本当の先生
緊張する。心臓が破裂しそうだ。
ふと、俺の前にいる先生が止まった。
おっ、ここか!えーっと1年4組か、、、
しかし、先生はまた歩き出す。違うのかよ!
少し歩いてからまた先生は止まる。
そして、こっちを振り返って俺と目が会うと目をそらす。むかつくッ!いや。ちょっと待った。わかったぞ!この人は俺のことが好きなんだ!そうだ。絶対そうだ。この人は先生だがすごく若い。おそらく、職員室では飢えたハゲ頭や臭いおっさんがこの人を見てはウハウハと息を荒くしてズボンがパンパンになるくらいエロすな視線を向けている、くらいにもこの人は若くそして、美人だ!
その先生はさっきからこの俺を見ては何か言いたげにしているではないか!
先生ってば早いって。
仕方ない。
俺がこの人に勇気を与えよう。
少し待っても先生はまだ何か言いたいような顔をしてはいるものの何も入ってこない。
はぁ。先生ったら。ここは俺が一肌脱ぐか。
「先生」
やたら大人っぽく言う
「は、はいっ!何かな?」
「そういえばまだ、先生の名前、聞いてなかったなって、ね!」
手で髪の毛をさらっとふる。
「あっ、名前!?そ、そうだね、まだ言ってなかったね。」
ふーっと息を吸ってから、
「佐藤ゆめ です。よろしくね。」
笑顔で答えてくれた。
そして更にアタック!
「ゆめ、何か言いたいことがあるんじゃないか?んっ?言ってみ?」
先生にもかかわらず呼び捨てをする。
先生もビックリした様子だ。
「じゃあ言ってもいい?」
キタコレ〜!!wwwwww
「強く生きるのよ。」
先生が満面の笑みで訳のわからんことをほざく。
え。今なんて?ちょっ。どゆこと。意味わかんねーよ!違ったの?惚れてたんじゃなかったの?俺に。
「は、はい、頑張ります。」
とりあえず苦笑でごまかす。すると、
「ッチ。時間かけんなよ。」
恐ろしい口調になったかと思うと先生から笑顔が消えた。はい、おワタ!!!
「待ってろ」
「ハイ」
先生が1年3組の教室に入った。
やばい、帰りたいよ




