芋虫と卵男、死んだウサギ
最強と噂されていたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
職業、魔法、魔物、勇者、ダンジョン有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人がドタバタ暮らします!
「やっと戻す薬ができたぜ!」奏音が発した言葉にピクリと反応したのは、
未だに3M近い身長のまど。
そう、2日前にケサランパサランのせいで巨大化してしまった
まどは、遙と奏音が作る「小さくなる薬」の完成を待っていた。
2人がまどに渡した薬は、何故か青いキノコ型だった。
曰く、「不思議の国のアリス」を意識しているらしい。
ちなみに2人は「食べると大きくなるクッキー」も開発していて、
それには食べれるインクで「私を食べて」と書いてある。
これも不思議の国のアリスとかけているらしい。
ここで、ウサギがやってくれば…
と思って居たらパサっと空から本が落ちてきた。
その本を開くと、私たちの身体は光に包まれた。
本の世界は、丸っきり不思議の国のアリスの世界だった。
私たちは森に立っていて、目の前にきのこに座った大きな
芋虫が煙管でタバコを吸っていた。
「お前さんは誰…ごふぁへぶえっ!」
皆まで言わせず、まどが芋虫を吹き飛ばした。
「ちょっ、ワシの数少ないセリフが…」
「森は禁煙よ、このハゲ芋虫!」
確かに周りにいる動物たちは、煙たそうにしていた。
そして金時計を持ったウサギが、森の橋へと急ぐのが見えた。
ここでウサギが、通行人から財布をすっているのが見えた。
ひょんとウサギのそばまで瞬間移動するが、驚いたウサギは
走って逃げてしまう。
やがて橋に差し掛かり、ウサギはそれを渡ろうとしていたが、
遙と奏音が鬼畜の所業をやってのけた。
なんと、ウサギが乗っている橋をナイフで切り落としたのだ。
「やりすぎじゃ…」「童話だから」「そういうもんじゃないし…」
「逆に教育に悪いんじゃ…」
反論の嵐が巻き起こったが、二人は無視した。
ひょんとまた瞬間移動すると、今度は
卵男が出てきた。
「ねえねえ、セイウチおじさんとカキの話聞きたい?」
と数分間しつこく付きまとってくるので、
堪り兼ねたアモンが衝撃波で卵男を割った。
「うん、もう童話のストーリー崩壊してるね」
潰れた黄身と白身になった卵男が、情け無い声を上げている。
そして森を抜けると、そこには広大な土地の中心に’佇む、
悪趣味な血色と白色の城があった。
デイ:ブックマーク100件、ありがとうございます!
作者:私も最底辺作家を脱出!
秘書:次は妖怪の作品を書くそうなので、お楽しみに




