前へ目次 次へ 2/102 第2話 朝の習慣 「行ってきます。」 1年生の息子はそう言うと 私に近寄り手を握る。 別れを惜しむようだ。 今まで握手をしてなかった娘も 一緒になって手を握る。 小さくてあたたかい手。 あとどれくらい手を 握ってくれるのだろうか。 それを考えただけで涙をこらえて 笑顔で見送る。 「行ってらっしゃい。」 「「はーい。」」 ※ 姉弟が徒歩で一緒に通い始めた瞬間の出来事です。 成長したなとしみじみ思う作者でした。 ちなみに姉も同じ動作をするようになりました。