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問題発生


戦闘の最前線では兵士たちが奮闘している中王都のオルティース家では


まだ慌ただしくしていた。


その中一つの部屋に姉妹二人の姿があった。


「あら、お姉さま。まだいらっしゃったのですか」


セシリアは心底嫌そうな顔をしてアナベラに


向けて言った。


縁談の話と家の跡継ぎの話が来てからしばらく時間がたったため


セシリアは姉が早く出ていかないか気が気ではなかった。


「相手方がまだ準備ができていないようです。」


「だから、まだこの家に残って家の


仕事を手伝いますよ。」


余裕を持った笑顔でセシリアに答えた。


しかし、アナベラはあまり余裕がなかった。


フリエム家からの連絡は答えていこう一切なく


この後の動きをどうしたらいいかわからずにいた。


オルティース家の当主であるアナベラの父も


不用意に動くことができずフリエム家からの連絡を


持つしか選択肢がなかった。


文句を言いたいところだがフリエム家に


ケンカを売ったら勝てるわけなく


おとなしく返事を待つしかない。


「そうでしたの。でもあまりわたくしの邪魔は


しないでくれると嬉しいですわ。」


「安心していいわ。あなたが安心して継げる


ようにサポートしてあげているだけだわ。」


セシリアがオルティース家の当主になるのは


もう決まってしまい変えることができない。


そのため少しでもオルティース家を守るために


工夫をしている。


それにフリエム家の何か狙いがあるのかと


国王陛下の今の状態を自分なりに少し調べている。


それでも今までの時間を返してほしいものだ。


ずっとこの家のことを考えて動いてきたのに。


そんなことを考えても何も変わらないと思いアナベラは


数日前からもう一度この家を継げるか努力しているが


それでもやはり先代の力は強くアナベラと父がしている抵抗も雀の涙程度でしかなかった。


(少し猶予ができたけどやはり変えることは


難しいわね。)


「話はもう終わり失礼するわ。」


アナベラは一方的に話を切り挙げて自室へと戻った。


その頃にアナベラの父は頭を悩ませていた。


「やはり、何かしらの影響を受けているな。」


最近会社の経営が悪くなっていた。


オルティース家は能師の力で生活はできていける


しかし、会社経営は国からの命令もあり


やめることはできずやっていくしかなかったのだ。


能師の力は時には会社経営において使えるものもいるので


それを生かすためにもどの家も会社経営をしているのだ。


それにしてもなぜこれだけの売り上げの減少が起きているのだ。


オルティース家は家具の製造と販売を行っている


会社の経営をしている。


この会社はこの国の中でも有名な会社であり


これまで経営困難に陥ったことはなかった。


そのため今回の件はこの会社起業以来初の


出来事であったのだ。


「私が当主の時になぜこんなことが起きるのか。」


「アナベラがこの家を出て行ってしまうタイミングで。」


しかし、会社の経営はおまけでやっているようなものなのでオルティース家が傾くようなことではない。


そのためあまり危険視はしていない。


それでも能師が経営している会社が潰れたらいけないため


経営状況がよくなるまで一生懸命取り組まなければいけない。


「それよりもセシリアがこの家を継ぐにあたって


どのようにこれからしていくのか考えなければ。」


父はそのことについても頭を悩ませるのだった。




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