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縁談話



「また来るのか。」


多くの国が戦争をやっている中の一つの前線基地


カレリア基地では周りは侵入防止用の壁や鎖があり


多くの兵士が戦いの準備や訓練を行っていた。


この周辺は森が多く敵国の兵士が攻めやすい場所


のため警備が厳重だった。


その基地の中の一つの部屋で大きな椅子に座り


手紙を読んでいる男性がいた。


彼はとても美しい顔をして染みの一つもなくまるで


一つの芸術作品のよう、とても真っ白な肌で


きらめいても見える漆黒の髪、宝石のような


赤い目をしていて体は細身ながらも筋肉質な体であったが


とても鋭い目つきで近づきにくい雰囲気がある。


彼の名はルーカス・フリエムと言い、


この地帯の指揮を任されており位は中佐。


とても厳しい戦場であり多くの指揮官が亡くなり、


厳しさでやめていった人もいた。


その中若くして中佐にになったルーカスがひとたび


このカレリア基地の前線に配属になると巧みに


策を使い連戦連勝を繰り返し多くの敵国の兵士を


葬り、自国だけでなく多くの国に名を広めた。


ルーカスの名が広まったのはその活躍だけでなく


彼自身の戦いが冷酷無慈悲であり戦場の悪魔として


言われるようになったためでもある。


しかし、そんな彼の美しい顔はとても冷ややかで不機嫌そうな顔になっていた。


それを同じ部屋で書類整理をしながら控えていた


男性が見ていた。彼の名はアレン・クレイナと言い位は大尉でありルーカスの側近として動いていた。


彼はルーカスには勝らずとも顔は整っており


灰色の髪と青い瞳をしてルーカスとは真逆に


とても親しみやすい性格をしていた。


そんなアレンは呆れたようにルーカスに助言した。


「あまり嫌がらない方が良いですよ。」


「どうせ縁談話でしょ」


大体ルーカスが親からの手紙で不機嫌になるのは縁談話である。


「一生決まらないですよ。相手」


「まあ僕もいないですけど」


アレンはどうせ縁談の話でしょ、と呆れながら付け加えた。


「それにしても、こんな前線の基地にも縁談の話を

持ってくるとは思いませんでしたね。」


アレンは送られてきた手紙をのぞき込んで少し驚いている。


ルーカスはそんなアレンの言っていることに


耳を傾けながら手紙を最後まで読み、


相手がどのような者なのかと父からの言葉があり


そこにはこれまでの縁談よりも真剣な様子が感じられた。その手紙は今まではもう少し適当な言葉で書か


れていたものが少し丁寧になっておりここまで頼み込むように書いてきたのは初めてだった。


そのためルーカスはしばらくの間話を聞いた時点で断っていたのをやめて


今回は一度考えておこうと思った。


(少し返事するのはおいておくとするか)




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