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魔物に包囲された塔で半年間の籠城を命じられた狩人部隊、仲間たちは少しずつ壊れていき、救援隊が来た時には俺しか残っていなかった  作者: りつりん
第三章

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11話 恥辱にまみれ襲われる女性狩人

「くそ……また……」


 涙を流しながら彼女は呟いた。確実に全員が限界へと近づいている。

 そしてとある日、時刻は昼を過ぎた午後二時頃。


 イグナーツが仮眠から起床して顔を洗っていると、突如として塔の内部に仲間の女性――リュネットの悲鳴が木霊した。


「きゃああああああああああっ……!  や、やめてぇっ……!」


 彼女の引き裂かれたような悲鳴が塔全体に響き渡る。

 その悲鳴を聞いたイグナーツは、急いで濃藍の羽織を纏い、悲鳴が鳴り渡った場所へと向かう。

 彼が辿り着いたのは、精神を病んだユリウスが隔離されている部屋の前だった。


 その部屋の扉は半開き状態であり、中からは激しくベッドが軋む音、男性の獣じみた荒い息遣い、そして布地が引き裂かれる音と女性の濡れた泣き声が漏れ聞こえてくる。


「やめて……!  やめてください……っ、あぁんっ!」


 恐怖と意に反した艶っぽい喘ぎが混ざるリュネットの泣き声が聞こえた。

 そして、この場に続々と他の仲間たちも、彼女の悲鳴を聞いて部屋の前に集まり始める。


「隊長、何があったんだ……?」


 ヴェルナーが尋ねた。長めの金髪が揺れ、切れ長の蒼い瞳が不安に揺れる。


「分からない……。だが、中で何かよからぬことが行われている確率が高い……。全員、待機しろ……」


 仲間たちに待機を命じてから、イグナーツは意を決して扉を開け放ち、足を進めた。

 彼が滑り込むように部屋の中に入ると、背後で自然と扉が閉まり、完全に遮断された密室となる。


 そこでイグナーツの目に飛び込んできたのは、我が目を疑うような、あまりにも淫らで凄惨な光景だった。彼は思わず言葉を失い、呼吸すら忘れてその場に釘付けになる。

 すぐに助けに入るべき腕は、過激なエロティシズムの前に完全に麻痺していた。


 精神を病んだユリウスが、自分の食事を運んできてくれたリュネットをベッドに組み伏せ、文字通り獣のように暴行を加えていたのである。彼女のダークグレーと漆黒の高機動戦闘衣は、彼の狂暴な力により無残に、乱暴に引き裂かれ、床に散らばった。


 露わになったのは、黒を基調とした極薄素材のスポーツタイプの下着姿。

 しかし、その下着さえも無残に引き破られている。


 スポーツブラの片方のカップは完全に引きちぎられ、そこから過酷な籠城戦で少し痩せこけた、しかし依然として美しい曲線を描く片方の乳房が完全に剥き出しになって零れ落ちていた。


 そしてユリウスの手指に荒々しく捏ね回されたことで、リュネットのピンク色の乳首はこれ以上ないほど硬く、赤黒くそそり立っている。


「嫌ぁっ……!  お願い……っ、触らないで……あぁっ!」


 彼女は泣き叫び、涙で潤んだ細めの淡い銀青の瞳を歪めながら彼の胸を押し返そうとするが、男の怪力には抗えない。ユリウスは完全に正気を失っており、銀灰色の髪を振り乱し、伏せがちな蒼灰色の瞳を狂気と性欲に澱ませている。


 上半身裸の彼は、汗ばんだ強靭な肉体で彼女の白い肌筋を圧迫し、彼女の細い太腿を強引に割り開いていた。引き裂かれたスポーツショーツの隙間から、リュネットの無防備な下腹部が完全に露出している。


 水分を吸って肌に張り付いた儚げな薄い茂み。その薄毛の隙間から覗く桃色の秘部は、極限の恐怖と愛撫により既に激しく濡れそべり、ユリウスのものが擦り付けられるたびに、淫らに収縮して歓喜の汁を溢れさせていた。


 そしてベッドが狂ったように激しく軋む音が響き、室内には濃厚な性狂いの異様な空気が漂う。

 イグナーツは動けなかった。止めなければいけないという理性を、目の前で貪られるリュネットの、やつれていながらも強烈なエロティシズムを放つ肉体が破壊していく。


 引き裂かれた黒い極薄布地と、そこから溢れる白磁の肌、赤く昂った乳首、そして無理やり割り開かれた薄毛の秘部。そのすべてがイグナーツの脳を焼き、彼の思考能力を停止させていた。


