説教
最強と噂されていたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
職業、魔法、魔物、勇者、ダンジョン有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人がドタバタ暮らします!
「おいおい、誰だね5災獣の一体を呼ぶなんていった輩は」開口一番眉をひそめた遙が言った。
「ごめんなさい…」と項垂れるティポン。
「仕方ないでしょう、戦争に勝つためだったんだから」助け舟を出したのはまどだった。
あーだこーだ と騒いでいるうちに、部屋の隅の影から手が伸びてきた。
その青白い手にはメモがしっかりと握られていた。
「シャドー、ご苦労さん」奏音がメモを受け取った。
報告
狂魚様が参りました
お出迎えの準備を至急お願い申し上げます
尚、セスがパニックを起こしているので「催眠」を強めてくださると嬉しいです
沈黙。神々の災厄である5災獣に会いたい生物など誰もいない。
その時、「よお、しばらくだったな!」と姿を現したのは、デイ。
これ幸いとばかりに全員が動物に化けて逃げ去る。
残されたデイの手には、シャドーからのメモが。
「おい、みんなどうしたんだ?」と言いつつメモを見る。
メモを見るデイの顔がどんどん蒼白になって行く。
「野郎、出迎えが嫌で逃げやがったな!」「あんたもオシリスが来た時逃げたでしょうが」
とまどの容赦ない反撃の声が虚空に木霊する。
「畜生、どこに隠れたんだ」デイには無論教えないが、正解はアクティの広場の中央にある大木の枝でした。
私は犬、まどは鹿、遙は狸、奏音は虎に化けて枝にとまっている。
しかし奏音の化けた虎のせいで枝が折れそうなので、別のものに化けろと迫ると
渋々ながら奏音は虎猫に化けた。
ところで枝からは、向き合って立っているデイの姿が良く見える。
未だに顔面蒼白なデイが必死に狂魚に応答しているのも良く見える。
今日は狂魚は子供の姿なので、アクティの建物が全て押し潰れる心配はない。
「だ、ダンジョン主代理のディオニュソスです…」
「よろしくな!ところでティポンが言ってたラーメン屋ってどこ?」
緊張のあまり昏倒寸前のデイはやっとの事で答えた。
「ミスター・ロックドッグのラーメン屋が1番美味いかと」
そしてデイと狂魚は転移した。それを追うようにして慌てて私たちもロックドッグへと急いだ。
「いらっしゃ〜い」と笑顔で出迎えたのは、店主のロックドッグ。
ロックドッグは石像の犬で、口から光を収縮した光線を出す危険モンスターだ。
しかしフェスタスに出かけた時ラーメンにハマり、今では一介のラーメン屋だ。
早速 狂魚が塩ラーメンを頼み、速攻で出て来た丼を口に近づけて美味そうに啜り始めた。
それをニコニコと見ながらデイは店の前まで出た。
そしてカッと目を見開き、「そこかああああああああああああああ!!」と絶叫して
葡萄の房を私たちのいる方角に投げて来た。
クソ、バレたか!開き直って全員が人間の姿を現し、臨戦態勢に。
ありえないほどのスピードで飛んで来た葡萄の房は、奏音を狙っていた。
奏音が背後に飛び退くと、今まで奏音のいたところに投げナイフが数本突き刺さっていた。
怒り心頭の奏音が剣で反撃。
するとあら不思議。アクティは一瞬で抗争地帯に様変わり。
基本は平和主義者の遙とまどが大急ぎで修復結界を張り、流れ弾が周囲に当たらないようにした。
そんなことをやっているうちにも奏音とデイの目まぐるしい攻防戦は続いている。
遂に我慢の限界を迎えたまどが、遙とシャドーと結託。
まどは棍棒でデイの頭を思い切り叩き、遙とシャドーは奏音を羽交い締めにしている。
そして数分後アクティの広場の中心では、騒ぎを聞きつけた狂魚に叱られるデイと奏音の姿があった。
デイ:ふええ〜
秘書:情けない声を出して…




