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佐伯悠馬の結婚事情(仮)  作者: 雪森蓮


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その155 「芝生の騒ぎ」

そろそろ話しが動く、、はず?

庭は騒ぎだった。


芝生のうえ、4人の子供たち。

全員走って、全員叫んでいる。


悠馬は言う。


「順番をまもって!」


ノアが笑いながら言う。


「無理だよ!!」


ルイスが言う。


「叔父さん!」


マックスが言う。


「大変だよ!」


タイラーが言う。


「転んだじゃないか!」


リリーが言う。


「平気でしょ!」


悠馬は聞く。


「誰が平気なのですか?」


四人同時に指す。


芝生の上にフットマン。

思いっきり倒れている。

思わずノアが吹き出す。


「何したんだ」


ルイスが言う。


「追いかけっこです」


マックスが言う。


「速すぎたんだよ」


タイラーが言う。


「だから避けただけ」


リリーが言う。


「そしたら転んじゃった」


悠馬は言う。


「順番でおねがいします」


ノアが肩を震わせる。


「だから無理だってばよ」


フットマンが起き上がる。


芝がついている。


ノアが言う。


「大丈夫か?」


フットマンは言う。


「はい伯爵様」


悠馬は言う。


「怪我はないですか?」


「ございません」


悠馬は頷く。


「それならよかったです」


子供たちはまた全員で走り出す。

ノアが笑う。


「元気だな」


悠馬は言う。


「元気すぎます」


ノアは庭を見る。


「夏だ」


悠馬は言う。


「理由になりません」


ルイスがまた叫ぶ。


「叔父さん!」


悠馬が振り向く。


「今度は何ですか?」


マックスが言う。


「作戦!!」


悠馬は聞く。


「何の作戦ですか?」


四人が同時に言う。


「捕まえる!!!」


ノアが笑う。


「誰を?」


ルイスが言う。


「叔父上!」


悠馬は少し黙る。

ノアは言う。


「逃げろ!」


悠馬は言う。


「仕事があります」


マックスが言う。


「でも参加だよ!」


タイラーが言う。


「必要だからね!」


リリーが言う。


「一番重要よ!」


ノアが言う。


「満場一致!!」


悠馬はため息をつく。


「はぁ、、それなら三分だけですよ?」


子供たちが歓声を上げる。


ノアが笑う。


「兄さん、優しいな」


悠馬は言う。


「違います」


芝生の上、追いかけっこ。


子供たち。ノア。


そして。


一応逃げる悠馬。


騒がしい、夏の庭だった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


少し離れた庭園。

凛とエレノア。


二人は芝生を見ている。


凛が言う。


「平和ね」


エレノアは言う。


「騒音ですが」


凛は笑う。


「夏はいつもこうよ」


芝生。

子供たち。

走る。

叫ぶ。

ノアが笑っている。

悠馬が捕まっている。


凛が言う。


「兄さん…」


エレノアが聞く。


「はい」


凛は言う。


「困ってるわ」


エレノアは言う。


「仕事で?」


凛は首を振る。


「違う」


芝生。

悠馬。

子供に囲まれている。


凛が言う。


「あなたよ」


エレノアは少し黙る。


風が吹く。

庭は騒がしい。

凛が言う。


「分かりやすいの」


エレノアは言う。


「何が?」


凛は言う。


「兄さん」


少し笑う。


「あなたを見てるわ」


エレノアは芝生を見る。


悠馬。子供。ノア。

騒ぎ。


凛が言う。


「兄さんは逃げない」


エレノアは言う。


「そうですね」


凛は言う。


「だから」


少し間。


「長いのよ」


エレノアは聞く。


「何がでしょうか」


凛は言う。


「恋」


芝生で歓声が上がる。

悠馬が捕まった。

子供たちが笑う。

ノアが笑う。


夏の庭は騒がしい。

凛が小さく言う。


「でも」


エレノアが見る。

凛は言う。


「悪くないとおもう」


芝生。

悠馬。

まだ逃げている。


夏の騒ぎはまだ終わらない。


ここまで読んでくださってありがとうございます!


『佐伯悠馬の結婚事情(仮)』始まりました。

結婚する気がない男の結婚事情(仮)です。

相変わらず周囲がうるさく、悠馬の胃が忙しいです。


更新はのんびりですが、完結まで書いていく予定なので

よかったらまた覗いてください。


感想・フォロー等とても励みになります!

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