「あ、あ、隊長……ッ!?  たす、助けて……っ!」


 ユリウスの激しいピストンにより身体を揺らされ、乳房を激しく揺らしながら、リュネットが扉の前に立つ彼に気づき、絶望と、どこか縋るような快楽に濁った瞳で視線を向ける。

 その瞬間、イグナーツは停止した思考回路を無理やり動かし、ようやく一歩を踏み出した。


「ユリウス……ッ!」


 自身の(たぎ)りを押し殺すように彼は叫び、ユリウスの後ろから腕を掴んで、肉体が結合し密着していたリュネットから力任せに引き離す。そのままイグナーツは右手で彼の首を掴むと、壁際へと渾身の力で投げ飛ばした。


「ぐあっ……!」


 部屋の壁に背中を強く打ちつけて鈍い声を発すると、その場にユリウスは痛がりながら倒れ込む。

 銀灰色の髪が乱れ、伏せがちな蒼灰色の瞳が狂気に揺れた。


「リュネット! 大丈夫か! どこか怪我は……!」


 リュネットへと視線を向けると、イグナーツは即座にベッドのシーツを使い、彼女の裸体を隠して、肉体の安否を問う。その声は心配に満ちており、切れ長の黒目がちな瞳が心配の色を浮かべる。


 だが、ベッドには赤い染みがあり、イグナーツは色々と察する。

 リュネットは性的に襲われた事で錯乱状態であり、会話が不可能で意味不明な発言を繰り返していた。


「いや……いや……やめて……やめて……」


 彼女は泣き叫びながら、意味不明な言葉を繰り返す。漆黒に近い深藍色の髪が乱れ、細めの淡い銀青の瞳が恐怖と絶望に揺れる。細腰が震え、全身が恐怖に包まれていた。


 それを見て、イグナーツは彼女と落ち着いて会話するには、ある程度の時間が必要だとして、一先ずの会話は諦める。


「リュネット……大丈夫だ……もう安全だ……」


 彼は優しく声をかけたが、リュネットは反応しない。そしてイグナーツが彼女から意識を外した瞬間に、壁に投げ飛ばされて倒れていたユリウスが起き上がる。

 彼は奇声を発しながら近くに置かれていた武器――レイピアを手に取り、戦う意思を見せた。


「ああああああああああああっ……!」


 ユリウスの奇声が室内に響き渡る。銀灰色の髪が乱れ、伏せがちな蒼灰色の瞳が狂気に揺れた。

 目の焦点は合っておらず、完全に正気を失っている。


「ユリウス……落ち着け……! 武器を降ろせ……!」


 冷静になるように、イグナーツは慎重に話し掛けた。だが、ユリウスは完全に頭がおかしくなっているようで、奇声を上げながら目の焦点すらも合わない状態。


「ああああああああああああっ……! 殺す! 殺す! 全部殺す!」


 彼の声は狂気に満ちている。


「ユリウス……武器を降ろせ! お前は仲間だ! 俺たちは敵じゃない!」


 尚も物事を穏便に済ませたい事から、イグナーツは武器を降ろすように説得を続けた。

 だが、ついに精神を病んだユリウスは、レイピアを構えて、一直線に彼の元へと突撃する。


 彼の動きは確実に殺しに来ており、この部屋には性的に襲われて動けないリュネットもいる事から、イグナーツは覚悟を決めた。今から外に待機している仲間を呼んでも間に合わないのは明白であり、イグナーツしか対処できない現状。


 彼は目の前のユリウスを仲間としてではなく、仲間の生命を脅かす存在、敵対勢力として認識することで割り切る。


「すまない……ユリウス……。だが、お前を止めなければならない……」


 即座にイグナーツは大剣を構えた。切れ長の黒目がちな瞳が決意に燃え、濃藍の羽織が揺れる。


「死ねええええええええええっ……!」


 ユリウスの叫び声が部屋に響く。レイピアを振るい彼は、イグナーツの喉を狙う。

 彼は大剣でレイピアを受け止め、弾き飛ばした。刃と刃が激突し、火花が散る。

 そのまま彼は大剣を振るい、ユリウスの胸を狙う。だが、彼は咄嗟に身を引き、刃を避けた。


 刃がユリウスの胸を掠め、黒を基調としたロングジャケットが裂ける。再びレイピアを振るい彼は、イグナーツの左腕を狙った。咄嗟に彼は腕を引いたが、刃が左腕を掠める。皮膚が裂け、血が滲む。

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