!?」

「わかんないよっ!」

「す、すごい威力だ・・・こんな物は見たことが無い・・・!」

「どうやったの?」

「いや、ここをグッてやったら・・・何か飛び出したんだ・・・」

「へぇ・・・」


これなら、ブラックウルフにだって勝てそうだ。

えぇと、こうやって持てば使いやすいかな?


「お、おい!こっちに向けるな!」

「あ、ごめん。」

「気をつけてくれ・・・」


敵以外に向けないように、気をつけよう。


「さて、腹もいっぱいになったし・・・修行を始めるか。」

「うん!」

「その前に」


と言って、バルクさんは、向こうの部屋から、3つの者を持ってきた。


「俺がお前に教えてやれるのは、この3つだ。」

「なにこれ?」

「知らないのか、これが剣。これが槍、これが弓だ。」

「・・・?」

「うーん・・・」


バルクさんが頭を抱えてしまった。


「これは剣だ。敵をズバッと切るものだ。」

「これは分かる!バルクさんが使ってた奴だ!」

「これは、槍だ。ブスッと刺すんだ。しかも遠くまで届く。」

「へぇ・・・」

「そして、これは弓だ。ブスッと刺さる。しかも槍より遠くまで届く。」

「すごい!」


「どれをやってみたい?」

「どうしよう・・・」

「あ、そうか、お前には魔銃があるのか・・・なら、弓は無理だな。片手がふさがるからな。槍も厳しいか・・・」

「え?じゃあ・・・」

「剣しかないな・・・」

「選べないんだ・・・」


弓も良いと思ったんだけどな。



その時、ふっと僕の意識が途切れた。




「ん?あれ、バルクさんは?」

「やぁ。」

「あ、神様だ。」


僕はまた、真っ白な場所に居た。

そこに、ぽぽんっと、魔銃とパーツ(?)が出てきた。


「これについてちょっと説明を忘れてたよ。」

「ねぇ、何でご主人様のところに送ってくれなかったの?」

「ん?何だって?」

「何でご主人様のところに」

「げほっごほっ・・・げほがはっ!!!何だって?」

「だから、何で、ごしゅ」

「ヒィックショイ!!!!」

「なん・・・」

「さて、この魔銃、アンベストーレのパーツの説明だ。」

「あ、うん。」

「こいつ馬鹿だな・・・ごほんっ!まあ、基本だけ説明するけど、これは、属性を追加するパーツ。これは、反動を抑えるもの。逆に、反動が大きくなるけど、威力が上がるもの。そして、ナイフを取り付けられるもの。」


「そ、そんないっぺんに言われても・・・」

「じゃあ試しにやってみるといい。」

「うん、分かった。」


「じゃあ、まずこれ。」


ぽんっと、ナイフが現れる。


「このパーツに、ナイフをガチャットはめる。そして、そのパーツを、この魔銃の横。外側に取り付ける・・・すると・・・」


「わぁっ!すごい!」


こうすれば魔銃と、ナイフを一緒に持てるのか・・・!


「そうだ。こうすれば、どっちも使えるんだよ!」

「やったぁ!」

「あとは、気になるパーツはある?」

「うーん・・・じゃあ、威力が上がるって奴。」

「これか・・・これは扱いが難しいよ?」

「大丈夫!・・・たぶん。」

「これはね、ここにガチャッとはめ込む。そして、ここのスイッチを入れてから、トリガーを引くと・・・」


ドゴンッとすごい音がした。


「このように、強いショットが打てるわけだ。スイッチを戻せば、普通のショットが出る。」


スイッチを切ると、ガガガッて音になった。不思議だなぁ・・・


「分かったかい?」

「うん!」

「まぁ、他のパーツは、試せば分かるよ。うん。じゃあ、もういいね?」

「あ、ねぇ、何でご主人様のところに・・・」

「いってらっしゃい・・・!」

「なんでえええええええええ!?」



「ふぅ・・・彼には、頑張ってもらわないとね。今までの奴等みたいな、ありがちな展開にはなって欲しくないな・・・。」




「レオン?」

「あ、え?あぁ、うん。」

「どうした?まだ眠いのか?」

「ううん、大丈夫。ねぇねぇ、すごいこと教えてもらっちゃったんだ!」

「ん?」

「これに、このナイフをガチャッとして、こうすると、ほら!」

「おぉっ!」

「魔銃と、ナイフ。どっちも使えるんだ!」

「・・・でも、右手で魔銃、左手にナイフのほうがいいんじゃ・・・」

「え?左手で、もう一本ナイフ持つんだよ?」

「欲張りすぎだろう!?」



ん、ナイフは、こう持つより、逆に持ったほうが力が入るな。

・・・あ、ほんとだ、重たいや。


「まぁ、鍛錬すれば、扱えるかもな。うん、面白い構えじゃないか。」

「僕、頑張るよ!」

「よし、行くぞ!とりあえず、その構えで、何度も素振りだ!」

「分かった!」



まずは、ブラックウルフに勝つ。その目標を達成するために頑張ろう!





私は、CQCが好きです。


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